製薬会社へ転職し、職種を転換することを検討している薬剤師です。
製剤の製薬会社のうち未経験で応募可となっている求人案件は、比較的ジェネリック医薬品メーカーが多いのでジェネリック医薬品メーカーへの転職を考えております。
最近は厚生労働省がジェネリック医薬品使用促進政策をすすめていることもあり、ジェネリック医薬品メーカーの将来は明るいように思いますが、実際はどうでしょうか?
質問
転職検討中の薬剤師です。ジェネリック医薬品メーカーの将来性について教えてください16view
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回答
2件の回答
国によるジェネリック医薬品の使用促進策のおかげでジェネリック医薬品の需要は増えているものの、ジェネリック医薬品の製造販売に参入する会社も多く、会社数が多すぎることや同じ成分の医薬品を10社以上が製造することが問題視されております。また、「オーソライズドジェネリック」という、先発品の製薬会社と製造委託先も製造方法も同じというジェネリック医薬品も一部の製品では製造されるようになっており、製品によっては他のジェネリック医薬品メーカーよりも早く販売することが可能となる場合もあるので、「オーソライズドジェネリック」によってある程度市場を確保されてしまい、あとから販売を開始した他の会社は業績がふるわなくなる可能性が大いにあると思います。
また、ジェネリック医薬品メーカー数が多すぎることを厚生労働省は問題視しており、将来的には10社程度に淘汰されるのではないかという噂もあります。
個人的にはジェネリック医薬品メーカーの中の大手である、「沢井薬品」「東和薬品」「日医工」などの将来は明るいのではないかと思います。
近年後発品使用促進政策が重視されており、国の使用目標%が70%となったこともありジェネリック医薬品の需要は増えています。
ただ、1つの成分の製品を20社近く販売することもあり、それにより特約店(卸売業者)が様々な会社の製品を在庫として抱えることになってしまうので、同じ医薬品で製造販売承認を取得する会社が多すぎることが問題となっております。
また、様々なジェネリック医薬品メーカーが自社のブランドとして同じ成分の医薬品を販売しておりますが、実際は複数会社による共同開発であることが多く、複数社は原薬の工場も製剤の工場も製造方法も同一で「ABC錠「○○」」などの屋号「○○」のみが異なっているということも多くあることが問題視されています。
使用促進が進められても多くの会社が同じ成分の製品を製造することで利益が分散してしまうので、競争力の弱い会社の場合は厳しく、販路や医療機関との信頼関係を確保できている会社の将来は明るいと思います。