看護師のデイサービス(通所介護)への転職

職業:看護師

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デイサービス(通所介護)とは?

 デイサービス(通所介護)とは、高齢者が日中レクリエーションや、入浴をしに来られる場所のことを指します。一人で外出するのが難しいといった方でも送迎がついているので、家族の方も安心して預けられるサポートです。朝の時間帯に高齢者を迎えに来ている車を見かけることも多いので、デイサービスはイメージしやすいでしょう。

 

 平成28年の調査では、デイサービス(通所介護)の施設数は23,038事業所となっています。これにプラスして、「地域密着型通所介護」が21,063事業所ありますので、合計「44,101事業所」となります(「地域密着型通所介護」は、2016年に新設され、通所介護の中でも利用人数が19名未満のものを指します)。前年の通所介護は「43,406事業所」でしたので、デイサービスはやや増加傾向にあると言えます。

 

  平成28年(2016年) 平成27年(2015年)
通所介護 23,038 43,406
地域密着型通所介護 21,063 (平成2016年より新設のため無し)

(出典:厚生労働省「平成28年介護サービス施設・事業所調査の概況」より一部抜粋)

 

 

デイサービスの看護師の役割

 

 デイサービスは高齢者の憩いや趣味の場でもあるのです。来所者はデイサービスに「遊びに来ている」という感覚の方が多いです。

 

 もちろん看護師はバイタルサインチェック及び服薬管理などの基本的な健康管理はしますが、それ以上に来所者の方とコミュニケーションを取る機会が多いです。デイサービスで働く看護師は来所者の方とレクリエーションをしたり、食事を一緒にとったりすることも仕事の一部となります。

 

参考デイサービスの看護師の仕事内容は?

デイサービスの看護師の仕事内容ってどんなこと?

看護師として病院に勤務していますが、デイサービスの看護師へ転職を考えています。デイサービス看護師の仕事内容を詳しく教えていただけると助かります。...

 他職種の職員の方と入浴介助や食事介助も行うので、「通所介護」というだけあって「介護」という意味合いが強いです。病院と違って、ほとんどの来所者の方々が自宅ではある程度自立した生活を送っているので、時間的な体位変換などもなく入浴介助も一部介助の方が多いため、病院や特別養護老人ホームなどと比較すると看護師自身の体力的な負担は少ないと考えられます。

 

 デイサービスを利用できるのは要介護1以上と認定された高齢者の方で、この条件は特養や老健と同様ですが、要介護1~2の軽介護の方が半数以上を占めています。

 

【要介護度別利用者数の構成割合】(デイサービス・通所介護)

(出典:厚生労働省「平成28年介護サービス施設・事業所調査の概況」)

 

参考看護師の特養・老健・グループホームの勤務事情や転職について

看護師の【特別養護老人ホーム(特養)・介護老人保健施設(老健)・グループホーム】への転職

 介護・福祉施設には様々な種類がありますが、このページでは下記3施設の看護師の求人事情や仕事内容、役割について取り上げます。【施設型】 介護老人福祉施設...

 

 なお、類似するサービスとしてデイケア(通所リハビリテーション)があります。それぞれの特徴や違いを知っておくのもよいでしょう。

 

参考看護師のデイケア(通所リハ)への転職に関する記事

看護師のデイケア(通所リハビリテーション)への転職

デイケア(通所リハビリテーション)の特徴とは? デイケア(通所リハビリテーション)とは、自宅で療養中の方が日中リハビリをしに来る施設のことです。デイサービス...

  • デイサービスは比較的健康な人が多いので、看護師の仕事としては体力的負担は少なく、激務になりにくい。

 

デイサービスの看護師の転職や求人事情・志望動機

デイサービスの求人は?

