今、転職を悩んでるWebクリエイターの方、転職時期についても考えどころですよね?転職のベストなタイミングとはいつでしょうか?今なのか、半年後なのか、ボーナスをもらってからか、しばらくは転職すべきではないのか。
今回は「Webクリエイター転職のベストな時期」についてまとめてみます。自分の人生について見つめ直し、転職のベストな時期を判断をする参考にしてください。
転職に適した自分の状況
- 自分で決めた目標達成をした時
仕事が合わない、人間関係が良くないという理由のみで転職を希望する場合は一度立ち止まってみてください。環境を変えてもあなた自身が過去の環境を乗り越えていないと後々苦労をするかもしれません。新しい職場でも同じようなことが起こった時にまた転職を繰り返すのですか?その度に職を変えてしまっては短期間の職歴が増え、スキルも身につきにくく転職が困難になっていってしまうかもしれません。
たとえ今希望しない仕事内容や環境であったとしても、そこで自分の中で決めた目標を達成した上で次に進むことをオススメします。どんな仕事でも得られることは何かしらあるはずです。どの職場も好きなことだけをすることは不可能に近く、苦手なことにどう向き合い、クリアしていくかは課題になっていきます。ですからできれば苦手なことは今の職場で解決しておきましょう。
また、ネガティブな退職理由によって転職をする場合、そのことで自信を無くし、転職活動やその後の人生でも自信をなくしたまま過ごす人も多いため、ネガティブな状況が職場にあったとしても自分で決めた目標まで頑張り、頑張った自分を自信にしてください。
- 本当に今の環境ではやりたいことができないかを模索し尽くした時
転職検討中の方に今の職場でやりたいことはできないのかを質問を繰り返していくと、実はやりたいことのためにまだ行動を起こしていない場合もあります。担当サイトを変えたかったり、更新だけではなくもっとデザインやコーディング能力を上げていきたいという転職理由をよく聞きますが、状況によっては転職をせずに打開していくこともできるのです。
例えば、今できること以上のことは任せてもらいにくいため、独学でスキルを上げ、制作能力を上司にアピールし、担当の仕事のレベルを上げられるかもしれません。また、今任せられている仕事のクオリティを上げ、周囲に認められれば新しいことにチャレンジできるかもしれません。それでも会社のビジネスモデル、状況によっては希望を叶えることが難しいようであれば転職をするタイミングです。
<※>円満退職のために
いざ仕事が決まったとしても退職交渉が滞っては意味がありません。そのため、以下のことを注意し、円満退職を目指しましょう。
- プロジェクトや仕事の引き継ぎの準備をしておく
- 仕事を棚卸しし、業務フローの見直しをしておく
- 人事異動が決まる前の時期に上司に相談をする
転職をする時に欠かせない家族の理解を得る
あなたが辛い時、そばで支えてくれるのは家族という方も多いでしょう。また、家族を養っている立場であれば自分の意思だけでは転職を決断してはいけません。仕事はあなたの人生ではありますが、同時に家族の未来にも大きく影響があるからです。仕事を変えることで住む場所や働く時間や曜日、年収が変わることもあります。ですから、家族にもどんな状態になることが最良か、どんな条件を希望しないかなどは確認しておきましょう。
また、転職がすぐに決まらない可能性についても見越し、貯蓄や家計のやりくりもプランを立てておきましょう。暮らしが成り立たないため、結局希望しない仕事については転職をした意味がありません。あなたの転職が正しかったと思えるようにするために、事前準備として家族を味方につけましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。転職をすることで良い未来を築けることもありますが、その逆にタイミングを間違えると現状を悪化させる可能性もあります。より良い将来にできるよう時期を見極め準備をしておきましょう。
西山愛実元人材会社のコーディネーター
「元人材会社のコーディネーターが語る、Web系職種転職事情」シリーズ
明治大学情報コミュニケーション学部を卒業後、新卒で人材総合会社である株式会社インテリジェンスに入社。事務系職種の派遣営業として横浜エリアの既存顧客、新規顧客の開拓に従事。派遣事業部で過去取引のなかった大手食品会社を新規開拓。産業カウンセラーの資格取得をきっかけにコーディネーターへの異動を申し出、IT職種のコーディネーターにキャリアチェンジ。インフラ、ヘルプデスク等の職種を担当し、その後Webクリエイティブ職種のメイン担当になる。Web領域を事業部の注力領域へと成長させ、新領域開拓のための先行調査を行う。Web系職種への知識と営業経験を買われ、客先の大手ネット系企業での中途採用チームの立ち上げるためのSVに抜擢。エンジニア、クリエイターを大量に含む採用目標を大幅達成。その後結婚を機にマレーシアに転居し、人材系コラムや求人作成等フリーランサーとして活動。