まだ東京に住む?移住×転職を成功させる3つのポイント

ライター:高下真美

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 最近ではフリーランスという働き方や、ITの進化、各自治体の支援制度などによって以前よりも働き方の自由度が上がってきたことで、東京に限定されずに働くことが可能になってきました。そこで今回は昨今注目の集まっている移住×転職」を成功させるために大切な3つのポイントをご紹介していきます。

 

Uターン・Iターン・Jターン

 移住のお話をする前に地域を移動して働くその働き方の種類をご紹介していきます。働く土地を変える働き方としては従来よく募集されていたUターンのほかに、Iターン、Jターンなど様々な働き方があります。

 

  • Uターン:元の地方都市から東京に出てきてしばらく働いた後、また地元に帰って働くこと。
  • Iターン:東京などの都心から自分と縁のない土地に移住し働くこと。
  • Jターン:地元の地方都市地方から東京に出てきたが、地元の近くの別の地方都市で働くこと。

 他にもサテライトオフィスでのテレワークやフリーランスという在宅での働き方など様々な働き方が増えてきました。Uターン、Iターン、Jターンなどは現地の職場で就職で勤務することを主に指しますが、テレワークやフリーランスについては東京などの仕事をインターネットを介して別の地域で仕事することを指します。

 

 上記のように働き方が変化してきたことによって、より一層東京以外の場所で働くという働き方は主流になっていくことが考えられます。

 

移住×転職の成功ポイント(1):「移住先の特性を良く知る」

 それではここから移住×転職を成功させるポイントについて書いていきます。東京と地方では、気候、環境、地域性、雇用状況、主要産業、生活スタイルなど地域によってかなり違うポイントがたくさんあります。

 

  • 気候面では、台風がよく訪れる地域は交通機関が動かなくなる、家の補修費用が想定以上にかかる、豪雪地帯で仕事にならない期間が多くなるなどの障害。
  • 雇用面では、地元の人が優先的に採用されることや、そもそも選べる仕事が非常に少ないことなどの障害。
  • 生活スタイルでは、早朝に仕事を始める人が多い農業や漁業などがある地域であれば朝から仕事で出る音が大きく、睡眠時間が削られるなどの障害。

 上記以外にも様々な違いがあるでしょう。旅行先として行っていた時とは違う、生活する場所として移住先を見た場合に想定できることを増やしておくことがとても大切です。実際に移住した人たちの声を集めてみると以下のようなメリット・デメリットがあるようです。

 

◯移住したメリット

・アレルギー持ちだったが、気候のおかげか症状が出なくなった

・近所の人たちが親切にしてくれ、お野菜をいただけるので家計的にも助かっている

・自然の中で心地よく過ごすため、ストレスから開放された

・病気がちだった子どもたちが元気過ぎるくらいになった

 

 

◯移住したデメリット

・仕事がなく、選ぶことができないため、合わなかった場合でも転職が難しい

・台風や大雪などの気候により、生活にかなり影響がある

・家賃は安いが給料がそれ以上に安く、生活が苦しくなった

・近所付き合いが多く、自分の時間が取れない

・家族との合意が取れていたつもりだったが、住んでみて色んな障害があり仲違いしてしまった。

 

 

 田舎には、自然豊かな環境で、通勤ラッシュもなく人とのつながりが密接にあるという都会にはない人としての豊かさを得られるような環境がそこにはあります。

 

 しかし、首都圏から地方に移住をする場合は車が新たに必要になること、夜遅くまで開いているスーパーがないこと、転職先の数が少ないこと、収入のベースが下がること、特殊な地域性を持っていることなどが障害となったりすることで想定していなかった問題が浮上する可能性もあります。実際に住んでみて想像と違ったということがないように事前にしっかり準備をしておきましょう。

 

 パートナーやお子さんを連れて移住転職をされる場合は、パートナーが働ける転職先があるかどうか、お子さんの教育上の環境はどうか、なども併せて確認しておくことがとても大切です。実際移住を経験した人に話を聞くことで具体的なイメージを抱け、注意しなければならない習慣の違いや、移住のメリットデメリットなどがわかります。先に情報収集をすることで移住した場合も違和感なくなじむことができるようになります。

 

移住×転職の成功ポイント(2):「支援制度などを確認する」

 最近では人口減などをきっかけに、若い層の家族移住を呼びかけるため、様々な支援制度を組んでいる自治体が多くあります。ゆくゆくその市町村で子供が生まれ、その子供が地域経済を担ってくれることを期待しての子育て・住宅購入の支援制度、その地域の主要産業後継者を育てるためにその主要産業を移住して新たにそういった仕事を始めた場合に初期費用の一部を負担する支援制度などその種類は様々です。

 

<移住者への支援制度の一例>

  • 石川県かほく市では市内に一戸建て住宅を新築する人に最大200万円の奨励金を交付するという住宅購入支援制度があります。
  • 北海道利尻町では 第3子が町営の保育所に入所する場合に、保育料は無料という子育て支援制度があります。
  • 長崎県平戸市では平戸市内で製造業及び情報通信業の会社を創業する場合、100万円を上限に補助する起業支援制度があります。

