コールセンターにおける看護師の業務
コールセンターでは病院が開いていない時(夜間や休日など)の急病時の応急処置の仕方や、育児などをアドバイスする仕事です。現在このような状態なのだけれど病院を受診したほうがいいかどうか、怪我をしたけれどどう処置すれば良いのかなどの電話の応対をするのが主な業務内容となります。夜間に急病で病院に電話をしたことがある人はその時の電話の向こうの看護師さんをイメージすればいいでしょう。
また、医療機器などによる問い合わせなどに応対するコールセンターもあります。上記とは業務内容が異なり、医薬品などを購入した消費者の方からの問い合わせや、医療機器のメンテナンスに関する取引先からの問い合わせなどがあり、こちらは製薬会社などの勤務となります。
- 看護師のコールセンター業務は病院の急患対応や企業のいわゆるコールセンターなど。
コールセンターの看護師になるには
コールセンターでは様々な内容の問い合わせがあるので、幅広い知識とコミュニケーション能力が必要となります。そのため、多くのコールセンターの求人では臨床経験3,4,5年程度としている所が多いです。これは製薬会社でも医療機関のコールセンターでも共通して言えることとなります。医薬品に関する問い合わせなどは知識がなければ対応できませんし、医療関連の場合は救急を要する場合が多いため、適切な判断力と知識が必要となるからです。
患者さん本人と目の前で話すわけではなく、緊急の場合は相手が動揺していて上手く説明が出来ないといったこともあるので、状況を瞬時に判断しアドバイスしなければなりません、ある程度の経験とコミュニケーション能力がなければ勤まらない仕事であると言えるでしょう。
- コミュニケーション能力が最大の採用基準。
コールセンターの勤務状況
医療機関のコールセンターは24時間対応です。もちろん病院が開いていない時の問い合わせが多いので夜勤もあります。しかし、コールセンターでは正社員だけでなくパート・アルバイトと様々な勤務体系があるので、日勤だけという勤務も十分可能ですし、デスクワークが中心であり体力的な負担は軽いと言えます。
電話応対の仕事なので直接患者さんと関わる病院と違い高いコミュニケーション能力が求められますが、直接的な対応がないため、以前の職場で患者さんや同僚との人間関係で悩んでいた人にとっては良い環境かもしれません。もし学生の時にテレオペ経験があるなども採用の時にポイントになるかもしれません。
- デスクワーク中心なので体力的には消耗しにくい。
本記事は2015/03/03の情報で、内容は看護師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。