パタンナーの求人事情

職業:パタンナー

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パタンナーの求人が多い地域

 パタンナーの求人のほとんどが東京か大阪、もしくは名古屋です。大阪では繊維街と呼ばれる本町辺り、名古屋では染工所がある一宮辺りに集中しています。

 

 自社で企画から生産販売、広告を行うSPAの会社はもちろん、OEMという、自社ブランドを持たず、中国などで商品を作って小売り店に卸す方法を取っているアパレルメーカーもあるので、パタンナーの需要は以前に比べて増えています。インターネットで服を買うことが当たり前になりつつありますが、インターネットのお店は大抵がこのOEMという方法をとっているメーカーから商品を買っています。

 

 最近では、稀に中国やベトナム、バングラデシュに勤務ということもありますので、事前に勤務地についてきちんと確認しておく必要があります。この場合は、パターン技術よりも語学力が重視されます。パターンの技術や縫製の仕方を教える業務が多いので、語学力は必須です。

 

  • パタンナーの求人は、東京か大阪、名古屋に集中している。稀に海外勤務もあり、その場合は語学力が必須。

 

正社員のパタンナーの求人

 パタンナーの募集で一番多いのは正社員です。パタンナーは技術職なので、入社後その会社のデザインの特徴を捉えたり、工場の得意不得意、生産の流れを理解するのに時間がかかります。一人前になれるまで何年かかかる分、企業もそれを無駄にしないように長く勤めて欲しいと考えています。

 

 デザイナーは歳を取るにつれセンスが変わってくるので、正社員で転職しても30代を超えると契約社員にさせられる場合もありますが、パタンナーは正社員で入社後はずっと正社員でいられる場合が多いです。手に職があるというのはやはり強く、センスよりも経験がものを言う職業なので、ヤング層をターゲットにした会社でも50代のパタンナーが活躍しています。

 

  • パタンナーは正社員の募集が多く、入社後もずっと正社員のままで勤務できることが多い。

 

派遣社員・アルバイトのパタンナーの求人

 派遣社員のパタンナーの求人もこの10年ほどでかなり増えました。アパレル専門の派遣会社がかなり増えているので、それだけ需要が高まっていることが分かります。

 

 反面、アルバイトの求人はほとんど出ていません。アルバイトで求人が出ていても、専門職の割には時給1000円以下のところが多いです。パタンナーのアルバイトの仕事は、正社員のパタンナーが引いたパターンを青焼きしたり、縫い代を付けて切ったり、サンプルのサイズを計ったりといった雑用的な仕事が多く、自分で服のシルエットを決めたり、工場とやり取りしたりという責任の伴う仕事はさせてもらえないのが現状です。

 

 あくまでも正社員の補佐が仕事で、アルバイトから正社員に昇進するケースも少ないので、パタンナーになりたい人は最初から正社員に挑戦する方が賢明です。

 

  • 派遣社員のパタンナーの需要は高まりつつある。一方でアルバイトの求人は少なく、あっても正社員の補佐的な役割に留まる。

 

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本記事は2016/05/06の情報で、内容はパタンナーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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