インテリアコーディネーターとして設計事務所で働き、店舗デザインや商業施設の内装に携わりたいです。よく仕事がハードだと聞きますが、具体的に何がハードなのでしょうか。
今は地場の工務店でインテリアコーディネーターをしており、月に2~3件のお客様を抱えている状態です。
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回答
3件の回答
設計事務所で8年勤めている者です。まず、設計事務所では携わる案件の規模が大きいです。店舗やオフィス、ビル、病院、商業施設などの受注が立て続けにくることもあり、今自分が何をしているのか分からなくなるときがあります。毎日が打合せの連続、現場立会いの連続、1日で何件もの現場へ行くこともあります。知識や提案力も大事ですが、体力勝負でもあります。毎週決まった日の休みは取れませんし、朝から打合せで埋まっていると事務所に戻って作業をするのは夜からになります。事務所の中で設計士や他のインテリアコーディネーターも数人いますが、自分の仕事の枠を超えています。インテリアコーディネーターが図面を作成したり、時には模型を作ったりもします。
設計事務所では、そこで働く人全員が、設計までできることが前提です。図面が書けて、パースも書けて、コーディネーター業務まで任されるため、仕事量が多いと言われています。設計士のような本格的な図面でなくても、ラフで平面図やパースは書く機会が多いです。顧客への提示の際にも手書きのパースに着彩をしてプランボードを提出することがあります。
また、CADも使います。ハウスメーカーのコーディネーターはCADを使うことがほぼないので、この点も大きな違いだと思います。CADで立体パースをおこしてテクスチャを表現したり、照明や家具も配置して実際の完成を表現したり、照明の明るさを表現したりします。このCADでのパース作成に最も時間を要します。徹夜は当たり前、パースの容量が重すぎてパソコンの不具合が生じやすいのも特徴です。オートキャドやベクターワークス、イラストレーター、フォトショップが使えると、設計事務所への転職にはとても有利になります。
私の周りのインテリアコーディネーターの例なども踏まえて回答します。
担当する案件の規模にもよりますが、店舗デザインの場合だとまずその店舗に関する勉強から始めます。料理を出す店なのか、一般のお客様もその店舗で座って食事をするのか、物の販売をする店なのか、条件によって必ず置く物が決められます。カフェやレストランであれば厨房のサイズや必要な設備の設計から始まり、集客規模にそったテーブルの配置やスタッフの動線の設計にも携わります。
次に内装の決定です。その店舗に必ずコンセプトがありますので、依頼主と一緒に壁紙や照明、その他設備の仕様を決定します。同時に家具や小物類、看板などもコーディネートします。予算とコンセプトに合ったものをコーディネートしなければなりません。実際に着工が始まると現場立会いもします。インテリアコーディネーターが実際に現場で材料を切ったり壁を塗ったり、ということもします。工期がギリギリのときは夜遅くまで作業が続いても立ち会います。
仕事量が多いというよりも、時間的拘束とやることの幅が広いです。普通のハウスメーカーではインテリアコーディネーターが絶対にしないようなことでも、設計事務所では当たり前のようにする仕事が多いです。