不動産デベロッパーの転職動向

業界:不動産デベロッパー

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不動産デベロッパーの求人は実際に多いのか?

 不動産業界のデベロッパーは、都市開発や再開発、建売住宅開発やマンション開発(マンション分譲)などの住宅開発、オフィスビル開発、商業施設やレジャー施設の開発、リゾート開発など、不動産業の開発を担っている土地開発業者(会社)を指します。

 

 土地を調達して、土地の開発企画を行い、販売やマーケティングも担当する、不動産業の中では売主や事業主に該当します。

 

 

 さて、そんな不動産デベロッパー業界の転職市場は、現在どういった状況にあるのでしょうか。実際に大手転職サイトで不動産デベロッパー求人を調査し、企業や募集職種、年収などについて詳しくご紹介していきます。

 

 実際に転職サイト「DODA」で、建設・プラント・不動産業界のデベロッパーを検索すると、630件のヒットがありました。デベロッパーは、比較的求人が多いことから、会社を選ばなければ転職しやすい業界と言えるでしょう。

 


(参照:DODA ※検索結果)

 

 実際にデベロッパーの求人を見ていくと、大手不動産デベロッパーの子会社や中小不動産デベロッパー、マンションデベロッパー、住宅分譲デベロッパー、商業施設やホテルのデベロッパーなどの会社が多く見られます。対して、上場企業など大手不動産デベロッパー求人は皆無に等しく、大手企業への転職は狭き門という現状が汲み取れます

 

 大手不動産デベロッパーの場合には、基本的には「新卒採用」での募集がメインであり、「キャリア採用」は少ない傾向にあります。ですが、大手不動産デベロッパーの子会社や関連会社などでの採用はあり得るので、子会社や関連会社の求人募集などにも目を通しておくと良いでしょう。

 

 ちなみに、不動産デベロッパーの大手企業には、大手不動産会社であり総合デベロッパーとして業界ツートップとも言える「三井不動産」と「三菱地所」をはじめ、住友グループの大手不動産会社「住友不動産」、東急リバブルなどを傘下に持つ「東急不動産ホールディングス」、傘下に野村不動産株式会社などを持つ「野村不動産ホールディングス」、東京都港区を拠点としている都市デベロッパー「森ビル」などが挙げられます。

 

 

 大手不動産デベロッパーについては、「不動産デベロッパーの企業一覧」で詳しくご紹介しています。

 

 

  引き続き、不動産デベロッパー求人の募集職種を見ていくと、大半が「営業・販売」や「企画・開発」等の「総合職」であり、事務など補助的な立ち位置の「一般職」での募集はあまりみられません。それは、デベロッパー企業での事務作業等については、基本的には総合職が行うことがほとんどであり、派遣社員や契約社員がサポートの役割をしているというケースも多いためです。

 

 また、会社の人材強化を図るため「プロフェッショナル採用」を募集しているケースも見られます。宅地建物取引士などを持ち不動産に精通している人、一級建築士を持ち実績を持つ人、建設業界で経験している人など、不動産への理解をある程度持ちながら、独自の専門性を持った経験者を求める企業も中にはあります。

 

 一方で、不動産デベロッパー求人の年収を調査すると、400万円前後から2000万円以上までと、年収に大きな振り幅があります。これは、インセンティブや福利厚生、賞与などの各種手当が不動産デベロッパー各社によって大きく異なるためです。インセンティブを大きく設定している不動産デベロッパーでは、成果によっては高年収ももちろん狙えますが、相応の激務となるケースも多く、最悪退職に繋がってしまうケースも少なくないと言われていますので、不動産デベロッパー各社の口コミなど事前調査をしっかりと行うことが大切なポイントです。

 

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不動産デベロッパーに関する転職事情のまとめ

 「不動産デベロッパーの転職」と言っても、「他業界から未経験で不動産デベロッパーへ転職する場合」「業界内他者への転職」「不動産デベロッパーから異業種への転職」などいくつかの事例がありますので、ここでは不動産デベロッパーに関する転職事情をまとめてみます。

 

他業界から不動産デベロッパーへ転職する場合

 

 前述したように不動産デベロッパーという業種の特色上、大手になればなるほど「キャリア採用」募集のケースは少ないです。「キャリア採用」があった場合でも、会社側はなるべく業界のことを知っており、即戦力となる人を採用することが多いです。

 

