転職で外国に飛び出すことを決めたときの心得

ライター:工藤崇

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 以前より経済的な国境の垣根が低くなった今日、日本以外で就職しようとする人の話をよく聞くようになってきました。

 

 日本は現在、国の経済力を表すGDP(国内総生産)はアメリカ、中国に続いて世界3位です。ただ、経済番組の特集などでアジアやアフリカの国の話を聞くと、成長は著しく、それらの国にいつしか抜かされてしまうのではないかという恐怖心さえ生みます。

 

 ただ、日本の現役層にとって、忘れてはいけないことは労働場所は「自由」ということです。むしろ外弁慶と言われがちな日本人が国外で活躍するのは誇らしいことでもあります。

 

 そこで、今回は「転職×国外」ということで、転職で外国に飛び出すことを決めたときの心得を考えていきましょう。(※もちろんこれだけではないですが一例ということでご参考下さい。)

 

(1)住む場所には何よりも気を配る

 土地勘のない街に住むことはストレスがかかることです。余裕が出て来たら休日に友人とストリートを歩くようになるとは思いますが、そこまで当面は会社と自宅の往復が精いっぱいになるはずです。勤務先と自宅の距離も不安から、職場の近くに自宅を借りたいものですが、これは実は「要注意」です。

 

 国外の都市の多くは、人種や所得層などによって居住エリアが定まっている街が多いです。東京や大阪など日本の都市圏も傾向はありますが、外国の都市は更に顕著です。日本人の少ない、またアジアの人たちを「受け入れ慣れていない」街のコミュニティに入ると、通勤途中は買い物などで気苦労と感じるとさえいいます。

 

 もちろん、治安の良い街では日本人であることで強盗に狙われることは考えすぎとしても、当初は日本人のコミュニティなどに身を寄せ、段階的に現地に溶け込むことをお勧めします。時間が経過すると、職場をはじめに友人や顔見知りなども増えてくることでしょう。その時に自分にあった地域に居を構える順序で遅くはありません。

 

(2)緊急時に連絡できる人を決めておく

 平常時には気兼ねなく処理できるさまざまなタスクも、風邪を引いた、ケガをしたなどのトラブル下ではとても難しいものに変わります。外国で暮らしていて、一番厳しいと思ったのは「インフルエンザにかかったとき」という話を何人かの友人から聞いたこともあります。また、「まさか」の事態に日本にいる家族や両親と連絡を取りたいときもあるでしょう。

 

 その時のために整えておきたいことが、「緊急時に連絡できる人を決めておく」ということです。日常のわからないことを聞くところから病気やケガのときに頼りにしたい存在、そして緊急時の日本との連絡係まで。日本語を使えることが理想ですが、現実には難しいかもしれません。それよりも、自身のことを気遣って貰える「ご近所付き合い」を築くことが、何よりも大切です。

 

 近所に該当するような存在を見つけられなさそうな際は、職場や街の日本人コミュニティで探すという方法もあります。ただ、まだ関係を確立していない場合hあややリスクを負う、というのは忘れないようにしましょう。

 

(3)社会保障や年金制度の状況を認識する

 たとえば日本企業の外国法人に転職しても、社会保障や公的年金の制度は変わらない場合が多いです。日本の本社で統括して手続きをするため、会社の指示に従って手続きを進めると問題ないでしょう。

 

 国外の法人に転職する場合は、ある程度自身で周辺知識を兼ね備えておく必要があります。勤務先によっては在留している日本の行政組織との連携を丸投げされてしまうこともあるようです。このあたりは行政書士やFP(ファイナンシャルプランナー)といった専門職のなかに手続きを得意とする人もいますので、一定範囲丸ごと依頼してしまう方が賢明です。

 

(4)歯医者が大切?

 余談ですが、外国に飛び出すことを決めた人に話を聞くと、「日本を離れる前に『歯医者』に行っておいたほうがいい」と口を揃えます。これにはいくつかの理由があるようです。

 

 ひとつは、歯痛はあらかじめ予防ができること。虫歯の検査も効果的ですし、治療が中途半端になっているところは完了させてから日本を離れることもできるでしょう。

 

 もうひとつは「治療の難しさ」です。既に転職先の言葉を流暢に操ることができるなら問題ありませんが、歯の治療中、口を空けた状態でどこがどれくらい痛いのかを伝えるのはとても困難です。そのため、長期出張で日本を離れることに慣れたビジネスマンなどは、時間を作って歯医者に通うといいます。

 

 冗談のような話ですが、本当に「痛い」思いをする前に、経験者に聞いてみることをお勧めします。

 

今回の記事のまとめ

 転職で外国に飛び出すことを決めた際の、いくつかの心得をお伝えしました。現地に着いたら、転職先(赴任先)や現地のコミュニティに一刻も早く慣れるための、怒涛の日々が待っていること思います。新しい世界を楽しむためにも、日本を離れる前に可能な準備はこなして、飛行機に乗る準備を心待ちにしたいものですね。

 

ライター

工藤崇丸の内に本社を構えるFP会社の代表取締役社長

「FP会社社長が語るライフプランと転職」シリーズ

CEO写真(2)

 

丸の内に本社を構えるFP会社株式会社FP-MYS代表取締役社長兼CEO。1982年北海道出身。ファイナンシャルプランニング(FP)を通じて、Fintech領域のリテラシーを上げたいとお考えの個人、FP領域を活用してFintechビジネスを開始・発展させたいとする法人のアドバイザーやプロダクトの受注を請け負っている。資格予備校である株式会社TAC出身のため、資格ビジネス、人材キャリアビジネスにも精通。Fintechベンチャー集積拠点Finolab(フィノラボ)入居企業。執筆実績多数。株式会社FP-MYS公式ホームページ(http://fp-mys.com/

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