※支援制度は自治体によって違いますので、どういった層を呼び込みたいという自治体の温度感を感じることができます。

 

 

 上記を見てもわかりますが、自治体の呼び込みたい気持ちが強ければ強いほど移住した際に得られる支援の厚さや、定性面でのフォロー、周辺住民の理解も得やすい状況になることなどが考えられます。そういう観点でも温度感を確認しておくことが大切です。

 

 また、自治体によっては実際に移住をした人を集めて話を聞くというイベントを行っているところや、移住を考えている人を呼んで支援制度等について話すというイベント、提供される家を見に行く現地訪問バスツアーなどを行っている自治体もたくさんあります。シングルファザー・マザーが暮らしやすい環境や支援制度を持った自治体など、最近の様々な家族の形を想定した移住支援も各自治体が行っています。

 

 移住×転職を考えた際、その2つを成功させるためには、仕事面だけでなく家庭の状況や子育ての状況も大きく関わってくる問題の1つとなります。少しでも家族が暮らしやすい状況や、自分の負担を軽くできるような内容が含まれていることを確認して移住したいものですね。収入面や一時的な出費も増える移住には様々な不安がありますが、それを払拭できるような支援制度も用意されているところが多いので、事前に調べて大いに有効活用できる状態にしておきましょう。

 

移住×転職の成功ポイント(3):「暮らし方・働き方を決める」

 あなたが移住することで実現したい暮らし方や働き方は何でしょうか?喧騒から離れた静かな生活、健康的な食生活、大自然の中で子供を育てること、通勤時間の短縮、新しい仕事へのチャレンジ、など移住先の環境によって様々なことが実現できます。その地域の特性を知り、支援制度を知った後に、あなたが移住を考えているその地域でイメージしたような暮らし方や働き方が実現できるかどうか、改めて考えてみることをおすすめします。

 

  • 暮らし方について

 大抵の場合、移住先での職は東京に比べると地域的に年収が下がる可能性が高く、その年収で思い描く生活スタイルが実現できるかどうかを想定しておくことが大切です。

 

 実際に移住をする前に旅行に訪れる方は多いと思いますが、オススメなのは長期休暇などを利用して生活のイメージをつけられるような滞在の仕方を体験してみることをおすすめします。可能であれば1ヶ月程度などの長い期間、ホテルなどではなく、安いゲストハウスなど現地の雰囲気を直に感じられる場所を選んで住んでもらうとイメージしやすくなります。安心して移住するためには必要になってくるポイントです。

 

 最近では現地の人と触れ合いながら過ごすことができるAirbnbなどもあるので観光としてではない住む場所としてのイメージを抱くにはとても良い方法です。

 

  • 働き方について

 移住した先では残業がなく、家族と大切な時間を過ごせること、土日には仕事を持ち帰らずに働けること、もしくは自分の夢であった漁業や農業など、その土地でしかできない仕事をするなど、理想とする働き方を実現できるかどうかを確認することも大切です。

 

 暮らし方に紐付いてくるポイントでもありますが、やりがいを感じながらもそういった働き方を実行できる職を勝ち取れるように労働市場における今の自分の年齢と仕事の実績の市場価値をよく判断し、今の仕事先でどのくらい実績を積まなければならないかを考えて、期限を決めて実行することが大切です。

 

今回の記事のまとめ

 移住×転職をする際には自分の望む暮らし方、働き方を勝ち取るための3つのポイントをご紹介しました。どんな転職にも市場における自分の立ち位置を把握することが大切ですが、移住×転職の場合は市場自体が小さく、暮らしの変化や環境の変化によって普通の転職よりも準備すべきことがたくさんあります。しかし、自分や家族が思い描く環境を手に入れるために、ぜひこのまとめを参考にチャレンジしてみてください。

 

ライター

高下真美リクルートグループ勤務経験からの独自の視点が好評

「元人材業界出身者による転職お役立ちコラム」シリーズ

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新卒でインターンシップ紹介、人材派遣、人材紹介のベンチャー企業に入社。大学4年の在学中から勤務を開始し、営業・コーディネーター・人事・総務に従事。名古屋拠点立ち上げなど様々な業務を経験。取引先はベンチャー企業から大手のIT、流通、情報、サービスなど多岐に渡る業種に対し、営業・コーディネーター、両面の業務を担当。その後、株式会社リクルートジョブズ(旧社名:リクルートHRマーケティング)に転職し、リクナビ、リクナビNEXT、はたらいく、とらばーゆ、タウンワーク、フロム・エーナビなどの求人広告や、年間の採用計画、企業の成長に合わせた人材像の見直しなどを提案する営業として8年勤務。その間にMVP、チーフとして率いたチームでMVTなどをそれぞれ複数回受賞。既存顧客の取引拡大、新規開拓業務に従事。大手アパレル、外食チェーン、流通、医療など幅広い業種に対して、新卒・中途、アルバイト・パートの年間採用プラン、採用支援システムを提案。結婚、夫の転勤を機に退職し、現在は人材系コラム、女性のライフスタイル系メディアの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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