 例えば、資産運用や資金調達に人材が必要な場合は金融業界出身者、商業施設や海外物件におけるテナント対応への人材強化にアパレル出身者や商社の出身者を採用するなど、特定の部署を強化する場合には、それに関係する業界の人を採用することが多いです。特に、用地取得や売買等の分野においては、ある程度の経験を積んでいる人を積極的に採用する傾向にあります。

 

 他業界から不動産デベロッパーへ転職する場合は何かしらのセールスポイントがないとなかなか転職は難しいです。もちろん成長途中の中小企業である不動産デベロッパーなど会社を選ばなければ、営業職等で「未経験OK」という求人も中にはありますが、ケースは少ないです。

 

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同じ不動産デベロッパー業界内で転職する場合

 

 同じ不動産デベロッパー業界内での転職の場合、即戦力として活躍してもらうにあたり、経験や技術を求められるため、ある程度場数を踏んでいて働き盛りの30代や40代が採用されやすい傾向にあります。50代以上で採用される人は非常にレアケースとなるため、不動産デベロッパー業界内での転職を考える人は、それまでに動けるようにしておきたいところです。

 

 なお、20代の場合は、ポテンシャル採用や長期的キャリアを積める若手が欲しいといった求人募集の場合は、採用される確率がぐんと上がります。その際は、実力うんぬんよりもやる気や若さを見せるのが採用への近道です。

 

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不動産デベロッパーを辞めて他業界へ転職する場合

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 不動産デベロッパーを辞めて、他業界へ転職する人も少なくありません。様々な理由で不動産デベロッパーという仕事を辞めて、他業界へ転職する人が見られますが、多忙による体調面・精神面の不調という理由がやはり多く見られます。

 

 不動産デベロッパーの多忙さの原因は様々ですが、中でも住宅関係はオフィス賃貸のように長期目線ではなく短期決戦を目指しているため、目標が達成されるまで大変な労力を必要とします。それも、配属されてから異動するまで続くことが考えられるため、たとえ年収が良くても精神的、肉体的に参ってしまう場合が少なくなく、それが退職理由につながるケースが目立ちます。無論、オフィスや商業施設においても、竣工まで各社の調整や竣工後もテナントとの絶え間に交渉等に見舞われたりと、多忙に変わりはありません。精神的、肉体的な強靭さが不可欠となります。そういった理由などから、不動産デベロッパーから他業界へ転職する人も少なくないのです。

 

参考デベロッパーの激務度についての質問と回答

デベロッパーは忙しいですか?転職を考えていますが不安です。

デベロッパーの仕事に興味があるのですが、とても忙しいイメージがあるのが若干不安です。実際、時間外労働はどの程度あるのでしょうか?そこまで若くないので、体力的についていけるかどうか…...

 不動産デベロッパーから他業界への転職では、その経験を活かし、例えば、国家や地方自治体・民間企業の土地を活用する業界、銀行や信託銀行等、不動産を資産として扱う金融業界、総合商社のように多岐に渡り事業を展開しているような会社へ転職する人などがいます。一方でマスコミや広告、メーカー等、不動産デベロッパーでの経歴を十分に活かしきれない業界への転職は困難を極めるため、試みる人は少ないです。

 

 

不動産デベロッパーの転職を成功させる方法

 前述したように不動産デベロッパー業界は、高収入である反面、多忙による体調面・精神面の不調などで転職者も多いと言われています。では、好条件で自分に合った理想の職場へ転職するにはどうすればいいかというと転職エージェントの利用が最も効率的です。

 

 転職エージェントで有名どころでは、リクルートエージェントマイナビエージェントDODAエージェントサービスなどがあります。上記でご紹介したDODAとの違いは「自分で求人を検索して探すか」「キャリアコンサルタントに条件の合った求人を探してもらうか」という点です。

 

 人気の大手転職エージェント
人気1位リクルートエージェント
人気2位マイナビエージェント
人気3位DODAエージェントサービス

 不動産デベロッパー業界の求人は多い傾向にあるため、自分に合った転職先を見つけ辛い場合も多々あるでしょう。そういった際には、自分に合った不動産デベロッパーの職場を転職エージェントに紹介してもらいながら、転職活動を進める方が効率的です。

 

 転職エージェント(無料)に登録すれば、求人情報の提供や条件交渉などでの転職活動の負担軽減や、面接の合格率向上にもつながります。さらに、中には公開されていない非公開求人を紹介してもらえる場合もあります。まずは上記の大手エージェントで情報収集をして、自分に合った求人を見つけていきましょう。

 

 

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本記事は2018/05/29の情報で、内容は不動産デベロッパーでの勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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