ファッションバイヤーの方が転職時に書いた実際の履歴書をもとに、注意点を解説していきます。
大手アパレル会社のファッションバイヤーから、ネット通販会社のファッションバイヤーへの転職を希望する30歳Aさん。(女性)
アパレル会社のファッションバイヤーから、ネット通販会社のファッションバイヤーへの転職を希望する事例です。
①免許・資格
免許:特になし
資格:ファッションビジネス検定3級 平成16年 取得
ファッションビジネス検定2級の資格を取るため、勉強中
- 何のために勉強しているのか、資格を取って仕事にどう活かすのかなども記載しておきたいところです。
②特技・趣味・得意科目など
実際の文章
「趣味は人間観察です。休日は繁華街に出て、道行く人のファッションや髪型・メイクなどをチェックしています。人間観察をする事で、市場でのトレンドがつかめたり、売り場に足りない商品などが分かったりもします。」
バイヤーは常にトレンドをつかむ事を意識することが大切です。ファッショントレンドの流れの変化はとても早いです。雑誌やテレビなどマスメディアでの話題一つで、変化することもあります。普通に生活する上で、様々な情報にアンテナをはっている様な内容にする事で、ファッションセンスが高いというアピールに繋がります。
③志望動機
実際の文章
「近年、ファッションのトレンドはファストファッション化してきています。トレンドの物をいかに安く買うかという購買意欲に消費者が変化してきています。また、アパレル業界のネット通販業態でのシェアが軒並み伸びてきている今日、スキルアップも含め新たな業態でバイヤー職をしてみたく、貴社を志望しました。これまでのバイヤー経験を活かし、貴社で貢献していきたいと思っております。」
これまでの経験や身につけたスキルと、応募企業で「やりたいこと」を絡めた内容にして、入社後すぐに活躍できる人材である事をアピールします。「御社の業態内容に興味をもちました。」「今までの経験を活かせる場だと思います。」といった漠然とした内容では採用担当者に意欲は伝わりません。応募企業で何を実現したいのか具体的に書くことが重要です。
④本人希望記入欄
実際の文章
「特になし。」
基本的にこの欄は「特になし」でも大丈夫です。ただし、給与の内容や残業の有無・業務内容についてなどは、必ず面接の際に質疑応答をして、自分の思いとの相違が無いようにしましょう。
本記事は2015/08/19の情報で、内容はファッションバイヤーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。