ホテルへの転職を考えている者です。聞くところによると職種によって給料に差があるそうですが、できることなら給料の高い部署で働きたいと考えています。オススメの職種を教えて下さい。
質問
ホテルではどの職種のお給料が高いのですか?276view
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回答
3件の回答
給料の高いセクションは経営に直結するセクションです。ざっくりとですが、マーケティングやセールス、あるいは広報など。サービス部門では高いスキルを必要とするシェフ、板前、パティシエ、ソムリエ、エステティシャンなどではないでしょうか。
ホテルの給料を考えるには、まずホテルには日系ホテルと外資系ホテルがあることをわきまえた上で両者の経営姿勢の違いを明確にする必要があります。 つまり何にウェイトをおいて経営に当たるかという点です。
なぜこれを知らなければならないかと言えば、外資系ホテルのスタッフの配置についてのウェイトの置き方を知る必要があるからです。分かりやすく言えば外資系ホテルでは力点を置くセクションには優秀な人材を配置し、そうでない場合は一般的な人材ですます、ということです。ということは外資系ホテルが力を入れているセクションに配置されるスタッフの給料が高くなるのは当然のことです。
一般的に外資系ホテルは、現場のサービス部門よりマネージメントに関わる部門に力点を置くところが多いようです。したがってマーケティングやセールスなどに関わる人材は、ヘッドハンティングやスカウトで高給を払ってでも獲得しようとするのです。
一方、日系ホテルは決してそうとも言えず、、マネージメント部門も現場サービス部門も力点の置き方にそれほど差をつけることはないようです。この差が日系ホテルと外資系ホテルの利益率に差をつける大きな原因なのです。要するにホテル業外に限らず外資系企業の利益率は日系企業を大きく上回るのはこの点に主な原因があるのです。
また上げた利益も均等に配分するのではなく、貢献度合いで配分額が決まってくるのです。これで職種の違いによって給料が異なってくる理由がよくお分かりになったのではないでしょうか。
因みに、日系ホテルの年収は15年勤続で平均500万円前後ですが、これが外資系ホテルのヘッドハンティングやスカウトによる場合などでは、一挙に倍ぐらいに跳ね上がることも珍しくはないのです。
ご質問にあるようにホテルの給料は確かに職種によって異なる場合があります。それは職種によっては長い経験と高いスキルを要求されるからです。反対に未経験者でも短期間の研修などで比較的容易にスキルを身につける職種があります。給料が高いのは前者のほうで、後者の方ではありません。
こうした経験やスキルの違いで給料に差が出る職種は、どちらかと言えば料飲関係のセクションに多いようです。具体的な職種で言えば、シェフ、板長、ソムリエ、パティシエ、バーテンダー、エステティシャンなどではないでしょうか。
一方、同じ料飲関係の仕事でも給料が高くない方は、バンケットサービス、レストランサービス、調理補助スタッフ、洗い場などです。これらの仕事は前述のように短期間の研修でスキルが身につく職種だからなのです。ということは未経験者でも務まることになりますから、それだけ求人のターゲットが多くなるのです。つまり高い給料を払わなくても人は集まる職種だからです。