MRへの転職を夢見ている調剤薬局の薬剤師です。
一般論ではなく実際の仕事内容を、経験者の方、詳しく教えて下さい!
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調剤薬局→MRへの転職希望。MRの仕事内容を教えてほしい8view
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1件の回答
MR(医薬情報提供者)の1日の仕事の流れについて説明します。なお、今はテレワークなどで状況が異なるかもしれませんが、あくまで平時のこととして説明します。
MRの仕事の主軸は、自社の製品を治療に採用してもらうことによって販売を促進するため、医療従事者への情報提供を行うことですが、それだけを行うわけではありません。今回紹介するのは一般的な仕事の流れですが、担当先や担当エリアによって内容は少し異なる場合があります。
朝は8時頃に医薬品卸へ行き、卸の朝礼に参加したり、担当先が同じMSと医療機関の採用傾向などについての情報交換を行います。特に開業医の担当MRはMSとの連携が重要です。朝のうちに2~3社の卸を回るMRが多いでしょう。
卸を出た後は営業所に戻ります。営業所で事務作業を行ったり、曜日によっては計画を決めたり報告を行う会議が行われます。地方担当のMRは会議以外の日は営業所に寄らずに医療機関へ直行する場合が多いようです。その場合は、事務作業は喫茶店や車内で行います。
午前中の医療機関は診療中のため面会することが出来ない場合が多いので、事務作業を行ったり待機したりします。開業医や病院の薬剤部であれば午前と午後の診療の合間に面会が可能です。しかし限られた時間の中での面会ですので、要点を絞って話をする必要があります。ただし、医師などに気に入られているMRはゆっくりと時間を取ってもらえ、その分他のMRとの面会時間は数分となってしまう場合もあるようです。営業だけを考えずに医療従事者に好かれるような話し方をすることも大切なのでしょう。
昼の面会はおよそ14時までには一段落します。その後は医療機関が午後の診療に入るため面会できませんので、再度支店に戻ったり、事務作業を行います。遅い昼食を摂るのもこのタイミングになるでしょう。
夕方16時頃から午後の診療終了を目掛けて再び医療機関へ向かいます。アポイントを取っていても診療が長引いたり、急患が入ることがありますので長く待つことは少なくありません。特に大病院では待ち時間が長いためMRの待機所が設けられている場合があります。多くの場合は昼の面会よりもゆっくりと時間を取ってもらえることが多いため、しっかりと情報提供や営業活動を行うことができます。
その後は日によってはホテルなどにて研究会の運営を行う場合もありますが、何もなければ営業所に戻って報告を行うか、地方担当者であれば自宅へ直帰します。
現在では医療従事者への接待が禁止されているため、飲み会の頻度は少なくなっているようですが、同じ営業所の仲間と飲みに行ったり、担当先が同じMSや他社MRと情報共有のために食事に行くこともあるようです。
担当先によっては面会できる時間が夜勤中となり21時頃となってしまう場合もありますので、活動時間の長さは個々のMRによって異なります。それは企業によって異なるわけではなく、担当先によって異なるため就職前に知る術はありません。MRになる方は仕事時間が長くなることを覚悟しておく必要はあるでしょう。