ECサイト運営会社の適性(向き・不向き)ってなんだと思いますか?職種別に教えてほしいです。
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ECサイト運営会社の適性(向き・不向き)322view
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回答
1件の回答
ECサイト運営会社を経営したことがあります。私なりの意見を書いてみます。
■マーケティング系の適性
マーケティング担当は細かい数字の分析からサイト全体のディレクションまで、大小問わず様々な業務を担当します。また、デザイナーやSE(システムエンジニア)、他社の広告代理店など社内外問わず色々な立場の人とも接するため柔軟性が必要な部門と言えます。数字を扱うことも多いため、理系の知識とまではいきませんが数字に抵抗のない人の方が良いでしょう。ネットの世界は絶えず新しいサービスが登場し、消えていくため常にアンテナを張っていなくてはいけません。そのため情報収集が苦ではない人、新しいもの好きな人に向いている部門です。
■デザイン(制作)系の適性
デザイナーはその名の通り、デザインを生業とします。そのため、美的感覚に優れている人が向いていると思われがちですが、必ずしも美的感覚が必須かというとYESとは言い難い部分があります。WEBデザインは画家やファッションデザイナーとは違い、ある程度のパターンを学んだら美術が苦手な人でもそれなりのデザインができます。デザインは何が正解、という明確な基準がないため、感覚的に作る人が多いですが、クライアントのニーズにあわせて効果を高められるサイトを作ることができる人がより重宝されるでしょう。それ故に残業も多い傾向にあります。中には1人でかなりの数の案件を抱えているデザイン事務所もあるため、忙しくしている人も多いです。そのへんの耐性も必要かもしれません。
■SE(システムエンジニア)の適性
SEはシステムに関わる様々な言語を理解している必要があります。また、言語を覚えても時代の流れと共に別の言語に移り変わったり、新しい言語が生まれたりします。よって常に勉強し続けることが苦にならない人はかなり向いている職です。どちらかというと理系寄りでしょうか。これはデザイナーにも言えることですが、一日中PCに向かってカタカタと打ち込んでいることが多いため、そういった作業が耐えられない、という人は避けておいた方が無難です。SEも残業が多い傾向にあります。また、休日や夜間などでもシステムトラブルが発生したらすぐに駆けつけなくてはならず、常にPCが手放せない人もいます。そういう場合も柔軟に対応できる人が向いているでしょう。
■その他の適性
マーケティング・デザイナー・SEの適性についてそれぞれご説明しましたが、ECサイト運営に関わる人はその他にもたくさんいます。例えばカスタマー対応。電話口でクレームを言われることも多々あり、それが自分自身のミスでなくても謝罪をしなくてはいけません。理不尽に感じることもありますが、そこは仕事、ときちんと割り切っていける人が向いているでしょう。また、出庫や入庫などの作業を行う倉庫での作業員もECサイトに携わる大切なポジションです。検品やお客様1人1人への出荷作業など、地道で細かい作業が多く発生するため、誰かと関わるよりは自分1人で作業を完結させたい、という人にはぴったりです。
というように、役割によって適性や必要とされる要素も大きく変わってきます。自分が何に向いているのか、何をやっていきたいのかを正しく見据えていくことが大切です。