 デイサービスの看護師の求人が実際にどれくらいあるのかを見てみましょう。看護師専門の転職サイトの一つであるマイナビ看護師」で「デイサービス」の求人を検索すると769件がヒットしました(※2018年7月10日の検索結果)。

 

【マイナビ看護師】

(参考:「マイナビ看護師※2018年7月10日時点の検索結果)

 

 「ナース人材バンク」では更に求人数が増え、13,348件が該当しましたので、デイサービスの看護師のニーズは比較的高い様子がうかがえます。

【ナース人材バンク】

(参考:「ナース人材バンク※2018年7月10日時点の検索結果)

 

デイサービスの勤務時間・雇用形態

 デイサービス勤務の特徴としては、日帰りの施設のため基本的には日勤のみの勤務となることが挙げられます。二交代制や夜勤ありの条件で募集をかけている場合も稀にありますが、病院や診療所と連携していて異動の可能性があったり、ショートステイや宿泊デイサービスなども行っているなどのケースがあるようです。基本的には勤務時間が固定で、残業もほとんどなく、休日も土日休みや日曜祝日+1日などで年間休日も比較的多いため、子育てとの両立や、体力的に夜勤が難しいなどの理由で日勤を希望する人には条件的にマッチしそうです。

 

 

 また、雇用形態については非常勤(アルバイト・パート)が比較的多いのも特徴といえるかもしれません。「マイナビ看護師」で、デイサービスの求人に「パート・アルバイト」の条件を追加すると、半数以上の53%(769件中410件)が該当しました。更に、ブランク明けの復職者歓迎の旨や、OJTなどの教育・研修充実、残業少な目で子育てとの両立もしやすい、などと掲げている求人も多く、勤務日時の融通を利かせたい場合にはお勧めと言えそうです。

 

 実際、「子育てを機に病院からデイサービスに転職、残業ゼロで日祝が休み」というところもあるようです。

 

デイサービス転職時の志望動機の例文

 条件的に働きやすいからという理由だけでデイサービスを志望しても、当然採用には繋がりにくいです。なぜデイサービスを希望するのか、なぜその施設を選んだのかを志望動機の中で明確にしなければなりません。また、看護師といえども病院とは違って医療行為の機会は少なめであるということも理解したうえで、デイサービスにおける看護師のスキルや知識の活かし方もアピールすることが重要です。下記に志望動機の一例を挙げます。

 

【デイサービスの志望動機の例文】(病院勤務6年、出産と親の介護のため退職、ブランクから復職希望の30代女性の事例)

 

 総合病院に6年勤務しておりました。妊娠と父の介護が重なったため、復職予定を変更して退職いたしました。現在は父の介護は落ち着き、子どもも幼稚園に入園したため、看護師として新たなステージに進みたいと考えました。父の介護を通して、介護福祉の現場で看護師としての経験を活かしながら活動したいという思いが芽生え、貴施設の求人に応募させて頂きました。父はお花見などのレクリエーションをとても楽しみにしていました。貴施設は自然豊かな場所にあり、季節に合わせた外出レクリエーションに力を入れていることに魅力を感じました。

 

 介護施設での勤務経験はなく、ブランクもありますが、病院勤務時代は急性期病棟で救急対応も行っていましたので、万が一の急変時にも適切な対応を取ることが出来ます。

 

 

デイサービスの看護師に向いている人

 デイサービスでは、患者さまとしてではなく一般的な高齢者と関わるという意味では、臨床経験だけでなく人生経験豊富な人のほうが向いているかもしれません。来所者の中には気難しい方や歳相応に頑固な方など色々な方がいます。もちろん病院にもそういった患者さまはいらっしゃいますが、病院では「病状管理」の方が主なのでまず目的が違います。デイサービスではそういった来所者の方にも楽しんで頂けるよう配慮しなければいけません。

 

 

 また、人の話をきちんと聞ける人、話をするのが好きな人も向いているでしょう。話を聞くだけでも喜んで下さる来所者の方は大勢います。病院では中々長く話を聞くということができないので、その点はデイサービスの方が長い時間を共に過ごせるので大きな利点と言えます。これらの適性をふまえて転職を検討したり、志望動機に盛り込んでアピールするのもよいでしょう。

 

デイサービスの看護師の給料・年収は?

