歯科助手のやりがい
歯科助手はドクターのサポート、病院内のサポート、患者様のサポートのすべてに関わります。
- ドクターのサポート
ドクターのサポートの場合、ドクターが複数いる医院では、治療の早さも、治療に必要とする材料も、全員が同じというわけにはいきません。どのドクターに対しても完璧なサポートができると業務内容に満足感が生まれますし、ドクターからの信頼も増します。
- 院内のサポート
院内のサポートとしては、診療の準備や器具の消毒、清掃も含めて、患者様を心地良く迎えられる体制を整えなくてはなりません。院内スタッフ全員が気持ち良く働ける環境づくりとその手助けも、非常に大切な業務です。それは結果的に患者様にも安心して利用してもらえることにつながります。
- 患者様のサポート
多くのやりがいは患者様のサポート役になることにあります。どこにやりがいを見出すかは個人の得意分野によるところもありますが、最終的にはすべて患者様にたどり着きます。
患者様をお迎えする際、患者様は様々なことを訴えてきます。不満などがあればまず最初にスタッフに伝えてきます。どのような不満であっても患者様の立場に立って丁寧に対応することが求められます。親身になって患者様と接することで信頼関係も生まれてきます。
歯科助手のやりがいは、患者様から笑顔で「ありがとう」と言ってもらえるようなサポートを提供できることです。たとえどんな小さなことでも、患者様から「ありがとう」と言われるのはとても嬉しいものです。
- 様々なサポートを行うなかで、患者様から感謝の言葉をもらえるようなサポートを提供できるのが最大のやりがい。
歯科助手の楽しさ
- 仕事で学んだ専門知識が役に立つ
歯科助手の仕事が楽しいと感じるのは、たくさん学んだことが活かせる時です。歯科では、歯の磨き方から治療まで、これまで知らなかった専門的で細かなことをたくさん学びます。歯の磨き方一つとっても、知っているのとそうでないのとでは大きな違いがあり、正しい歯の磨き方を知らなければ歯周病予防もできません。虫歯治療にしても、痛みがないと関心度合いが低くなりがちですが、放っておくと最悪抜歯になることもあります。痛みがないからといって放置することの怖さも学べます。
- 歯の大切さを知り、患者様に伝える
年配の患者様は「歯を大切にしておけばご飯を美味しく食べることができたのに」と話すことがよくあります。入れ歯になると食事の時に痛くてうまくかめず、入れ歯のかみ合わせの調整が必要になる場合があります。また新しくした入れ歯のせいでかめないと訴えられることもしばしばあります。
入れ歯もすぐに馴染むわけではありませんので、かみ合わせの調整や、内側のこすれる部分の調整、支えている金属のバネの調整など色々複雑です。最終的にはかんで食事ができることが一番大事なので、そのことを患者様に上手に伝えて、さらに患者様にも努力していただく必要があります。
このように多くの専門知識を学び、たくさんの患者様に伝えることができた時、患者様のサポートができた時に、歯科助手として働く楽しさを感じるものです。家族や友人にも伝えられるようになると、患者様にもより上手に伝えられるようになっています。歯の大切さを知ってもらえる職場で働くのはとても楽しいことです。
- 専門知識が日々の生活に役立った時、患者様に分かりやすく伝えてサポートができた時に、歯科助手の仕事の楽しさを感じる。
本記事は2015/08/12の情報で、内容は歯科助手としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。