助産師は唯一「おめでとう」がいえる素敵な仕事だと思いますが、辛いときってどんなときですか?将来助産師になりたいのですが、助産師さんが思う辛いこともぜひ知っておきたいと思って質問しました。赤ちゃんが亡くなることもあるんですか?
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回答
2件の回答
そうですね。辛いこともあります。赤ちゃんが亡くなることもあります。初期流産はよく知られていますが、臨月になってから亡くなることもありますよ。胎動が無いと外来に来られて心拍が取れなかったときにお母さんに告げるときは辛いですね。告知自体は医師ですが、主にフォローするのは助産師です。悲しく辛い事実と向き合う妊婦のフォローは気力がいります。悲しいこともありますが、ぜひ頑張ってください。
助産師は命の誕生に立ち会える素晴らしい仕事です。その分責任もありますし、自分の采配が赤ちゃんや母体の命に関わるのでストレスも多い職場です。辛いこともあります。質問者さんがいうように赤ちゃんが亡くなることもあります。中絶、流産、胎内死亡、誕生死、全て悲しい現場ですが向き合わなくてはいけません。そして一番辛いお母さんの心と体のケアをきちんと行わなくてはいけません。
以前私が担当した方は中絶をぎりぎりまで悩んで、でもどうしても諦めないといけない事情があり22週前ぎりぎりで中絶をされました。赤ちゃんってちゃんとお腹で育っている子は強いんですよ。そんなに簡単に亡くなりません。中絶されて無理やり胎外に出されても息なんてできるはずも無いのにあえごうとします。胸を大きく膨らませて息をしようとするんです。20週くらいになっていると鼻も口も目も手の指も未熟ですがちゃんとあるし、男の子か女の子かも分かります。大きさは手のひらくらいですが、小さな命で生きようとする赤ちゃんを、私たち助産師は息を引き取るのを見守ることしかできません。とても辛い現場です。
そのとき中絶をした方はその後何年も悩み、心に大きな傷を残してしまいました。女性も男性もちゃんとこの事実を知って欲しいと思います。命を宿すということがどれだけ尊く奇跡的なことなのか、女性にとっては命がけの妊娠、分娩です。それをちゃんと分かって欲しいです。こんな風に辛い現場もありますが一つ一つ乗り越えて助産師として一人前になっていきます。
もし助産師になりたいと少しでも思ってくれているのなら、辛いこともありますがぜひ乗り越えて助産師になって欲しいです。そして、今ある自分の命と自分が産んだ命(これから産まれる我が子)を大切にして欲しいですね。