テーマパークや商業施設の保育士の求人は増えつつある
テーマパークや商業施設の保育士求人が増えてきています。商業施設やテーマパークで子どもと一緒に遊ぶのはもちろんですが、子どもを預けて一人の時間や夫婦の時間をたまには満喫したいと考える母親・父親のニーズに応え、この仕事が生まれました。
テーマパーク・商業施設の保育士の仕事内容と求人の見つけ方
- 仕事内容
テーマパーク・商業施設に併設されているのは、基本的には託児所が多いです。つまり、保育園のように保育に欠ける子どもを預かり、保育を施すのではなく、子ども達を預かって安全に保護者が帰ってくるまで見守るのが主な仕事です。その為、通常の保育園のようにピアノを弾いたり設定保育を準備する必要がなく、その日その日で預かる子ども達も変わるので特別な指導や保育は必要ありません。
- 求人の見つけ方
テーマパーク・商業施設の保育士の見つけ方は、自分のお目当ての施設などをネットで検索しHPを確認すると見つける事が出来ます。就職支援施設にも求人は出ていますし、実際に現地に行くと張り紙もされています。しかし、条件はよく確認して、正社員登用有や福利厚生が付く所を慎重に選びましょう。
保育士の資格を持っていない人も採用される場合があるので、保育士資格を持っていれば採用されやすいです。また、保育士経験があればその職場でも重宝されますし、仕事も保育園のように毎日地道に信頼関係を築き、常に子どもの保育を考え、雑務を同時にこなさなければいけない慌ただしさはないので、働きやすいです。ブランクを取り戻したい人のワンクッションにも使える職場です。
- 保育園ではなく託児所の場合が多く、子ども達を安全に預かって見守るのが主な仕事となる。保育士資格が必須ではない場合もあり、ブランク明けでも働きやすい。
テーマパーク・商業施設の保育士のメリットとデメリット
- メリット
テーマパークや商業施設で働く保育士のメリットは、自由な事です。基本的に髪型や髪色にもそこまで厳しい規定はなく、ピアスや指輪などの装飾品も子どもに怪我をさせない範囲で許可されています。また、テーマパークや商業施設内に設置されているので交通の便も良いです。
毎日子どもが変わるので、苦手だと感じる子どもと時間をかけて信頼関係を構築する必要がありませんし、持ち帰りの仕事もありません。毎日設定保育を考える必要もなく、ピアノを弾く機会もありません。行事もないので準備の必要はなく、残業もなく帰る事が出来ます。
- デメリット
対してデメリットは、勤務時間がかなり不規則になる事です。商業施設は顧客獲得の為に早朝から運営している所が増えています。それに合わせて保育所も開園するので、早朝から勤務の日もあれば商業施設の閉店まで勤める日など勤務時間がかなり不規則になります。また、テーマパーク・商業施設の保育士は正社員枠が少なく、勤続したからといって必ず正社員になれるわけではありませんので、安定性には欠けます。
他にも困るのが転勤です。最近では大型商業施設が各都道府県で運営され、その中での転勤も行われています。ほとんどの場合、欠員が出たなどの理由で転勤先が決まるので、自分で転勤先を選ぶ事は出来ません。
- 服装や髪型は基本的に自由で、子どもと濃密な信頼関係を築く必要がなく、残業もない。一方で不規則な勤務時間や安定性に欠けるといったデメリットも。
本記事は2017/01/24の情報で、内容は保育士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。