履歴書・職務経歴書のブラッシュアップ方法の第一歩

ライター:松永大輝

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 転職活動を始める際、まず必要になるのは「履歴書」「職務経歴書」の2点でしょう。ただ、初めて転職する人にとって、これらの書類はどうやって書いたらいいのか分からないものですよね。

 

 また、これら書類をなんとか作って実際に転職活動を進めてみても、企業からは「書類通過」もしくは「お祈りメール」という結果しか返ってこないため、自分が作った書類のどこが良くて、どこが悪かったのか判断するのは難しいでしょう。

 

 そこで、今回の記事では実際に採用担当者として1000人以上の履歴書・職務経歴書を見てきた筆者が、この2つの書類を転職活動成功のためにどうブラッシュアップしていけばいいのかを解説します。

 

 基礎的な項目が中心ですが、以下のような項目を意識して見直してみてください。もちろんこれだけではないですが「門前払い」を喰らわないという意味では有効な内容です。

 

文章の綺麗さなんて見てない?

 まず、勘違いして欲しくないのは、「上手い文章を書く必要なんて全くない」ということです。履歴書・職務経歴書とは要するに「これまで自分がどのようなキャリアを歩んできて、何ができるのか」を表現するツールに過ぎませんから、理路整然とした美しい文章である必要はありません。

 

 極端な話、箇条書きで学歴(例.○年に×大学卒業)や職歴(例.法人営業経験○年)が端的に書かれていれば、それだけで自分のキャリアを伝えることは可能なのです。むしろ忙しい人事担当者からは長文の経歴書は敬遠されがちですから、内容はあえて簡潔に記載することを心がけるといいでしょう。

 

内容がその会社が欲しがっている経験とマッチしているか?

 特に職務経歴書にありがちですが、独りよがりに「自分はこんなことを経験してきた」と長々書き連ねられているのをよく目にします。ただ、せっかくの経験も、応募先の企業が求める経験とマッチしていなければ全くアピール材料になりません。

 

 例えば、法人営業経験者を求めている企業に対し、「自分は個人営業でこれだけの成績を挙げてきた」という内容の職務経歴書を送っても、それは相手先の企業が求めている経験ではないため、いかに凄い実績であっても評価されません。このような場合は、仮に自分のメインスキルが個人営業であったとしても、法人営業としてこれまでどういった経験をしてきたのかを職務経歴書にしっかり書いてアピールすべきでしょう。(そもそも法人営業の経験がないのであれば、その時点でミスマッチなのでその企業に応募しても時間の無駄になることは明らかです。)

 

 企業側の目線に立って、相手の求める情報(スキル・経験)がちゃんと入っているかどうかを意識しましょう。そのため、応募先の企業によって職務経歴書の内容や切り口は微調整しなければなりません。

 

誤字脱字がないか?

 上記で「文章の綺麗さは関係ない」と解説しましたが、とはいえ誤字脱字がないかどうかは最低限気をつけなければなりません。

 

 履歴書・職務経歴書は応募先の企業が1番最初に見るあなたの「報告書」のようなものです。その書類が誤字脱字だらけだったら、企業の人事担当者は「この人は多分入社して仕事をしてもこういった基本的なミスに気づけない雑な人なのだろう」と判断します。

 

 履歴書・職務経歴書は書きあがったら一度読み返して誤字脱字がないかどうかは必ずチェックするようにしましょう。自分1人でのチェックでは心配な場合や家族や転職エージェントなど他の人の目でチェックしてもらうことも有効な方法です。意外と誤字脱字は多いものです。

 

写真の印象は悪くないか?

 多くの履歴書を見ていて思うのは、写真を添付せずに応募してくる方が意外と多いということです。応募先の企業は書類選考をする際、あなたのことを全く知らない状態です。そこに顔写真が貼られていなければ、どんな人柄なのかを文章だけで判断しなくてはならなくなります。書類上は良さそうな経験に見えても、顔が見えなければ人事担当者としては面接当日にどんな人が来るのか不安になるため、書類を通しにくく感じてしまいます。

 

 また、写真が貼ってあったとしても貼り方や表情に全く無頓着な応募者も非常に多いものです。履歴書で見られるのはまず顔の印象ですから、その写真が明らかにアップ過ぎる顔で写っているものだったり、ぼやけていたり、仏頂面だったりするとその時点でその人の印象は悪くなります。

 

 業界によっても違うため、必ずしも笑顔の写真にする必要はありませんが、本気で転職活動をするのであれば街角にある証明写真機で簡単に済ませるのではなく、ある程度しっかりした写真スタジオでプロに撮ってもらうことをお勧めします。顔が与える印象は書類の内容以上にインパクトの強いものですから、そのくらい自己投資をして準備しておいて損はありません。

 

 むしろ、その他大勢の転職希望者が写真に無頓着ですから、そこに一手間加えるだけで書類選考の通過率は飛躍的に上昇するはずです。

 

今回の記事のまとめ

 履歴書・職務経歴書のブラッシュアップ方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。「なんだ、基本的なことじゃないか」と思われた方もいるかもしれませんが、その基本がなってない転職希望者のなんと多いことか!

 

 履歴書・職務経歴書はあなた自身をプレゼンテーションするための大事な書類です。自分の経験を色々とアピールしたくなる気持ちは非常によく分かりますが、まずは「見る企業側」の目線に立って上記の基本をしっかりと押さえておくことが、転職活動成功の第一歩になるはずです。

 

ライター

松永大輝社労士資格保有/社労士講座現役講師

「知らずに転職できない法律・お金のハナシ」シリーズ

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早稲田大学在学中の2011年に学習期間6ヶ月で社労士試験に一発合格。合格後は大手社労士事務所に新卒入社し、労働法や社会保険の専門家として上場企業からベンチャー企業まで10社ほどの顧問先を担当。約3年間の勤務後、IT系のベンチャー企業に人事担当者として転職し、新卒・中途採用を中心に人事全般を経験する。また、本業のかたわら社会人2年目から大手通信教育学校の社労士講座非常勤講師として講義やテキスト執筆・校正などを担当。現在は保有する資格を活かしながらフリーランスの人事として複数の企業から採用などの実務を受注するかたわら、講師、Webライターなど幅広く活動中。転職関連の執筆実績多数。
保有資格:社会保険労務士、AFP(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)、産業カウンセラー

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