外資系企業への転職と英語力(条件3:大量の英語情報をスピーディーに処理できる英語力か?)

ライター:又村紘

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 ここまで二回にわたり、「外資系企業への転職と英語力」ということで、第一条件「相手のメッセージを的確に理解できる英語力か?」、第二条件「自分の考え、意見をしっかり表現できる英語力か?」を解説しました。

 

 今回は第三回ということで、第三条件「大量の英語情報をスピーディーに処理できる英語力か?」についてご紹介します。

 

「大量の英語情報」を処理しなければいけない

 当然ですが、海外勤務でアメリカに行けば日本語はほとんど使えず、入ってくる情報は英語になります。ヨーロッパに行けば英語すらまともに通じないこともあります。しかし基本は英語です。海外で働けば朝から晩まで見聞きする多くの情報が英語になりますから「膨大なる英語情報量」になります。

 

 日本にいながら、グローバルレベルでの業務をこなす環境の場合は、周囲に日本の環境や日本語の社会システムがありますから、英語はかなり限られた部分での情報になりますが、たとえ日本の環境の中でも、相手が外国人の場合、会議や業務で完璧に英語環境に入るため、急に膨大なる英語情報に満ちた社会で働いている外国人とビジネスをすることになり、自分をかなり無理矢理に外国語環境に入れ込んでコミュニケーションをしなければならないことになります。この環境に対応できるかどうかは、たとえTOEICで満点を取っても、英検一級に合格していたとしても、全く別の話になります。

 

<※私の体験談>

 

 私がI社に在籍中にイギリスに駐在員として派遣さた時は、かなり孤独な環境でイギリスで業務をしました。私の仕事はイギリスの工場駐在の生産管理担当でしたが、日本人は私一人でした。そこでは英語ができないとか、仕事ができないとか、サポートはありませんでした。すべて一人でこなしました。

 

 今から考えると一人で全てやらざるをえず、必死に毎日を送ったことで、英語も仕事も叩き込まれたのではないかと思います。若かったこともあり、苦痛は感じませんでした。毎日発生する問題の解決のためには、すべてが英語の情報の環境の中で、正しい情報を迅速に入手し、整理し、判断し、アクションをまとめ、的確な行動をとり、日本と連絡を取り、スピーディーに解決をしていくことが要求されました。あらゆる面で英語での大量の情報を処理する能力が要求されました。

 

 業務上入ってくる大量の英語の情報を、日本にいるときと同じかそれ以上のスピードでビジネスとして処理していかなければならなかったのです。その経験から、「英語は大量の情報を実践的に扱わなければ身につかないものだ」と今でも感じています。

 

 

「ランゲージ」としての英語

 日本語は、日本人の脳を動かす日本人のランゲージです。すなわち、日本人の脳はコンピューターでいうランゲージの日本語ランゲージで動いているということを認識する必要があります。従ってグローバルでビジネスを展開していくためには英語というグローバル脳を働かせるための英語というランゲージをインストールして、英語で脳が機能するようにしなければならないのです。

 

 単なる観光旅行であればガイドやエージェントに任せておけば楽しく旅はできると思います。これがビジネスや政治等になると一変します。相手は英語脳ですべて動いているのです。そこには日本語ランゲージは全くなく、すべての活動は英語で動いていることを理解する必要があります。ここに英語は知識としてではなく、ランゲージの言語として把握して、叩き上げていかなければならない理由があります。

 

 日本ではそんな環境がないからとても無理でしょう!という声が聞こえてきますが、日本にいても外国にいてもどこにいても叩き上げの環境はつくりだせます。もちろん早い時期に、グローバルな環境に身を置き、英語情報満載の環境を作り上げられればベストです。それが難しくても例えば英語のニュースに触れたり、好きな本を英語で読んだり、外国人の友達を作ってSKYPEで喋ってみたり、自分で英語環境を作り出すことができます。英語に興味を持って、ぜひ環境を作り上げてください。

 

 グローバルビジネスで業務が遂行できる人材になるためには、英語で頭が回り、口が回り、どこの国の人間とも普通に英語で仕事が完遂できる人材になる必要があります。できない理由を考えているより、今すぐ何でもいいですから英語に触れてください。そうです、気がついたら「今!」開始してください。

 

 

この記事のまとめ

 日本でビジネスを遂行する場合は、たとえ英語を使う時があっても基本的にはランゲージとして日本語ランゲージで脳が動いていますのですべての情報は日本語脳で処理されますが、グローバルビジネスの世界に入った途端に英語ランゲージで動く英語脳でオペレーションが行なわれている世界に入ります。

 

 結果的に英語で構成された大量の英語情報を処理せざるをえなくなり、日本語脳で動いている日本人の脳では、自分の日本語コンピューターの処理能力の限界を超える可能性が高いのです。

 

  • 一歩日本を出たら英語環境、グローバルの世界で日本語は通用しないことをしっかり認識せよ!
  • 孤独な環境で叩き上げてこそ英語の情報力が強化される!
  • 英語はグローバルビジネス遂行のための情報処理ランゲージであることを認識せよ!
  • 日本にいても英語による大量情報処理能力は磨かれる!

 このあたりの言葉は私からのメッセージとさせて頂ければと思います。次回は「第四条件:会議ができる英語力か?」についてご説明いたします。ご期待下さい。

 

ライター

又村紘人事管理職歴20年のキャリアで自身の書籍も多数

元面接官が明かす「絶対に採用面接に成功する為の準備術」シリーズ

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現在:有限会社ヒューマンマネジメント研究所 代表取締役社長

経歴:日本アイビーエムに在籍中本社採用センター統括責任者として数千人の採用を指揮、全数確保の原動力になる。その後スカウトされ BMWジャパン初代人事部長(ドイツ)、日本サンマイクロシステムズ取締役総務本部長(アメリカ)、エアーリキード(株)人材部長(フランス)デル ジャパン 初代人事ディレクター等を歴任採用の最終責任者として活躍。その後世界に通用するビジネスパーソン育成を目標に特にディベート、プレゼンテーション、会議術、リーダーシップ、マネジメント能力強化研修講師としての活動に20年ほど従事、参加者は数万人を超え、現在も現役で活動中。自身のグローバル企業における人事管理職としての多様な経験と自身の転職キャリア形成体験,様々な企業での研修講師としての体験からできる限り現場に近いアドバイスを目標に転職成功のためのコラムを提供する。

(著書

敵を味方に変える人間術 (東洋経済新報社)

人生リエンジニアリングのすすめ(日新報道)

男の知的武装術(太陽企画出版)

転機を飛躍に変える70の法則(講談社)

英会話この順番でやればムリなく話せる(三笠書房)

究極の自己アピール術『あぼひなまの法則』(日新報道)

(訳書

願望は必ず達成できる。ロバート・シュラー著(PHP研究所)

成功の時は今(日本教文社)ジャック・アディントン著

人生が面白くなる心理学(日本教文社)ジャック・アディントン

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