管理栄養士がNSTリーダーを行う時のポイントとは?152view

NSTでのご経験がある方、栄養管理課での課長職以上のご経験がある方がいらっしゃったら、特にご回答お願いしたいです。それ以外の方からのご回答も、もちろん有り難いです。よろしくお願いします。
私は、アラフォーの男性です。現在、北陸地方にある病院で管理栄養士をしています。このたび、有り難いことに昇進し、栄養管理課長になり、NSTリーダーとして1活動(1症例)をリードする役割を仰せつかりました。チームメンバーは、医師2名(外科・内科各1)、看護師1名、理学療法士1名、必要に応じ薬剤管理課長、そして管理栄養士2名(私と新人の女の子)です。
私の病院では、13年ほど前からNSTに取り組んでおり、幸い私もアラサーの頃からチームにちらほら入り始め、10年以上平メンバーとして参画しています。しかし、これまでNSTリーダーは医師か看護師が多く、管理栄養士が指揮を執ったことはありませんでした。
医院長は、栄養学への関心も深く、将来管理栄養士がもっと病院経営に携わることを望んでいるとおっしゃってくださっているうえ、今回の取り組み内容について、学会で症例報告として報告したいとお考え頂いています。それだけに、何か粗相があってはと不安です。管理栄養士がチームリーダーを行う上で注意点などがあれば教えてください。よろしくお願いします。

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1件の回答

  1. Iwaki-w 2015/11/01 11:40

    東海・甲信越地方にある病院で管理栄養士をしております。NSTは、チーム医療とは言えない段階から、かれこれ10年ほど取り組んでまいりましたが、方式の違いか、当院ではチームリーダーという役職はおりませんので、どこまでご参考になりますか不安ですが、書かせていただきます。

    まず、私どもでは、急性期、慢性期のうち糖尿病、DN、CKD低栄養(クワシオルコル)、サルコペニア症を主な対象としてNSTを行っております。慢性期患者様は、長期入院の方はほとんどいらっしゃらないため、通院時の経過観察・食事相談・内診・ご家族様へのお話の内容についての対応についての協議を行っております。急性期については、一定の対応のひな形を作成し、対応する職員の力量による差を無くそうということで、これまでの症例をモデルケースとしてパターン化できるよう取り組んでまいりました。

    正直、急性期の際は、チーム協議が初めての経験であったこともあり、医師の先生方、薬剤師の先生方に助けられ、看護師の方々の素早いご対応に感心し、自分のスピードの遅さに落胆するうちに時間が過ぎ、方針が決定してしまったような所があったので、とにかくチームの皆さまの言う内容を日々勉強勉強でした。その経験から言えることは、不慣れなチームメンバーには、リーダーからフォローや解説があると嬉しいな、ということです。

    その後、慢性的疾患のNSTに関わるようになると、当院では外来が主ですから、チームメンバーへの情報共有が重要な職務となりました。今は電子カルテを導入しましたので、だいぶ楽になりましたが、昔は紙カルテでしたので、患者様ごとにカルテ番号と来院時の様子をメールや会議の場でお知らせするように努めていました。看護師の方々はお忙しく、チームが対象としている患者様の来院のタイミングを逃してしまうこともあります。また、ご家族、患者様ともに、栄養相談では医師の先生方や看護師の方々に漏らさないような内容をお話されることもあります。例えば、先生の前では「元気に歩いてるのよー」と仰っても、実は脛に転んだ跡があって、「どうしたの?」と聞くと「実は転んでお散歩さぼってるのよ~」と仰るようなことです。私は、そうした外来でのサインも、チームで共有できるように気を付けていましたが、他職種の方からはとても喜んでいただけましたし、症例報告レベルですが、上手くいった例が多かったと思います。

    この経験から申し上げたいことは、リードするというより、情報を共有し、議論を促し、チームの共通方針を確認する手助けをして頂きたいということです。特に電子カルテを導入される前であれば、導入前に「導入したらこういう内容が盛り込まれるといいな」ということを考えていただきたいということです。

    当院では、電子カルテ導入時にご家族様からのご質問事項や、各職種がちょっと気になったことのコメントを所見欄とは別に記載できるようにカスタマイズしました。所見にまで記載するのは大げさと思って遠慮してしまうような会話の中の気づきが、患者様の治療経過を反映する場合もありましたもので。

    私の乏しい経験からですが、何かヒントになりますれば幸いと思います。

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