ネット証券会社

 

ネット証券業界は好調、SBIがシェア独占

 ネット証券の市場はここ数年活況化しています。店舗を構え対面営業を主体とする証券会社の市場が鈍化傾向であるのに対して、主要なネット証券会社の売上高は、増減はあるものの高水準をキープしています。

 

 圧倒的シェアを誇るのは「SBI証券で、2017年の売上高は904億6,400万円、2014年には前年の約1.7倍に売上を伸ばし、以降も純増を続けています。2位の「楽天証券」の売上高は466億8,700万円ですので、およそ2倍の開きがあります。口座数でもSBI証券は突出しており、2017年9月にはネット証券では初の400万口座超えを果たしました。

 

(出典:株式会社SBI証券「決算説明資料 2018年3月期上半期」

 

 同資料によると、新規公開株式(IPO)の引受実績に至っては証券業界全体でもSBIがトップで、2017年4月~9月で27件、関与率96%となっています。

 

 ネット証券の顧客は比較的若い年代の個人トレーダー層が多く、対面で専門家のアドバイスを受けずとも自身で最新の情報や知識を収集し、手数料の安いネット証券を活用して投資していく流れがあります。証券業界へのインターネットの浸透はもはや避けられない流れですから、ネット証券は今後も各社の強みを活かして成長していくことが予想されます。

 

積極的なキャリア採用を行っている会社が多い

 ネット証券会社は、業績好調も相まって、積極的な中途採用を行っているところが多く見られます。転職ステーションに掲載されている6社は、すべて各社HPにて中途採用を行っていますし(※2018年11月22日現在)、一般的な転職サイトでも求人が出ています。転職のハードルが低いわけではありませんが、転職者にとってある程度門戸は開かれているといえそうです。

 

 職種はITエンジニアやWebサービス系を中心に、マーケティング、管理系、コールセンターなど幅広く募集しています。金融業界の経験は必須ではなく、「あれば尚可」として、異業種間の採用も活発であることがうかがえます。また、対面型の証券会社は若手営業職の離職が多いこともあり、金融系の経験者をネット証券会社が囲い込む動きもありそうです。

ネット証券会社の過去8年間のデータ

決算データを公開しているネット証券会社の過去8年間の売上高、当期純利益、社員数、平均勤続年数の平均値の推移をグラフにしました。

売上高

当期純利益

社員数

平均勤続年数

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