日系製造業から外資系メーカーへ(25歳・東京都)
男性(30代)
新卒で日系の有名製造業に就職しました。最初のうちは工場勤務。激務である上に自分には不慣れな工場での会計業務は、勉強にはなりましたが、辛かったです。その後、本社に戻ることになりましたが、総合職で毎日残業でした。途中会社全体での会計システム移行がありまして、普段の業務と残高移行プロジェクトが重なり、これはもう限界だと思い、そのプロジェクトが終わった時点で、転職を考えました。
幸い、転職サイトでレジュメ登録していたら、外資系メーカーでのスカウトがありましたので、そのチャンスに賭けてみることにしました。外資系メーカーは忙しくはありますが、付き合い残業などはなく、比較的自己裁量で仕事ができる職場でしたので、しっかり働き、プライベートも充実させたい自分には合っていると思います。
いまはCPAの資格を取得するために努力中です。転職して良かったと思います。
アルバイトで勤めていたところで正社員に(28歳・埼玉県)
男性(30代)
昔は、学生時代からアルバイトしていたところに就職するということも多かったと聞きますが、今の時代、ありえないと思っていました。でも、自分は学生からずっとIT関連の企業でアルバイトをしていたのですが、なぜかその会社で正社員にスカウトされてしまいました。
そこはベンチャー企業でどんどん新しい事業を立ち上げ、拡大していましたし、自分達の力がダイレクトに業績に反映されていくことも楽しく感じました。社員全体で数人の会社ではありましたが、上場を目標にして日々頑張っていました。ただし経理の仕事は私一人の担当だったので、結局数年後、過労がたたって、数ヶ月休職しました。
その時はとても残念でしたが、自分のキャリアを見直すよい骨休めになったと思います。新卒で大企業に就職しなかったので、気づきませんでしたが、ベンチャーは、病気や失業したときの福利厚生の手薄さがすこし気になりました。
その後、なんとなく会社のペースについて行くことができなくなり、退職、でもクリエイティブな仕事の経理に携わりたいと思い、今度はゲーム関係の企業に就職しました。今度は福利厚生のしっかりした有名企業です。毎日忙しいけれど、仕事の役割分担がしっかり決まっていて、私だけ仕事を抱えることがなく、無理をしないで仕事ができる環境に満足しています。
最初に勤めていた会社は上場を果たし、ちょっとした有名ベンチャーになっていますが、あの仕事のハードさは、20代でしか乗り切れなかったと思います。
一般企業から、より専門性の高い金融業界へ(27歳・神奈川県)
女性(30代)
新卒で最初に入ったのは一般企業で、大学は商学部だったので経理部に配属になりました。ここでは研修制度がしっかりしていて、社会人としての基礎を身につけることができましたし、それなりにやりがいも感じていました。海外とのやりとりもありましたので、自分には合っていると思っていたのですが、人間関係でつまづいたこともあり、かねてより興味があった金融業界へ飛び込んでみることにしました。
金融業界は未経験でしたので、業務や職場の雰囲気に慣れることができるかどうか不安でした。でも人材紹介会社の紹介予定派遣制度を利用して、まずは派遣から金融業界で採用してくれるところを探しました。運良く採用され、その後正社員になることができました。
あのとき、転職の決断をして良かったです。何事も経験ですが、金融の専門知識を身につけたことは、これからの私の武器になると思い、財務系の知識を貪欲に学び、キャリアアップや年収アップにつなげていきたいと思っています。
本記事は2016/03/22の情報で、内容は経理としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。