旅行代理店の履歴書でのアピール方法
履歴書を作成するにあたって、一番悩むのは志望理由の箇所ではないでしょうか。就職活動のマニュアル本等では、「その仕事に就きたい志望理由と自己PRを繋げること」などとよく書かれています。志望理由を中心に、面接官の目を惹く旅行代理店への転職者の履歴書のポイントをご紹介します。
- 志望理由
旅行代理店へ転職する時の志望理由は、以下の三段階のステップが必要です。
- ①人の役に立ちたい
- ②その中でなぜ「旅行」なのか
- ③更に、なぜその「企業」なのか
しかし、履歴書の志望理由の欄や職務経歴書に、あまり多くの情報を詰め込むことはお勧めしません。面接官の目に留まるキーワードをちりばめるに留め、詳細は面接で伝えましょう。話の流れに真実味が生まれるように、実体験を裏付けとして三段階のステップで説明をしていきましょう。
- 資格
旅行代理店の資格と言えば、唯一の国家資格である「旅行業務取扱管理者」です。合格率は約2割と高いハードルですので、旅行業界への高い意欲は伝わる筈です。
その他には、英語や中国語をはじめとする語学系の資格もおすすめです。しかし、旅行代理店の志望者は、英語のレベルが高いと言われますので「平均より少し上」のものではインパクトは残りません。また「旅行地理検定」等は、雑学の知識が重要な旅行代理店での業務において意外と役立ちます。
履歴書の志望動機の例文
以下に、志望理由の一例を2つご紹介しますのでご参考ください。
- 大学生の間、アルバイトでお金を貯めては海外へバックパックを背負って旅行に出かけていました。私にとって、旅行は、まるで夢の世界でした。憧れていた風景や文化をすぐ目の前にできる、そのような体験を多くの人々にも味わっていただきたいと思い、旅行代理店を志望しました。御社では、自身で受注をした旅行は添乗までお世話ができると伺いました。出発前からお客様に夢の世界を思い描いていただき、現地で実現のお手伝いができることは、私自身の喜びであるとも思い、志望致しました。
- 数年前に、友人たちとグループ旅行をすることになり、御社の●●支店を訪問いたしました。当初、△△温泉を考えていましたが、予算内に収まらないことが分かり、担当の方が、お勧めしてくださったのが隣の県の□□温泉です。外湯めぐりができないというデメリットはありましたが、その分旅館内の設備が充実していて、結果、ゆっくりとリラックスした旅行をすることができました。一般的に、旅行は頻繁に行けるものではありません。それぞれのお客様のご要望を聞いたうえで、よりマッチする提案をすることで、楽しいひと時を提供できる仕事だと思い、志望いたしました。