看護師の2交代・3交代の求人転職事情

職業:看護師

39views

SONY DSC

 

 

看護師の2交代・3交代の求人事情

  現在はほとんどの大手の病院が2交代制(もしくは準夜勤のみありの2交代)を導入しており、なかなか3交代の病院がないのが現状です。

 

 2017年の日本看護協会の調査によると、病院の夜勤形態で多いものは二交代制が71%、三交代制は22%という結果であり、二交代制の割合は前年度よりも1.1%増加していました。なお、二交代制の詳細は、「二交代制(夜勤1回あたり16時間以上)」が56.5%、次いで「二交代制(夜勤1回あたり16時間未満)」が14.5%となっています。

 

【最も多く適用されている夜勤形態】

(出典:日本看護協会「2017年 病院看護実態調査」

 

 「マイナビ看護師」の求人数を比較してみても、「常勤(二交代制)」が4915件であるのに対し、「常勤(三交代制)」は1055件と、二交代制の求人数のほうが圧倒的に多いことが分かります。

 

(出典:「マイナビ看護師※2018年5月28日時点での調査情報

 

 今でも3交代制をとっているのはクリニックや介護施設が多いようです。もちろん3交代制の病院もありますし、逆に2交代制のクリニックや介護施設などもあります。また、病棟の特徴に応じて2交代制と3交代制の両方を取り入れている総合病院もありますので一概には言えませんが、傾向としては二交代制が主流となっています。

 

  • 3交代制→2交代制が昨今の病院の勤務体系の主流。求人数も2交代の方が多い。

 

看護師の2交代制のメリット・デメリット

2交代制のメリット

 2交代制の一番のメリットは休みがまとまってとれることです。3交代の場合は日勤後の休みと準夜勤後の休み、深夜明けの休みとなりますが、準夜勤の休みは休みの日の深夜まで仕事をしていることになるので休みが短いと感じますし、日勤から深夜の勤務が多く、一度帰って寝たらまた出勤しなければいけないため、二度手間を感じることになります。そのため、一日休みが多くまとまった休みが中々取れないのが現状です。

 

 その点2交代の場合は、日勤は3交代と変わりありませんが、夜勤は途中で仮眠がとれますし、夜勤明けは2日休みが多いため、比較的休んだという感覚が強いです。また、3交代と違って引き継ぎが日勤とだけなので点滴や内服、処置が多くある場合などの確認漏れが少なくなるのもメリットです。

 

2交代制のデメリット

 とにかく夜勤の勤務時間が長いため、忙しい病棟では激務と言っても過言ではありません。食事介助や経管栄養を必要としている患者さんが多い病棟では夕食も朝食も夜勤の看護師がしなければならないため、とても忙しくなります。

 

 深夜帯では何もなければ休憩や仮眠もとれますし、平穏な時間を長く過ごせますが、急変が起こった時は仮眠もとる暇がないため、一日中起きて仕事していたということも多々あるのが体力的にも精神的にもつらい所です。

 

  • 2交代制は連休をとりやすいのがメリットだが、夜勤が長くなるので激務になりがちな点がデメリット。

 

看護師の3交代制のメリット・デメリット

imasia_6728045_M

3交代制のメリット

 3交代制で働くメリットとしては、一つ一つの勤務帯の勤務時間が2交代に比べて短い分、病院に拘束される時間が短くなること、深夜勤が短いため負担が軽く、ヒヤリハットやインシデントを起こしにくいことが挙げられます。

 

 また、日勤から深夜勤務が多いため、深夜入りの人は日勤帯でも早く帰れるよう周りが手伝ってくれることも多く(病院の忙しさにもよるので一概には言えませんが)、日勤が早く終われば早く帰って深夜に備えてある程度睡眠を取ることも可能です。

 

3交代制のデメリット

 デメリットとしては休みが単発でしか貰えない場合が多いこと、日勤から深夜入りの場合は帰ってから数時間後にまた病院に出勤しなければならないことが挙げられます。1日休みが多いので予定が中々立てられず、休みの日は一日家の用事や家事で終わってしまったということも少なくありません。しかし、連勤になることがほとんどなく3日か4日に1回は休みが貰えることが多いのはある意味メリットと言えるかもしれません。

 

 深夜入りの時は自分がどれだけ早く仕事を終わらせられるかにもよりますが、日勤でトラブルがあった場合などは帰ってすぐまた病院に来なければいけないということもあるので、寝る間もなく疲れが取れない状態で準夜勤からの申し送りを聞かなければならないといったこともあります。

