<この記事のまとめ>
- 自由診療がポピュラーになりつつあるので、この分野における医師の求人数自体は増えている。しかし、人気の求人なので競争率は高いことが多い。
- 高収入が望め、新しい知識や経験を得ることも可能。定時にあがれる職場も多いので、時間を自由につかえるのもメリット。
自由診療の市場規模拡大に伴い、医師の求人も増えている
かつては自由診療というと、「どうしても受けたい特別な治療」や「難病指定されていないために自由治療扱いになってしまう治療」などが大部分で、内科医や外科医などがそのまま施術を兼任することがほとんどでした。しかし現在では、皮膚科でも美白やレーザー治療などは保険なしの自由治療を行っていますし、美容外科においても整形手術など殆どが保険が効かない自由診療が行われています。
このように、自由診療の需要が拡大してきており、医師の求人数もかなり上がってきています。とくに、美容外科や皮膚科では治療兼メンテナンスのような予防医学も盛んになっているため、患者数も増加し続け、今後ますますこの分野での医師の求人は増すと予想されています。
自由診療に従事することのメリット
何といっても給与面の高さがメリットでしょう。患者さんが多いクリニックや病院でしたらかなりの給与額が望め、夜勤をしても他の病院よりも良い給与を与えてもらえるでしょう。
また、最先端のがん治療やまだ保険が認可されていない難病治療などにも携わることができるので、新しい知識を経験たいやる気のある方にはオススメの求人と言えます。新しい治療薬や治療技術を自分で実際に手にして患者さんの様子を見ることができるため、自分の症例数も増やせ珍しい治療にも従事できるようになります。
さらに自由医療は急患などがあまりないため定時に帰れることが多く、家庭を持つ方やお子さんが小さいかたにもメリットのある求人です。
自由診療に従事することのデメリット
やはり、求人の競争率が高いのがデメリットです。また、病院によってですが、あまり医師を採用せずに少ない医師で多くの患者さんを回そうとする傾向があるので、外来診療から入院患者さんの回診まで全て一人でや有らなくてはいけない場合もあります。こういった点は、応募する前に事前に確認する必要があります。
また給与面でも経験や症例実績によって変わる病院も多く、症例実績などがない医師には給与も低くなる可能性があります。しかし、自分で特殊な経験や実績がある場合にはそれをアピールすると大きな武器になるでしょう。
本記事は2016/11/04の情報で、内容は医師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。