当方、20代前半の男性です。大学卒業後、正社員として飲食店に勤務しております。客室乗務員の職に非常に興味があります。
・男性の客室乗務員の採用は、実際のところどれ位あるものなのか
・応募時、また、仮に採用されたとして勤務する際に、注意すべてきことは何か
など、教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
質問
男性の客室乗務員の勤務事情について275view
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回答
2件の回答
特に日本では、サービスという点で、やはり女性の方が客室乗務員の適性があると考える人も多いと思います。でも実は男性の客室乗務員がいることで、力仕事ではとても頼りになりますし、機内での泥酔客や暴言・暴力行為などが発生した場合には、体格が良く力の強い男性がいることで、女性と比べると客室の安全を守ることにも有効だと思います。
日本の航空会社でも、大変数は少ないですが客室乗務員として働いている男性はいます。パーサー(客室責任者)として活躍されている方もいます。
ただしそのほとんどが、総合職で働いている社員の方からの希望次第で、経験のために数年乗務できるという制度を利用しているケースだと思います。期限付きですので、決められた期間が終わると元々の職場に戻ることになります。
男性で客室乗務員を目指すならば、外資系の方が比較的チャンスはあると思います。
質問者様が語学力をお持ちなら、是非外資系航空会社にトライなさってみてはいかがでしょうか。外資系の航空会社は、男性の客室乗務員に関して寛容です。(ただし、積極的に採用しているというわけではありませんので、やはり女性が主となります。)
男性は昇格のオファーを受けることが比較的多いので、その国に長く住むことができればキャリアアップも夢ではありません。
ただし、訓練施設に男性向けの施設を用意していないキャリアでは、男性の採用をまったくしていない航空会社もあります。
また、質問者様はLCCに乗られたことはありますか?一機全員が男性客室乗務員ということもあります。体力仕事である上、大手の日系航空会社が採用してくれないのでしたら(日系航空会社については後述します)、LCCは客室乗務員を希望する男性の職場と言えるでしょう。毎日が刺激的です。様々な都市に行けますし、機内で多様なお客様とお会いすることができます。今後、法律ではLCCのスタッフを正社員にしなくてはなりません。これからは昇格しキャリアを積んだ男性客室乗務員が出てくることでしょう。
一方で、日系航空会社の場合は少々厳しいです。
とある航空会社では、団塊世代までは男性の客室乗務員を大量に採用する時代がありました。バブル時もコンスタントに採用していましたが、現在チーフパーサーで残っているのは数名です。他の航空会社も男性はほとんどいません。
日本の航空会社が男性を採用しない理由は、家族を養う客室乗務員がいると会社の負担が増えるからです。
男性乗務員が、寝食をともにする女性客室乗務員にもてないわけはありません。彼らは絶対、結婚します。独身でずっと飛んでいる男性乗務員はほぼいません。稀に女性客室乗務員で旦那様が主夫になった方がいますが、ほとんどの客室乗務員は産休後復職できずに辞めていくことになります。会社としては女性が活躍できる客室乗務員という仕事は独身女性、お子さんがいないミセスの客室乗務員を昇格させ、その方々を中心に行えばいいと考えていますので、女性ばかりが採用されているのが現状なのです。