幼稚園常勤から朝と夕方のパート保育士へ(41歳 東京都在住)
女性(40代)
幼稚園の先生として働いていたのですが、結婚をして子どももいるためにそちらの行事も重なることが多く仕事に限界を感じていました。でも先生という職業からすぐに離れることもできませんでした。そこで正社員をあきらめてパートタイムで働くことにしました。長年働いた幼稚園を辞めることには、抵抗がありましたが私生活を考えるとやむを得ませんでした。
転職を決意し探し始めると、自宅の近くにあった保育園のパート募集があることをしりました。求人情報誌にもインターネットでも沢山紹介されていました。それも朝と夕方のみのパートの募集がありましたので応募しました。そして働くことになりました。朝7:30~10:00、夕17:30~19:00の4時間勤務です。当然ですが正社員から4時間パートになったので収入は減りましたが、担任でもないので書類もなく主に掃除がメインなため、負担はその分とても軽くなりました。
この勤務ですと、生活に支障がなく仕事も続けられそうです。我が子との時間もゆっくりととることが出来ていますし、家事もしています。休みづらいかとも思いましたが、そんなこともなくサポートをしてくれている感じで心強い保育園です。
ブランク明けで保育園へ復職(42歳 神奈川県在住)
女性(40代)
無認可の知育型保育園で保育士として過ごしていましたが、32を過ぎたころ結婚して引っ越しをしました。その地域になれることや子育てなどもあってしばらくは保育士をする気はありませんでしたが、子どもが小学校に入学したことをきっかけに、また保育士になることを決意しました。
近くに保育園があり、求人情報を確認しようと連絡したところ「とりあえずおいで」と言われて行ってみると、即採用されました。今まで、短大を卒業して結婚するまでずっと保育士として働いていた経験が、よかったのだと思います。しかも小学生の子どもがいることを考慮して、固定の時間で働かせていただくことができました。子どものことで保育を抜けたりお休みをすることも、歓迎してくれました。その理由はその保育園が子どもを持っている保育士が沢山働いていたからです。その保育園に就職し、まずはクラスの補助の状態で入りましたが、そこで少し壁に直面しました。それが保育方法です。長年私は、育児担当制の保育をしてきました。しかし、ここの保育園は集団保育の典型的なところでした。逆に初めての保育でそのシステムを覚えるのにとても苦労しました。長年培ってきた保育が逆転する形でしたので、頭を切り替えながら馴染まないといけないことに苦労しました。
その後、なんとかその保育園にもなじむことが出来、今では20代のころの元気いっぱいの保育とはまた違う、ゆっくりした保育が出来ています。都会から田舎に引越したため、地域的にものんびりと、しかものびのびしています。
「育児担当制」を取り入れる保育園へ転職(44歳 東京都在住)
女性(40代)
保育園で長年働いてきました。そこでは集団保育をしていました。保育のやり方としては昔からあるもので、その保育に何の疑問もなく保育士をしていました。子どもたちもそれなりに成長が見られ、他の保育の方法を考えたりすることもありませんでした。しかし最近、保育の研修に行くと違う保育の方法をしている保育園をよく耳にするようになりました。それは「育児担当制」です。私がしていた保育も子どもの事を思い充分に大切にしてきたつもりでしたが、この保育方法をきいてわたしの中での常識が全くかわりました。そのことを保育園に伝えようと努力したのですが、その保育園の保育方針を変えることはできずにいました。違う保育方針の方に魅力を感じ、さらに勉強したくなり独学で学んでいました。だんだんとそちらの魅力にはまり、その保育をしてみたいと感じるようになりました。そこでこの保育方針をしている保育園に転職することを決意しました。
探してみると育児担当制の保育方針を取り入れているところが、沢山あることを知りました。志望理由を伝えると喜んで採用してくれました。私にとっては新しい保育方針ですので覚えるのに苦労しました。以前の保育方針が染みついてしまっているのでなかなか頭を切り替えることが出来ませんでしたが、それでも自分なりに勉強を重ね、習得できるように頑張っています。子どもに一番の保育が提供できるように、質のよい保育が出来るようにしていきたいです。
本記事は2016/12/15の情報で、内容は保育士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。