私は臨床工学技士として日が浅く病院のことがまだ良く分かっていません。就職先を探すにあたって小さな個人病院とグループ病院などの大きな病院での違いがありましたら教えて頂けないでしょうか。よろしくお願いします。
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回答
2件の回答
大きな病院と小さな病院の違いをまとめてみました。
(1)大きな病院は系列病院が多く存在し移動のリスクがありますが系列病院を持たないような小さな病院は移動のリスクはありません。
(2)大きな病院の場合様々な科があり、様々な医師が協力し病院の診療を行っているため院長が変わりながら存続することができます、小さな病院の場合院長一人で診療している場合もあり院長が不在になった場合には診療が行えず病院がなくなり再就職先を探さなければなります。
(3)大きな病院では臨床工学技士の業務も多いため様々な分野について勉強しなければならないですが、小さな病院では業務が絞られている場合が多く、専門性を高めることができます。業務の幅が狭まるという見方をすればデメリットとも捉えられます。
(4)大きな病院の場合、様々な診療科が協力し合い病院の経営を行っているため、給料が安定しています。しかし、小さな病院は少ない診療科により病院の経営を行っているので病院の経営状況により給料に変化が起きやすいです。
(5)大きな病院は給料が安定しているが低賃金な場合があります。しかし、小さな病院は様々なリスクがあるため給料が高額なことがあります。ハイリスクハイリターンという考え方なのかもしれません。
経験が浅いということはまだ若いのでしょうから、これからの臨床工学技士としての人生が長いことを考え大きな病院で働くことをお勧めします。私はいろいろなことを経験して、自分の好きな分野の専門性を高める方が日々の仕事が充実するのではと考えます。
転職というのは人生の転機だと思います。良い就職活動ができると良いですね。
個人病院と大きな病院との違いとしてまず、臨床工学技士としての業務の幅の違いです。臨床工学技士がクリニックなどの個人病院で勤務する場合の多くは透析業務のみです。そのため、透析分野の知識や技術、経験を習得する機会が大きな病院に比べ多く、一つの分野に特化したいと考える人には個人病院の方が良いでしょう。しかし、臨床工学技士として経験が浅いうちはまだ自分の本当に興味のある分野というのが見えていない場合がほとんどです。どの分野に興味があるかわからないうちから分野を絞ることで就職先の後悔をするというリスクもあります。大きな病院の場合、透析業務や医療機器管理業務、人工心肺業務など一つの分野でなく複数の分野で臨床工学技士が活躍しているところが多いです。そのため多くの業務を自分で見ることで幅広い知識や技術、経験を得ると共に、本当に自分の興味のある分野を見定めることができます。
次に病院存続のリスクについての違いです。個人病院で院長が一人で行っていた病院の場合、院長が働けなくなった場合に潰れることもあります。次期院長が決まらなければ、医師がおらず病院を続けることができません病院がなくなるというリスクが伴います。大きな病院では複数の医師が働いているため後継者不在による病院閉鎖ということは考えにくいです。
あとは経営の安定性の違いです。個人病院の場合診療科の数も少ないため臨床工学技士の関わる業務の患者が減少した場合に病院経営に大きな影響を与えてしまいます。そのため、業績不振になれば賞与の減額など少なくありません。大きな病院では臨床工学技士の関わる患者が減ったとしても他の診療科の収益によって病院経営への影響が少なく個人病院に比べ経営が安定していると言えます。そのため安定した賞与が期待できるのです。このようなリスクから個人病院には多くのリスクが存在し大きな病院に比べ長所が少ないため、大きな病院に比べ給料が高く設定してある場合があるみたいです。
個人病院、大きな病院それぞれに長所と短所が必ずあります。その長所と短所をしっかり理解し質問者様の後悔のない就職活動の参考にしていただければと思います。