土木施工管理技士の転職に有利な資格(技術系)

職業:土木施工管理技士

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転職に有利な資格(技術系)

 土木施工管理技士が転職する場合、予め取っておくと有利な資格は多くあります。転職先が建設分野以外であっても重用される資格もありますので、計画的な資格取得でスキルアップしておき、転職時の雇用条件をより有利にしておくのが得策です。

 

  • 技術士

 技術系資格の最高峰です。建設関連の技術者が最も欲しい資格であり、この資格を持っていることで最高水準の技術レベルと倫理レベルを有していることが証明されます。特に建設会社と建設コンサルタント会社では、技術士が所属しているだけで会社の仕事の受注条件が良くなるため、圧倒的に転職に有利です。また、技術士は「APECエンジニア」として国際的に認証されている資格であるため、海外に事業展開している会社や外資系建設会社でも通用します。

 

 技術士が所属していることで入札で有利になるケースは、主に国土交通省レベルの工事です。具体的には、工事の監理技術者として技術士を指名するだけで、工事金額の約1%相当のアドバンテージが得られます。昨今、現場で利益率を1%上げることは至難の技であるため、その優位性は非常に大きいです。また、建設会社の経営審査事項 (通称「経審」)においても評価点の加算対象となっているため、特に地方の中小規模の建設会社にとっては企業ランクのアップにも貢献する存在となります。

 

  • コンクリート診断士

 現在、高度経済成長期に建設された既存インフラが一斉に老朽化を迎えており、トンネルや橋梁のコンクリート剥落といった記事も頻繁に出てくるようになりました。国土交通省はこのようなコンクリート構造物の定期点検と維持補修の実施を厳格化する指針を示しており、それに従って全国のインフラ維持管理に関わる仕事はより重要性を増しています。今後の土木業界は、この維持管理・補修により既存インフラの長寿命化を図る仕事がメインになることは間違いありません。

 

 その中核的役割を果たす技術者として「コンクリート診断士」が第一に挙げられています。コンクリート診断士はコンクリートに関する高度な知識を要するため、技術士と同等以上に難易度の高い資格です。しかし、現場監督としてコンクリート打設管理を経験している1級土木施工管理技士にとっては、コンクリートの施工条件をイメージしやすいという点において勉強しやすい資格です。

 

  • コンクリート技士・主任技士

 コンクリートの設計、製造、施工、維持管理といった全ての技術に関する基礎的技術を有しているのが「コンクリート技士」、高度な専門知識を持ち特殊なコンクリート工事や製造プラントの責任者として認められるのが「コンクリート主任技士」です。コンクリート製造プラントでは必須の資格ですが、コンクリート工事を得意とする建設会社でも重要視されます。

 

 この資格はダム等の大規模コンクリート工事や特殊コンクリートを扱う現場以外では特に需要がなかったとめ、さほど技術者の評価には繋がりませんでした。しかし、総合評価型入札の導入以後は「コンクリート技士の配置によるコンクリート品質の向上」を提案するケースが多くなったり、コンクリート構造物の維持管理工事の増加によりコンクリートの専門的な見識が高い技術者の需要が高まってきているため、コンクリート技士の評価は年々高くなっています。

 

 コンクリート技士は1級土木施工管理技士と同等の難易度ですので、これと同じタイミングで取得してしまうことが有利です。コンクリート主任技士の難易度は、コンクリート診断士と同等ですが、この資格を取得すれば、コンクリートのスペシャリストとみなされます。

 

  • 環境計量士

 環境計量士は計量法で定められている「計量士」の1つです。振動・騒音に関する計量技術を専門とする資格であり、環境計測や解析を行う調査分野では必ず環境計量士の所属が必要です。調査の対象は建設分野だけでなく、工場や商店街など、ありとあらゆる振動・騒音発生箇所になるため、需要分野の広い資格です。

 

 難関資格であるため所有者は少ない一方、受験条件に経験年数を必要としないため、学生でも取得できます。品質管理や統計処理の基礎知識まで問われるため、理系大学の基礎科目をしっかりマスターしている程度の素養が求められます。

 

  • 公害防止管理者

 公害防止管理者は、各公害を発生する一定規模以上の施設に配置が義務付けられている資格です。下記のような区分があり、公害の種類に応じて取得します。受験資格に実務経験は必要ありませんが、専門性が高く合格率が低いため「実務経験+講習(修了試験あり)」の特別条件で取得している場合が多いです。「振動・騒音」については、環境計量士と試験内容がかなり重複しているため、同時期に併せて受験すると効率的です。

 

 建設分野の場合は、昨今、住宅地や工場建物に近接した工事が増えており、施工計画段階で振動・騒音対策の立案が求められるケースが増えています。建設工事は法的には公害防止管理者の配置は求められていませんが、公害防止に関する技術レベルの証明としてとても有用な資格です。それ以外にも「水質」などは現場監督の経験工事によっては馴染みのある区分もありますので、転職を見据えたスキルアップとしてチャレンジすることをお勧めします。

 

<区分>

 水質、大気、粉じん、ダイオキシン、振動・騒音

 ※ 各区分に細分類があります

 

  • 「技術士」や「コンクリート診断士」、「コンクリート技士・主任技士」は難関資格だが、取得すれば転職時や更なるスキルアップに大変有利。

 

英検またはTOEIC

 海外事業展開している企業や研究所、JICA専門家派遣などへの転職を目指す場合は、英語力が必須です。また、全国各地の在日米軍では基地内の工事を監督する建設技術者の雇用もあります。一般のビジネス英語ができれば、建設分野で使われる図面や設計仕様書の英語は、比較的易しいレベルです。ただし、契約関連の文書はかなりの経験を要します。

 

 基礎となる英語力水準としては、英検2級、TOEICスコア700以上が目安です。また、ビジネス英語はこれらの試験だけではマスターできないため、ビジネス英語の専門書を読んだり、海外の方とメール文通やFacebookをするなどして、日頃から日常英語に慣れておくと効果的です。

 

本記事は2016/03/10の情報で、内容は土木施工管理技士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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