 

  • 個々の勤務時間が2交代よりも短いのはメリットだが、単発休みが多くなるデメリットもある。

 

2交代と3交代のどちらが自分に合っているのか

 

 前述の通り、多くの病院が現在2交代制をとっていますが、2交代と3交代どちらが良いかというのははっきり言ってないのです。どちらが良いかは人それぞれ感じ方の違いであって、働く病院でも大きく左右されます。

 

 両方経験してみるとこちらの方が良いというのが出てきますが、今まで3交代しかしたことがない人が2交代で勤務し始めると、初めは勤務時間の長さにうんざりすることもあります。人によっては夜勤が長く感じてたまらないという声もある一方で、長く働く内に徐々に慣れてきますし、急変がない限りは日勤より負担は軽いのでそこまで苦に感じることはなくなるという意見もあります。

 

 下記のように、当サイトのQ&Aコンテンツには、2交代制・3交代制に関する看護師の悩み相談も投稿されていますが、回答を見ると、どちらが良いかは人それぞれであることがうかがえます。

 

 しかし、2交代制、3交代制のデメリットで述べたように、長時間労働や、勤務の間隔の短さなどは看護師を悩ませる問題の一つであり、日本看護協会は、看護師の夜勤や交代勤務の実態と課題の把握、負担軽減を目的とした「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」 を2013年に発行しています。勤務時間に悩む看護師は非常に多いので、このようなガイドラインなども参考にしながら、自分に合った病院選びをすることも大切です。

 

  • 2交代・3交代の是非は個人の考え方次第。絶対的な評価はできない。

本記事は2018/05/29の情報で、内容は看護師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

看護師転職サイト!人気ランキング!

全て無料!情報収集にも転職相談にもまずは以下の大手エージェントを味方につける!

  1. 転職業界大手で国民的な企業の「マイナビ」!看護師転職の実績が多いことや非公開求人が多いことなどが人気のサイト!

  2. 知名度抜群の「ナース人材バンク」は上場企業が運営!マイナビ看護師と併用する人も多い!2サイト利用で多くの求人をカバーできる!

  3. 全国に13の支店を展開!求人件数の多さは業界トップ級!全国対応で転職をサポート!

看護師に関連する基礎知識

看護師の転職の基礎

  1. 看護師の求人事情と転職時期
  2. 看護師の採用先の分類
  3. 看護師の年収・給料相場と年収アップの方法
  4. 看護師転職エージェントのランキングを公開!利用のメリットも徹底解説!
  5. 看護師の履歴書の書き方<※例文あり>・志望動機と面接対策
  6. 看護師の転職と年齢・ブランクからの復職

職場別の看護師の転職(病院関係)

  1. 大学病院
  2. クリニック
  3. 精神科病院
  4. 総合病院
  5. 療養型病院
  6. 急性期病院
  7. 災害拠点病院
  8. 救急指定病院
  9. 救命救急センター
  10. 国立高度専門医療研究センター

職場別の看護師の転職(保健・福祉施設関係)

  1. 特別養護老人ホーム(特養)・介護老人保健施設(老健)・グループホーム
  2. 訪問看護ステーション(訪問看護師)
  3. デイサービス(通所介護)
  4. デイケア(通所リハビリテーション)
  5. 地域包括支援センター
  6. ショートステイ

職場別の看護師の転職(その他)

  1. 一般企業(産業看護師)
  2. 治験業界
  3. 空港
  4. フライトナース
  5. 保育園
  6. 乳児院
  7. コールセンター

変わった職種への看護師の転職

  1. クリニカルコーディネーター
  2. カウンセラー
  3. ケアマネージャー
  4. 教員

条件別の看護師の求人

  1. 好条件(夜勤なし・土日休み・激務でない・託児所・寮完備)
  2. 公務員・公務員扱い
  3. 第二新卒向け
  4. 夜勤専従
  5. 2交代・3交代

診療科別の看護師の求人

  1. 耳鼻咽喉科
  2. 循環器科
  3. 小児科
  4. 整形外科・形成外科
  5. 美容外科
  6. 美容皮膚科
  7. 泌尿器科
  8. 皮膚科
  9. 性病科
  10. 脳神経外科
  11. 口腔外科

看護師に関するコラム

  1. なるには
  2. 国家試験
  3. アルバイト・派遣
  4. 1日の流れ
  5. 将来性
  6. 適性(向き・不向き)
  7. 結婚
  8. 人間関係
ページ上部へ移動する