極端に高収入の求人は望めないのが現状
百貨店業界自体が下火傾向の中で、いわゆる高収入の求人は望めないのが現状です。求人の時点で、少しでも高収入なものを探すなら下記の方法があります。
- 大型百貨店を中心に、業績が安定していい所を中心に探す
- 特殊な資格が必要等、専門性のある求人を探す(百貨店でも特殊求人が出る場合があります)
- 転勤範囲や、異動などの環境変化が大きい条件の求人を探す
ただ、百貨店業界は、新卒初任給がほぼ一緒等、基本給与は足並みが揃っていることが多いです。そのような中で、高収入な求人案件はより人も殺到し倍率は高くなることが見込まれます。これらの求人に挑戦することもいいことですし大切ですが、入ってからの仕事の仕方を変えた方が近道の場合もあります。
例えば、以下の方法は、自分の動き方次第で高収入を作り出せる条件です。
- 忙しいといわれる部署に配属を希望する
- 遅番シフトの勤務が多い部署を希望するか、そういったシフト希望を出す(遅番勤務だと時給換算がUPする企業がある)
- 転勤を受け入れる、志願する
- 役職に就く
- 特別補助の出る資格を取る(調理師等)
(※)高収入という意味では、百貨店は歩合制が無いので、収入を上げる方法は労働量を増やすか、役職についたり転勤をするなど自分の立場を変える事です。
人や場合によりますが、「百貨店で年収勝ち組」に昇り詰めるのはかなり難しいです。そもそも生涯獲得年収がそれほど高い業界ではない上に、上記に挙げた様な方法しか所得を挙げる方法が無い事です。
また、役員になるまでの道のりは長い場合が多く、稼げるようになるまでに時間もかかります。年功序列を廃止し、能力で評価を付けるべきという風潮も、百貨店業界に流れてきていますが、依然として古い体質の企業も多数存在しています。なので、役員の地位に辿り着くまでに、与えられる月収は年代別平均年収のより下回っており、且つ役員のポストは限りなく少ないのです。百貨店業界では収入面を取るとマイナスな点の方が探しやすいのが現状です。
ただ、百貨店業界では高収入な条件の求人を探すのは難しいという反面、福利厚生が良かったり、女性も活躍しやすいなどのメリットもあります。色々なアイテムを転職せずとも扱う機会もあります。あなたが、人生において、仕事において、何を得たいのか、譲れないものは何かをしっかり考え、その希望と百貨店業界がマッチするなら百貨店は素晴らしい職場でしょう。収入面では期待値の少ない百貨店業界だからこそ、今一度百貨店業界を見つめる中で、自分の人生で優先したい事を見極めてください。