薬剤師と緩和ケア8view

緩和ケアに携わった経験のある薬剤師さんのお話をお伺いしたいです。

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1件の回答

  1. Akitakata-e 2015/05/07 20:31

    あまりお詳しくなさそう(薬剤師さんではない?)なので基礎的なことから・・・。

    通常、薬剤師は調剤や服薬指導を通じて患者さんの疾病治癒のお手伝いをする、または健康を守るということを目標とします。しかし、悪性疾患などで予後の短い患者さんに対しては、患者さん本人の尊厳を守りつつ、いかにして苦痛を取り除いて安らかな死を迎えてもらうかということを常に念頭に置く必要があり、通常の薬剤師が目指すところとは一線を画します。終末期における患者さんの苦痛緩和を最優先させる治療やケアのことを「緩和ケア」もしくは英語で”best supportive care”と言います。在宅業務をしている調剤薬局の薬剤師や、緩和ケア病棟がある病院の薬剤師においては、進行がんなどの悪性疾患により最期を迎える患者さんの薬学的ケアを行うことがあります。

    「患者さんのよい最期をチームで考える」というのが緩和ケアの考え方です。
    当たり前かもしれませんが、緩和ケアは薬剤師が単独で行うのではなく、医師、看護師などの医療職を中心として、患者さんやその家族まで含めたチームで治療方針を考えていきます。病棟配属の薬剤師や在宅業務を行う薬剤師が緩和ケアで関与できることとして、鎮痛剤として用いる医療用麻薬やNSAIDsの選択や用量設定、レスキュー薬や鎮痛補助薬、その他の症状緩和薬の処方について医師を中心としたチームに提案することと、それらによる副作用のモニタリングと対処方法を提案すること、そして患者さんや家族への服薬指導があります。特に医療用麻薬の使用時には、便秘や吐き気などの副作用が発現しやすく、また過剰投与では過鎮静やそれらの症状が反対に患者さんに苦痛を生じることもあるので慎重に対応します。服薬指導時に大切なことは、患者さんの話にできる限り耳を傾け、可能な限り要望を叶えることです。

    例えばがんの病勢が強くなってくると、全身の炎症反応が強くなり、様々な苦痛な症状が生じます。がん性悪液質という病態では、全身の炎症反応により体のタンパク質が消耗され、どんどん衰弱していきます。食事も喉を通らなくなり、患者さんが食べたいものを食べてもらうようにします。この状態では、がんが急速に大きくなり転移も進み、余命も日単位となっていきます。日に日に患者さんは肉体的にも精神的にもしんどくなっていくため、患者さんと相談して鎮静(セデーション)をかけることもあります。死期が近づいてくると、最終的には輸液の量も絞っていきます。

    悲しい話が続きますが薬剤師としてはやりがいもあります。
    薬剤師が緩和ケアに携わるようになったのは、ここ10~20年くらい前のことです。そもそも緩和ケアという概念自体が、以前の日本にはありませんでした。日本では昔から死について語ることは良くないとされてきたため、患者さんにとっての良い最期を考えるという習慣が無かったのかもしれません。現在、緩和ケアという概念が導入され、患者さんのQOD(quality of death)は向上したと言われています。
    薬剤師として緩和ケアにやりがいを感じるのは、患者さんが セデーションに入る前に「今までありがとう」と言ってくれた時、そして亡くなったときの安らかな顔を見たとき、ご家族からの感謝の言葉を頂いた時です。緩和ケアが薬剤師の専門領域の中でも特殊な分野であり、これに関わる薬剤師の精神的負担も大きいものですが、ライフワークとしている薬剤師も多いことでしょう。日本緩和医療薬学会による緩和ケア領域の認定薬剤師(緩和薬物治療認定薬剤師)制度もありますので、認定の資格を取るのも良いかもしれません。

    かなり長く書いてしまいましたがどうぞご参考ください。

 

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