病院薬剤師としての中小病院と大病院の違い336view

薬剤師の職場として近年人気の上昇している病院ですが、病院薬剤師としての中小病院と大病院の違いを教えてください。どちらにも勤務経験のある病院薬剤師の方いらっしゃればおまちしています。

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1件の回答

  1. 67sixtysix 2015/04/20 21:15

    病院薬剤師経験あります。だいたい500床を超えるような病院を大規模病院、200床未満の病院を中小病院と呼びます。これらの病院は業務形態や学びの点において、やや異なります。特に病院への転職を考えているのであれば、この違いは大切になります。ちなみに200床から500床までの規模の病院は、大規模病院と中小病院の特徴が混ぜ合わさっており、病院によって特色が異なります。

    大規模病院のプラス点・マイナス点を考えてみます。
    先述のとおり500床を超えるような規模の病院は「大規模病院」と呼ばれます。この規模の病院では、大学病院や地域の公立病院など、中核的位置づけの病院が多くなっています。そのほとんどが3次医療という特殊な診断や治療を要する疾患の治療を行う施設です。大規模病院における薬剤部の所帯はかなり大きく、薬剤師の人数は数十人から100人以上在籍する施設もあります。病床あたりの薬剤師数は多いかもしれませんが、業務内容が多岐に渡りボリュームもあるため、常にオーバーワーク気味です。これはマイナス点と言えます。
    大規模病院のプラス点としては、一つの業務に長く携われるということがあります。それは多くの場合、薬剤部の業務が年単位の分担制であり、医薬品管理、調剤、製剤、医薬品情報、TDM、病棟業務などの業務を専任で行っているからです。毎日同じ業務を行うため、自然と専門性が身に付きます。認定薬剤師や専門薬剤師の保有率も大規模病院においては高いと言われています。逆に言えば、毎日同じことばかりを続けるので大規模病院の薬剤師は忍耐力が必要と言えるかもしれません。2つ目には、大規模病院では新薬の治験や市販後の大規模な臨床試験に参加できる場合があるということです。多くの場合、薬剤部が治験事務局を兼ねているため、新薬の効果や作用、副作用について発売前に知ることができたり、新しいエビデンスの構築の瞬間に立ち会えるといったメリットがあります。
    大規模病院の薬剤師の最大のマイナス点は給与が安い傾向にあるということです。主任以上の役職者、特に薬剤部長は比較的高給ですが、それ以外の薬剤師職員は薄給です。もし昇進できなければ、経済的な問題から長年勤めるのは難しいかもしれません。(これは私の知る限りのデータです。)

    中小病院のプラス点・マイナス点を考えてみます。
    200床を切るような規模の病院は「中小病院」と呼ばれます。この規模の病院は、地域密着型で一次医療を展開しており、入院病床のある「かかりつけ医」の延長線上にある病院もあります。また、かかりつけ医のクリニックからの紹介を受けて患者さんを診る二次医療を展開している病院もあります。中小病院は施設によって薬剤師数に大きな差があります。同じ150床でも薬剤師が2名しか在籍していない施設もあれば、病棟業務を行うために10名以上在籍している施設もあります。どちらかと言えば、在籍する薬剤師が少ない方が一般的です。
    中小病院のプラス点としては、大きく分けて2つあります。1つ目に、大規模病院と比較して様々な業務に当たることができることです。業務内容を時間ごとか日ごとに区切って、それぞれの薬剤師が実施します。一例を示すと、朝出勤したらまず外来化学療法の調製から開始し、昼前に化学療法施行中の患者さんへ面談に出向きます。お昼の休憩後は、内服薬の調剤と監査を行いながら、卸業者からの納品を受け付けます。その後製薬企業のMRから新薬のヒアリングを受け、夕方には注射薬の監査をするといった感じです。2つ目に、院内の他職種とコミュニケーションが取りやすいということです。職員数が少ないため、医師や看護師、セラピストや放射線技師などと仲良くなれることも多いです。
    中小病院のマイナス点としては、やはり規模の問題でしょう。各種の診療科がすべて揃っているわけでは無いので、薬剤業務についても大規模病院と比べて実施していないことが多々ありますし、患者数が多くないため業務についても中途半端なものが多いです。特定の領域の専門薬剤師を取りたいなどの目標があるなら、その病院で学べて取得できる資格かどうかは事前にリサーチが必要です。

    私の知る範囲の経験談・データです。
    他の方の意見も併せて一つの参考になれば幸いです。

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