ケーキのそばにはいつも笑顔がある
パティシエという仕事にはたくさんの魅力があります。例えばケーキは、ウエディングケーキ、バースデーケーキ、クリスマスや母の日、父の日、ひな祭りやこどもの日など、お祝い事や楽しいイベントの時に食べるものです。そういった特別なイベントの時は、皆がケーキを楽しみにしています。ケーキを買いに来る人や、ショーケースを見てケーキを選ぶ子どもたちは、皆笑顔を見せてくれます。
パティシエという仕事は、常にお客様の幸せそうな笑顔を見ることができます。逆に、パティシエの仕事をしていたら、笑顔ではないお客様の顔を見る方が難しいくらいです。皆を笑顔に、幸せに、楽しい気持ちにさせるケーキを作ることはパティシエのやりがいであり、とても魅力的な事です。ある有名なパティシエは「パティシエは世界一幸せな仕事だ」と語っています。
- ケーキを買うお客様の幸せそうな笑顔を見る事ができる、貴重な職業。
結果が見えやすい仕事
どのような仕事でも、出来ないことが努力して出来るようになり、誰かに評価されて感謝されるといったプロセスがあります。パティシエは技術が全ての仕事ですので、その結果は一目瞭然です。
最初のうちは誰も仕込みを早く行うことは出来ません。しかし、勉強と練習を重ね、コツを掴んで慣れてくると、どんどんスピードが上がっていくのが実感できます。仕上げに関しても、最初からデコレーションケーキをうまく綺麗に仕上げることが出来る人などいません。ですが、仕事が終わった後に残って練習して、段々と出来るようになり、やがてバースデーケーキやウェディングケーキのデコレーションを任せてもらえるようになります。
このように、最初は出来ないことが顕著ですが、努力した分だけ、その結果がよく分かる結果となって返ってきます。どれだけ頑張っても結果が見えづらい仕事もある中で、パティシエは努力した結果がはっきりと見えるので、嬉しさや喜び、達成感も多く味わうことが出来ます。
- 努力や練習の成果がはっきりと分かるので、達成感を感じやすい。
手に職を付ける時代
たとえ良い大学に行ってもやりたいことが見つからなかったり、就職できない人がたくさんいる中で、パティシエという仕事は、甘いものが好き、お菓子作りが好き、自分の作ったケーキで人を喜ばせたいという素直な気持ちを持っていれば目指しやすい職業です。また、常に人手が足りていないので、就職に困る事はまずありません。大学を出てから専門学校に入り直してパティシエになったという人も数え切れないくらい存在します。
そして、パティシエとして得た知識や技術は一生自分のものです。会社を辞めて独立する事もできますし、結婚や出産で一旦現場を離れても復帰しやすく、自宅でお菓子教室を開いたりする事もできます。技術を身に付ける事で人生の選択肢は大きく広がります。これからの時代は男女関係なく、手に職を付けた人が有利になります。パティシエという職業に就く事で将来の可能性が一気に広がるという点も、この仕事の魅力の一つです。
- パティシエとしての知識や技術を習得すれば、それを活かした様々な選択肢が広がる。
本記事は2015/08/05の情報で、内容はパティシエとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。