運送業界の今後を考える

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<この記事のまとめ>

  • 景気に大きく左右される運送業界。年々運賃も下がってきており、中小企業などでは厳しい営業を余儀なくされているところも多い。
  • これからは配送においても「質」が求められる時代に。ドライバーもサービス業としての側面を今まで以上に意識しなくてはならない。

 

景気に大きく左右される運送業界

 運送業界の今後を考える時に、まず第一に考えるのはやはり景気についてです。景気が悪いと物が動かず、物が動かなければ運送会社の仕事も増えないと言った悪循環になります。こうした悪循環の状況であれば当然運賃も上がりませんので、景気は運送会社の経営を大きく左右する要因となります。

 

 現状、運賃は年々下がっており、運送会社の経営状態を圧迫し、特にその中でも下請けの中小運送会社の経営は厳しくなる一方です。

 

 とはいえ、景気の回復を待っていてもどうにもならないので、「なるべく安定的な業務の受注」や「多くの利益を残せる業務の受注」、このような仕事の受注に力を入れる必要があると言えます。

 

年々下がっている運賃からくる負のスパイラル

 運賃の厳しさは年々増す一方でそれは多くの運送会社の経営を厳しくし、ひいては従業員の給与にも大きく影響してきます。下請けの運送会社などは運賃の上昇が見込めない今のご時世において、薄利多売の経営スタイルでいかざるを得ず、それはまた運賃だけでなく運行管理の面でも厳しい業務を強いられることになります。

 

 このように運賃の厳しさは経営のみならず、ドライバーの業務をも厳しいものとし、そのような背景が無理な運行を生み出す要因となっています。あってはいけないことでもありますが、休む間もなく走り続けることが原因で引き起す配送中の交通事故などには、こうした背景も関与していることは否定できません。

 

配送に質も求められる時代に

 運送会社における業務の面では、配送業務は質を求められる時代でもあります。ただ配送だけを行っていた一昔前のスタイルはすでに多くの場面で通用せず、ドライバーの質・配送業務の質が求められる時代となっています。

 

 ドライバーもサービス業としての側面を求められ、人を介する仕事として様々な場面での対応が求められます。また、運転においても質の高い運転スキルが求められるようになりました。1つに、経営状態が思わしくない中でコスト削減に繋がる運転を行う事の必要性、1つに地球環境への配慮を行った運転などが求められています。燃料費においても年々相場が上がっている現状では、無駄の多い運転ではなく、低燃費の運転を行う技術が求められます。地球環境へ配慮した運転も重要で、これは配送業のみならず、自動車社会全体の取り組みとしても重要視されています。

 

 このように、運送業界の今後は不透明だと言える一方で、まだまだ改善の余地もあり、新しい時代への変化が求められる時期に差し掛かっているのではないかとも言えるのかもしれません。

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