あなたはなぜ英会話教室へ転職を目指すのか?
志望動機の項でも少々触れましたが、人が転職する理由はさまざまです。それは、収入アップ・スキルアップ・職場の人間関係改善・通勤の利便性改善・いろいろな特典を求めて、など実に様々です。しかし、これはどの業界にでも当てはまる一般的な転職理由です。では、英会話教室特有の転職理由はどのようなものがあるのでしょうか。ここでは5つほどの理由を見ていきます。
- 転職理由①:日常的に外国人と接触できる
こうしたことを転職理由に選ぶ人は、日頃から外国や外国人に興味を抱いている人に違いありません。言い換えればグローバル思考の強い人であるのかもしれません。とは言え、これを理由に挙げて面接に臨む場合は、何のためにそうしたいのかもっと深く掘り下げて説明しなければいけません。
- 転職理由②:仕事をしながら英会話が学べる
これもどちらかと言えば建設的な考え方ですから、理由としては悪くはありません。ただ学んだ上でそれをどう活かすか、まで考えておけばなお良いでしょう。
- 転職理由③:出勤時間が朝早くない
これはいわば利便性の範疇に入る理由です。したがってこれだけを転職理由に挙げるのではなく、他の建設的な理由に付随させて挙げるべきです。
- 転職理由④:駅前にあるから通勤に便利
これも出勤時間に関するものと同じで、利便性に関わる理由です。
- 転職理由⑤:英会話教室経営のノウハウが学べる
様々なな理由の中でこれが最も建設的なものではないでしょうか。なぜなら将来を見据えて、しっかりとした計画をもってこの仕事へ転職しようとしている応募者の意図がはっきりわかるからです。
転職理由は利便性などではなく、なるべく建設的な事柄を挙げよう
英会話教室はどちらかと言えば、比較的歴史が浅い新興のサービス業だとも言えます。そのため、どことなく「しっかり地に根を下ろしていない」というようなイメージを漂わせている業界ではないでしょうか。
それだけに転職理由も軽いものになりがちです。要するに気楽な気持ちで転職に及ぶのです。しかし、それでは自らが長続きできない原因を作るようなものです。せっかく転職して、すぐ辞めるのは人生の大きなロスになります。いかなる転職でも、できるだけ継続させることを目的にして臨まなければいけません。
そのためには転職理由を通勤や出勤時間などの利便性だけを挙げるのではなく、職業としてなぜ選択したかというような建設的な理由を挙げることが必要です。採用側としても、そうした理由をもって転職に臨む人を歓迎するのは明らかです。
- 英会話スクールへの転職理由は軽いものになりがち。
- 採用側に好印象を持ってもらうために、転職理由は利便性によるものだけでなく建設的なものを挙げることがポイント。