ヘアメイクアーティストは、テレビや映画、広告、ファッション、ブライダルなどの業界で需要がある職種です。中には日本を飛び出して、ヘアメイクアーティストの憧れである海外で活躍する人もいます。
今回この記事では「海外のヘアメイクの求人事情」や「ヘアメイクの海外留学」について詳しくご紹介します。今後、海外のヘアメイクアーティストを目指す方はぜひご参考下さい。
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海外のヘアメイクの求人事情
海外で働くヘアメイクアーティストの拠点には、最先端とも呼ばれるハリウッドのあるロサンゼルスやニューヨークをはじめ、パリコレでおなじみのフランス、職人制度があり育成に力を入れているドイツ、ブライダル案件の多いハワイなどが挙げられます。
ヘアメイクアーティストの憧れの1つに海外で活躍することとも言われますが、日本で海外のヘアメイクの求人を探すのは少なく狭き門です。実際に、美容・治療・リラクゼーションの求人サイト「リジョブ」や、海外インターンシップ求人サイト「インターンスタイル」で、海外のヘアメイクアーティストの求人を検索するとそれぞれ15件程度と、やはり求人は少ない傾向にあります。
(参照:リジョブ ※検索結果)
(参照:インターンスタイル ※検索結果)
それぞれの求人サイトに掲載されている、求人先の海外拠点を調査すると、ロサンゼルスやサンフランシスコ、シンガポールやマレーシア、ハワイなどがあり、仕事内容はヘアサロン勤務をはじめ、雑誌撮影&ショーのヘアメイク、ブライダルヘアメイクまで見られます。ヘアメイクアーティストとしての実務経験や求人先の語学に問題がない場合には、これらのヘアメイクの海外求人に応募するのも選択肢の一つと言えるでしょう。
また、ヘアメイクの求人は就労ビザを取得することが困難な現状から、現地でヘアメイクをしている人を採用すると言うのが主流とも言われています。
そういったことから、海外留学をするなどして、学校に通いながらヘアメイクのアシスタントとして働くと言う人もいます。現地で採用される保障は無いですし、さらに狭き門にはなりますが、海外でヘアメイクアーティストとして働きたいという強い気持ちがあれば、一つの手ではあります。
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ヘアメイクの海外留学
前述したように、海外でヘアメイクアーティストとして働く選択肢の一つに海外留学があります。
まず、アメリカのロサンゼルスでは、ハリウッド映画などがあり、多くのヘアメイクアーティストが活躍しています。
アメリカのロサンゼルスには、ヘアメイクアーティストを目指す人の為に、世界で活躍しているプロのヘアメイクアップアーティストの講習や、技術練習が受けられる美容学校が数多くあります。そういった学校に通い、日本とは違う技術を学ぶ事でスキルアップし、現地でアシスタントとして雰囲気や仕事ぶりを学ぶことで、海外で活躍できるヘアメイクアップアーティストに近づいていく人もいます。
次にフランスやイギリスが挙げられます。フランスやイギリスでは、ファッションショーなど世界中のモデルさんを相手にヘアメイクを施していくので、色んな髪質、肌色、それに合う色味や衣装とのイメージなど幅広く学ぶことができます。どちらもインターンシップ制度や留学生を受け入れる美容学校は数多くあり、ヘアメイクアーティストの養成教育は盛んに行われています。
さらにドイツではマイスターという職人制度があり、ヘアメイクアーティストの育成に力を入れています。ヘアメイクアーティスト育成のスクールや講習会によってもカリキュラムやスケジュールが大きく違い、在学期間も数週間〜6ヵ月、長くなると1〜2年程度までなど様々です。
また、現地で働くとなれば就労ビザの取得が必要になります。そのため、海外でのヘアメイクアーティストとしての技術を身につけた後は、一度日本に帰国し、ヘアメイクのプロダクションに入ったり、フリーランスで活躍する人も多いです。
海外でヘアメイクを目指すには下準備が必要
海外でヘアメイクアーティストを目指すなら日本での下準備が必要です。
ヘアメイクの美容学校や、講習会は海外でも数多く行われており教育制度も充実している事はお伝えしましたが、一切ヘアメイクに関する知識や技術がない状態からではなく、日本の美容学校で基本的なことを学び、身につけてから海外でもう一度ヘアメイクアーティストの勉強を行うほうがベターでしょう。
現地の美容学校では、留学生の受け入れ条件として語学力はさほど問わない事が多いですが、海外で生活するとなるとやはり言語の壁もありますし、慣れない環境で生活するだけでも不安やストレスを感じやすくなってしまうので、日常会話レベルのある程度の語学力は身につけてから海外へ行かれることをおすすめします。
ヘアメイクの知識が未経験な上、さらに語学も並行して学び続けるのは相当なストレスになりますし、せっかくヘアメイクアーティストを目指して海外へ行くのですから、その技術の習得に専念できる環境に持って行くことで、より早く技術を吸収でき活躍できる日が近づいてきます。
また、現地の美容学校や講習会はより実践的な講座が多く開講されていることがほとんどですので、やはり最低限の知識を持っていたほうが、より成長しやすいので下準備はとても大切になってきます。
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本記事は2018/05/14の情報で、内容はヘアーメイクアップアーティストとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。