社会保険労務士の再就職・ブランク

職業:社会保険労務士

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法改正への対応が重要

 社会保険労務士業の就職活動では、多少のブランクは容認される(気にならない)場合がほとんどです。就職活動において大切なのは、「資格を持っているか」ということと、「どのくらい実務経験を積んでいるか」ということなのです。社会保険労務士としてのブランク期間がある場合に大変なのは、どちらかといえば就職が決まって仕事を開始した後になります。

 

 ここ最近は労働保険・社会保険・年金など、様々な分野で日々法改正が行われています。そのため、自分が持っている知識や経験が、もうすでに過去のものになっている場合があるのです。保険料の料率や負担割合・法律の内容など、数年で全く違ったものになっています。

 

 国から出る助成金の内容も日々変化しています。以前まであった助成金が打ち切りになる場合もあれば、新しく増設されるケースも多々あります。助成金はうまく使えば会社にとって重要な資金源となるため、注目している社長さんも非常に多いです。社会保険労務士がその情報を知らないまま、申請期間を過ぎてしまったことに気づいたとしたら、顧問先の会社の信用を失う可能性もあります。ブランク明けに仕事を始める場合は、最新の助成金の情報を必ずチェックしておきましょう。

 

 最も大変なケースが、育児休暇明けの女性社会保険労務士です。出産後しばらくは子供の世話に明け暮れて、新聞やテレビ、ネットや雑誌などを熟読する時間がなくなります。その間に変わった内容についていけず、復帰後に苦労するという話をよく聞きます。

 

  • ブランク明けはブランク中の法改正を把握することが大変なことも。

 

「ブランク明け」を感じさせないような対策を

 復職後の「浦島太郎状態」を防ぐためには、日ごろからの情報収集が必要です。どんなに時間がなくても、新聞の見出しやニュースは押さえておきましょう。「労働新聞」などのような、社会保険労務士が必要とする情報に特化した新聞も活用しましょう。大きな社労士法人が作っている無料のメルマガなども、時間がない時には便利な情報源となっています。

 

 また、専門学校が毎年行っている「法改正セミナー」なども、短時間で最新の情報が得られるので参加しておくと後々助かると思います。

 

  • 復職する場合は十分な勉強・情報収集をして臨むことが大切。

 

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本記事は2015/03/12の情報で、内容は社会保険労務士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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