看護師の地域包括支援センターへの転職

職業:看護師

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 看護師にとって地域包括支援センターは人気が高い職とされており、保健師の資格を要する場合が多いためややハードルの高い転職であるのが現実です。また、病院の看護師とは業務内容や役割が大きく違いますので、転職する際は事前に詳細を把握しておくことが大切です。このページでは、看護師(保健師)が地域包括支援センターへ転職する場合に知っておきたいポイントを解説していきます。

 

 

地域包括支援センターは地域密着型の仕事

 地域包括支援センターの役割は、地域住民の健康をサポートすることです。いわゆる地域密着型で、地域に住んでいる高齢者の方々全員がサポート対象となります。介護福祉全般の相談はもちろん、介護予防、金銭管理や悪徳商法への対応など、幅広い相談窓口として機能しています。

 

 近年、地域包括支援センターの数は徐々に増加していることが分かっています。平成27年の調査では、地域包括支援センターの設置数は全体で4,557ヵ所でした。

 

【地域包括支援センターの設置数】

(出典:厚生労働省 老人保健健康増進等事業「地域包括支援センターにおける業務実態に関する調査研究事業報告書」を加工して作成)

 

 なお、地域包括支援センターの主な設置主体は各市町村ですが、委託を受けた社会福祉法人や医療法人なども設置することができます。つまり「地域包括支援センター」の求人でも、運営元は様々であるということです。設置主体別の割合は、直営は減少傾向で3割弱、委託は増加傾向で7割強となっています。(参考:厚生労働省「地域包括支援センターの機能強化等について」)

 

 地域包括支援センターの設置数増加に伴い、従事者の人数も年々増えています。配置基準は原則として保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員であり、この中では保健師の増加率は緩やかですが、増加傾向ではあります。

 

【地域包括支援センター従事者】

(出典:厚生労働省「地域包括支援センターの機能強化等について」)

 

 介護保険に関する質問や介護・福祉サービスの提供、紹介もここで行うので、看護師の仕事としては直接看護を提供するのではなく、他職種との連携を踏まえてその人がより良い医療や福祉サービスを利用できるよう支援することが仕事となります。所謂病院の業務とは異なります。前述の通り配置基準の基本は保健師ですし、業務内容的にも保健師の資格を持っている人が優遇されます。

 

 ただし、諸事情によりこの人員の確保が難しい場合は各職に準ずる者でも可となっています。例えば保健師は、地域医療の経験豊富な看護師でも可といった具合です。

 

看護師の地域包括支援センターへの転職・求人事情

 前項でも触れたとおり、地域包括支援センターの看護師は、他職種との連携を行いながら、介護サービスの提案や各種施設と利用者の方との調整役として動くのが仕事です。また、要支援の認定を受けた方のケアプランを作成することや、地域の高齢者の方及びその家族の方の相談にのるなども仕事の一つです。高齢者の方たちの相談を受けてそれに合ったプランの提供やサポートをしていくことが大切なので、これまでの看護師としての経験を活かせる仕事と言えます。

 

 

 しかし、地域包括支援センターでは保健師の要素が強いので、求人では保健師の資格を持っている方は未経験者でも応募可ですが、正看護師のみの場合は主に訪問・在宅看護の経験者を採用条件として挙げている所が多いです。

 

実際の転職・求人事情は?

 実際に看護師の転職サイトで地域包括支援センターの求人を調べてみましょう。「マイナビ看護師」で「地域包括支援センター」の求人を検索してみると、114件が該当しました。(※2018年6月22日の検索結果)一般的な病院等は常時数千件の求人がありますから、それらと比べるとかなり少ないことが分かります。

 

(参考:「マイナビ看護師」※2018年6月22日の検索結果より)

 

 更に、前述の通り求人の多くが保健師の有資格者を対象としており、看護師のみで応募可のところは15件程しかありませんでした。看護師の資格のみで応募する場合は、自身の経験やスキルが応募条件に達しているのか、事前の確認が必要です。

 

待遇が良く人気が高いが、激務の場合も

 地域包括支援センターでは基本的に日勤のみで夜勤がない上、土日もしくは日祝日休みなど待遇も良く、病院と違ってデスクワークや訪問などが主な仕事となるので、病院と比較すると体力的にはかなり負担が少ないと言えます。(逆に動かないために足が浮腫んだりするのが悩みという人もいるようです)

 

 

