整形外科と形成外科の違い
整形外科と形成外科は名前も似ているけど何が違うのかわからないという方は多いと思います。整形外科とは主に骨や筋肉に対する疾患を診るもので骨折や腰痛(整形外科ではリハビリも兼ねているため)の場合は整形外科に行きます。形成外科では外傷や火傷など皮膚の処置などを行うもので、一般的に美容外科と呼ばれるものも形成外科で行います。
整形外科・形成外科で働く看護師の役割
- 整形外科
クリニックか病院かで役割に多少異なる点はありますが、整形外科では骨折など骨に異常が見られる場合が多いためレントゲンなどの検査または手術が多いです。また、ギプスや包帯を巻くといったことも多いのが整形外科の看護師の特徴です。後は注射や点滴といった他の診療科でもしていることとあまり変わりありませんが、手術を行っている病院では手術の介助や術後の管理も必要となります。
- 形成外科
形成外科では主に傷を扱うため、患者さんが痛みを感じている場合も多く医師がスムーズに診察や処置を行えるようにするのも看護師の役割です。整形外科と違い、縫合などの処置をするため手術室がない個人病院やクリニックでは、手術室看護師としての役割も担うことになります。
病棟で働く看護師としては通常の病棟看護業務に加え、手術前・後のケアや手術患部の管理が主な役割となります。形成外科では患部からの感染などがとても重要視されるので、清潔管理に関して他の病棟より特に気を配らなければいけないのも大きな特徴です。
- 整形外科と形成外科は言葉は似ているが業務内容は異なる。
整形外科・形成外科で働く魅力
整形外科・形成外科共に患者さんの年齢は幅広いですが、意識ははっきりしている患者さんが多いため患者さんとのコミュニケーションが図りやすいです。計画なども患者さんと一緒に決めることができるため、相手の意見を尊重でき本人主体の計画を立てることが可能です。また、回復過程が目に見えてわかるので、達成感を感じることができるということも大きな魅力の一つです。
- コミュニケ―ションがとれる患者さんが多く看護計画も立てやすくやりがいに感じる場合も。
本記事は2015/03/05の情報で、内容は看護師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。