 デイサービスも他の介護系施設と同様に、夜勤ありの病院と比較すると少ない傾向にあります。「マイナビ看護師」のデイサービスの求人を見てみると、東京都の正社員募集で月収25万~30万円程度、年収300万~400万程度が相場であるようです。東京都の看護師全体の平均年収は約530万円というデータがありますので(「看護師の年収・給料相場と年収アップの方法」参照)、それと比較するとやはり低い印象です。

 

 

 特に看護師の夜勤手当はかなり額が大きく、二交代制の1回の夜勤手当は1万円程度ですので、日勤のみのデイサービスはそれだけでも給料が低くなるわけです。

 

 当サイトの介護施設勤務者の口コミには、「40代の看護師(正社員)で年収200万円台」という投稿もありました。ただし賞与がない分基本給は高め、残業はほぼなく、日曜+平日1日の週休2日で、条件的には悪くない様子です。

 

【介護施設勤務者の口コミ】

 

 また、当サイトのQ&A掲示板にも介護施設の給料を不安視する質問がありますが、「デイサービスに転職して給料は多少減ったが、ワークライフバランスが取りやすくなった」という声もあるので、転職時には優先条件を決めておくことが大切になってきます。

 

参考介護施設に転職した看護師の方、ギャップやメリット、デメリットは?

介護施設に転職した看護師さんに質問、ギャップやメリット・デメリットは?

質問させてください。私は看護師をしている既婚女性(39歳)です。子供もまだ小学生と中学生で、共働きの生活でないとやっていけません。今は近くにある個人病院で働いていますが、忙しい割には給料もボーナス...

 もちろん病院と遜色ない給料をもらえる施設もありますが、その場合はやはり「マイナビ看護師」や「ナース人材バンク」といった看護師の転職エージェントに登録して高条件の求人情報を得るのがよさそうです。ほかにも看護師の転職エージェントは多数ありますので、参考にしてみてください。

 

参考デイサービスをはじめ介護福祉系の求人も探せる看護師の転職エージェント

看護師転職サイトランキング【2018年度版】

 看護師は、二交替などの不規則な生活リズムや、女性が多いゆえの人間関係の悩みから転職するケースが多い仕事の1つです。一方で医療機関はじめ看護の現場では人材不足で悩んでいる場合も多く「看護師さんに是非働...

 

  • デイサービスの看護師の求人は豊富にあり、日勤のみ・残業少な目・非常勤の求人も多いため家庭や育児との両立もしやすい。ただし給料は病院よりも低い傾向。

 

本記事は2018/07/17の情報で、内容は看護師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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看護師に関連する基礎知識

看護師の転職の基礎

  1. 看護師の求人事情と転職時期
  2. 看護師の採用先の分類
  3. 看護師の年収・給料相場と年収アップの方法
  4. 看護師転職エージェントのランキングを公開!利用のメリットも徹底解説!
  5. 看護師の履歴書の書き方<※例文あり>・志望動機と面接対策
  6. 看護師の転職と年齢・ブランクからの復職

職場別の看護師の転職(病院関係)

  1. 大学病院
  2. クリニック
  3. 精神科病院
  4. 総合病院
  5. 療養型病院
  6. 急性期病院
  7. 災害拠点病院
  8. 救急指定病院
  9. 救命救急センター
  10. 国立高度専門医療研究センター

職場別の看護師の転職(保健・福祉施設関係)

  1. 特別養護老人ホーム(特養)・介護老人保健施設(老健)・グループホーム
  2. 訪問看護ステーション(訪問看護師)
  3. デイサービス(通所介護)
  4. デイケア(通所リハビリテーション)
  5. 地域包括支援センター
  6. ショートステイ

職場別の看護師の転職(その他)

  1. 一般企業(産業看護師)
  2. 治験業界
  3. 空港
  4. フライトナース
  5. 保育園
  6. 乳児院
  7. コールセンター

変わった職種への看護師の転職

  1. クリニカルコーディネーター
  2. カウンセラー
  3. ケアマネージャー
  4. 教員

条件別の看護師の求人

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診療科別の看護師の求人

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