大手デベロッパーの待遇は別格
不動産業界の中でも、不動産デベロッパーの求人は比較的高待遇のものが多いです。とはいえ、仕事の質や量、採用人数の少なさから考えると、ある程度妥当なところです。
ただし、その中でも大手デベロッパーの待遇は別格です。特に財閥系や電鉄系のデベロッパーにおいては、サラリーマンの年収・月収で見た場合、福利厚生などを含めると頭一つ抜きん出ることが見込まれます。そのため、こういった大手デベロッパーの求人というのは倍率がとても高くなるケースが多いです。
また、大手にも関わらず頻繁に求人を出している会社においては、給与や福利厚生が手厚くとも、他のデベロッパーには見られない独特の厳しさが待っているということになります。
- 大手、特に財閥系や電鉄系のデベロッパーは高年収が期待でき、求人の倍率も非常に高くなる。
マンション・住戸開発メインのデベロッパー
一言に不動産デベロッパーと言っても、その会社ごとに主力となる開発が違います。不動産デベロッパー自体、待遇が恵まれているところですが、さらに上を目指したい人で体力・気力に自信があるならば、マンションや住戸をメインで開発しているデベロッパーが良いです。
特にマンション開発メインの会社の場合、必ずと言っていいほどノルマがあり、そのノルマの達成具合でインセンティブが付くというケースが目立ちます。このノルマを達成できると、20代や30代で年収が大台に乗ることになります。
これだけ聞くと非常にやりがいがありそうな求人ですが、住宅という大きな買い物であり、かつ不動産という極端に厳しく法制限されている商品のため、顧客の説得も骨が折れる面が大きいです。また、ノルマ未達成の際にはそれこそ昼夜問わずの勤務となり、様々なプレッシャーが待ち受けているため、それらを覚悟の上でそれでも高みを目指したいという強い心持ちの人にのみお勧めできる求人となります。
- マンションや住戸開発メインのデベロッパーはインセンティブで高年収が見込めるが、ノルマ達成には相当の苦労が必至。
グループ会社でも福利厚生は同じケースが多い
不動産デベロッパーは、その規模が大きければ大きいほど連結するグループ会社を多く抱え、かつ多くの業務を割り振っているケースが目立ちます。もちろん、リーシング営業やプロパティマネジメントの本機能を本社に集結させている会社もありますが、そのあたりを完全にグループ会社に振ってしまい、あくまで独立した会社として見なされているケースも多いです。
そのため、グループ会社そのものが求人を出していることも多く、不動産デベロッパーの仕事の一端を担うという面では、これらの求人を見逃す手はありません。また、給与こそデベロッパー本体と比較して低く設定されていますが、福利厚生は基本的に同じであり、業務量や休日の取りやすさなどは本体と比較するとわりと自由なケースが多いため、プライベートと仕事の両立を図りたい場合にはお勧めの求人となります。