ネット銀行

 

ネット銀行の市場は拡大中

 ネット銀行とは、実店舗を持たずインターネット上での取引を主とする銀行です。金融庁の分類では、一般的な銀行とは別の業態として取り扱われています。

 

 日本初のネット銀行の誕生は2000年10月、大手銀行や商社、通信会社などの出資によって設立されたジャパンネット銀行でした。ネット銀行の歴史自体が20年弱とまだ新しいですが、後発のネット銀行も含めて全体的に業績は好調であり、市場は徐々に拡大していると言っていいでしょう。

 

 2017年の売上高1位の「イオン銀行」、2位の「セブン銀行」、3位「楽天銀行」は、いずれもここ数年の売上高が堅調に推移しています。この3社は預金残高、口座数も年々順調に増加しており、イオン銀行の2017年度の預金残高は3兆500億円、口座数は605万口座と、わずか4年程でほぼ2倍に増加しています。

 

【イオン銀行 預金残高/銀行口座数】

(出典:イオン銀行 ディスクロージャー誌2018

 

 楽天銀行の預金残高はイオン銀行には届かないものの、2017年9月末の口座数は607万口座とイオン銀行を上回り、こちらも順調に数字を伸ばしています

 

【楽天銀行 口座数の推移】

(出典:楽天銀行 ディスクロージャー誌

 

 また、セブン銀行はATMの設置数が24,392台(2018年3月末)と圧倒的台数を誇ります。イオン銀行のATMは同時点で6,181台ですので、セブン銀行はその約4倍ものATMを設置していることになります(参考:セブン銀行 サービス状況データイオン銀行 ディスクロージャー誌2018)。その他、住信SBI銀行は住宅ローン融資の獲得が好調であり、2018年6月末の預金残高はおよそ4兆6500億円、これはネット銀行で最も大きい金額となっています。(参考:住信SBIネット銀行 口座数・預金残高の推移

 

新規のネット銀行の誕生も

 2018年10月15日、ローソン銀行が営業を開始しました。全国のローソンのほか、空港などにATMを設置し、普及を図る動きです。セブン銀行との差別化にも注目が集まる所です。ほかにはAmazonが金融サービスに参入か、といったニュースも海外メディアで報じられています。

 

 まだネット銀行はメインバンクとしてのポジションは獲得できておらず、銀行全体でみると預金額の割合は少ないという調査結果もあります。しかし、ネット銀行は利用者にとって手数料の安さ、高金利などメリットが大きく、24時間いつでも利用できることから使い勝手も良いため、今後も規模は拡大していくものと考えられます

 

金融未経験のエンジニアも応募可能

 ネット銀行の従業員数は全体的に増加傾向にあり、企業のHPや転職サイトでキャリア採用を行っています。金融業界の経験を活かした総合職はもちろん、システム企画開発やエンジニアなどは、金融系未経験でも応募可能な企業がほとんどです。

ネット銀行の過去8年間のデータ

決算データを公開しているネット銀行の過去8年間の売上高、当期純利益、社員数、平均勤続年数の平均値の推移をグラフにしました。

売上高

当期純利益

社員数

平均勤続年数

ページ上部へ移動する