 給料に関しては職場によって異なりますが、おおむね年収300万~400万円台半ばが相場のようです。日勤のみの勤務であれば決して悪くない額といえるでしょう。当サイトの「看護師の給料明細調査」には、地域包括支援センター勤務歴8年で年収410万円、岡山県という地域柄、若干給料が低いという所感の投稿があります。

 

 

 このように、地域包括支援センターは条件や待遇が良いため辞める人が少なく、元々の求人自体も少ないので、中々求人が出ません。出たとしても経験者、保健師やケアマネジャーの有資格者から優先的に採用する傾向があるので、転職としてのハードルは少し高めかもしれません。

 

 ただし、近年は地域包括センターに求められる業務範囲や役割が拡大しており、激務になる場合もあるようです。

 

 下記の看護師の悩み相談掲示板には「新規立ち上げの地域包括センターに勤務したが、残業の多さと、医療職と福祉職のギャップが埋められずに退職した」という意見もあるので、待遇の良さだけで安易に転職を決めずに、勤務時間と給料が見合っているか、自身の看護観と職務にズレはないかなど、事前の確認が大事になってきます。

 

参考地域包括支援センターの看護師の仕事について

地域包括支援センターの看護師が感じた理想と現実の違い

病院勤務の看護師ですが、介護や福祉の現場でこの資格を活かすことができないかと考え、地域包括支援センターの看護師として転職をしたいと思っています。地域包括支援センターの看護師は地域の方と密接な関係を...

 

地域包括支援センターの転職時の志望動機

 人気の地域包括支援センターに応募する場合、応募書類、特に志望動機の書き方に悩む人も多いようです。下記に、地域包括支援センターへ転職する場合の志望動機の一例を挙げます。

 

【地域包括支援センターの看護師(保健師)の志望動機の例文】

(療養型病院勤務、保健師資格あり、30代女性のケース) 

 

 療養型病院の病棟で勤務しておりますが、患者さまの対応が流れ作業のようになりがちなことに常々不安を感じておりました。医療の現場ではなく、地域の介護福祉を総括的に支える側に立ち、高齢者の方たちが生活しやすくなるためのサポートに徹したいと思い、応募させて頂きました。保健師としての実務経験はありませんが、これから精一杯勉強して参ります。また、これまで夜勤や残業の多い環境で働いておりましたので、多少の残業などは問題ありません。

 

 

  • 地域包括支援センターの募集は保健師が主であるため、保健師の資格があれば採用確率は上がるが、看護師のみの場合は雇用先への要件確認が必須。
  • 条件が良いので人気が高く、離職者が少ないので新規の求人が出にくい。ただし激務の場合もあるので事前に確認を。

 

地域包括支援センターへの転職を成功させるには?

 看護師の地域包括支援センターへの転職はかなり狭き門であることは間違いありません。更に、医療現場の職とは違う仕事内容になることを想定していなければ、ミスマッチが起こる可能性もあり得ます。

 

 

 希望する場合は、看護師の転職エージェントなどを利用してまずは情報収集から始めてみるのがお勧めといえます。地域包括支援センターのように元々の求人が少ない場合、特に非公開求人の紹介が活きてきますので、幾つかのエージェントに登録して情報を沢山得るのも良い方法です。

 

地域包括支援センターの看護師の求人探しに役立つ転職エージェント

1位 マイナビ看護師
2位 ナース人材バンク
3位 医療WORKER

参考お勧めの看護師転職エージェントはこちら

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本記事は2018/06/25の情報で、内容は看護師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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  3. 精神科病院
  4. 総合病院
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  6. 急性期病院
  7. 災害拠点病院
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職場別の看護師の転職(保健・福祉施設関係)

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  2. 訪問看護ステーション(訪問看護師)
  3. デイサービス(通所介護)
  4. デイケア(通所リハビリテーション)
  5. 地域包括支援センター
  6. ショートステイ

職場別の看護師の転職(その他)

  1. 一般企業(産業看護師)
  2. 治験業界
  3. 空港
  4. フライトナース
  5. 保育園
  6. 乳児院
  7. コールセンター

変わった職種への看護師の転職

  1. クリニカルコーディネーター
  2. カウンセラー
  3. ケアマネージャー
  4. 教員

条件別の看護師の求人

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  2. 公務員・公務員扱い
  3. 第二新卒向け
  4. 夜勤専従
  5. 2交代・3交代

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  2. 循環器科
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