日本語学校に勤め始めましたが、自分も日本語学校を経営したいなって思うようになりました。
現在、非常勤講師ですが、給料が安いです。
ただ、業界としては伸びている業界ということを聞いたので、
経営者としてこの業界で成功できるんじゃないかなって思うようになりました。
今でも、新たな日本語学校が出てきていますし。
日本語学校に入って来る留学生の数も伸びているようで、経営としてうまくいっているという話も聞きます。
どう思われますか?
質問
日本語教師が独立して新たな日本語学校を設立するのは可能でしょうか255view
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回答
4件の回答
質問者さんが、「日本語学校に入る留学生の数が増えてきている」と書かれていましたが、本当でしょうか。
確かに平成25年度から26年度からの数を見ると増加していますが、それって実際は東日本大震災前の基準に戻ってきたにすぎません。震災で生徒数が70%位に減り、それによって小さい所や経営基盤が弱い所が淘汰され、その後生徒数が伸びるにしたがって新たな日本語学校が出来てきているという流れだと思います。
確かに、東京オリンピックとか、東南アジアの経営状況とか、日本ブームとかで留学生の数も増えてくるかもしれませんが、それも確実ではありません。
最近、海外に営業に出ていたうちの校長先生から「生徒が日本語学校を選び出した」という話を聞きました。長年有名大学に進学実績のある日本語学校や、大学付属の日本語学校が人気のようです。後は、立地とか寮などの設備、母国語が話せるスタッフがいるか、などそういう質問を投げつけられたという話でした。今までは、「日本語学校であればどこでもいい」という流れでしたが、そうではなくて留学生側の買い手市場になってきたように思えます。特に「できる」留学生は結構人気があります。
後は、日本語学校を経ないで留学するパターンも増えてきたように思えます。昔はなぜか、大学に行くには日本語学校を経由しないといけないという流れがありました。多分、日本語学校に所属している間に、大学でかかる授業料とか入学金用の資金を稼ぐ目的があったのかもしれません。
しかし、留学生の8割強を占める中国の富裕層出身の留学生であれば、日本で働く理由もそもそもないです。また、英語中心の授業をするようになった大学の学部も出てきましたし、優秀な学生には率先して奨学金を出す大学も出てきました。
そういう意味では、日本語学校を建てるっていうのは正直「いまさら」感があります。まあ、そういう色々なマイナスの状態を吹き飛ばすような何かしらのアイディアがあればいいんですけど。
以前ちょっとだけ「日本語学校を自分で出来ないかな?」って思ったことがあるものですけど、
正直すぐにあきらめました。普通に塾とかを開くよりも大変かもしれない。
日本語学校として留学生を迎えられる学校になるためには、最低限の備えとして、5年以上の経験を持つ日本語教師と60人の生徒が勉強できるスペースが必要なんだそうです。
一クラスの生徒の数は20人が限界と法で定められているため、60人生徒を入学させるには少なくとも3人の先生が必要だということです。
5年以上の経験を持つ日本語教師を見つけるだけでも大変だなと思います。
現状、日本語教師は不足しているので、普通の日本語教師もいませんよ。
経営は営業が8割の影響力を与えるっていう話をどこかで聞いたことがあります。
質問者さんが経営しようとしているのは、海外からの留学生が対象の所ですか?それとも日本に滞在している留学生が対象ですか?
前者が対象だと結構難しいですよね。やっぱり大きな所は海外に拠点を作って生徒募集をしています。そこの人が現地で説明会をしたり、入学の手続きから生徒の送り出しまでしています。拠点がなくても、現地とのエージェントとのつながりが必要です。
日本語学校はビザの問題がありますので、入学関連のことを取りまとめる方が必要です。
私は、アメリカに留学しましたが、その時はすべて自分で処理できましたが、中国や東南アジアの方が日本に学生として来るときは、財産証明とかで結構ややこしいという話を聞きました。留学生の親がどこで働いているかを証明するような書類も必要とのことです。質問者さんがそういうエージェントとコネがあればいいんですけど、いなければそういう人を探すのはかなり骨が折れると思います。
海外で人材を探すのは大変ですよ。正直、日本人に比べて信頼に足る人を探すのは厳しいと思います。もちろん言葉の問題もありますし。
塾とかでもそうですけど、学校を作るとしたら結構な資金が必要なんじゃないでしょうか。
東京でビルを持つには、億単位のお金がかかりますし、借りるにしても生徒を収容するための面積分の部屋だったら、毎月のお金ですら最悪でも数十万~数百万のレベルですよね。
銀行とかで借りることが出来るレベルも限られますし、少なくともある程度の資金は自分で整えなくてはいけないでしょう。そんなレベルの資金をご自身がお持ちなんですか。それとも、誰かが出資してくれるんですか。
今、日本語学校を経営し始めた所って、大体はなんらかの企業ですよね。例えば、不動産業の会社が新たな事業として日本語学校を起業したりとか。後は、大学の付属として起業したパターンですよね。大学側としては、単純に儲かるというメリットと、少子化の中である程度の学生の確保っていう別のメリットがありますし、留学生側のメリットとしてはある程度入学できる大学は保証されているっていうメリットがありますよね。
今は、留学生側もインターネットとかで学校を選べるようになっていて、やっぱり立地とか、建物の豪華さとか、そういうものも見ることが出来ます。たとえ、写真を修正してきれいに見せたとしても、少なくとも外見はグーグルアースで確認できちゃいますからね。
そういうのを考えると、やっぱり建物を含めた資金がないと、企業でバックになっている所じゃないと苦しいんじゃないでしょうか。