会社を辞めたいと思っていますが、上司からの誘いで転籍した職場のため迷っています。アドバイスください。
現在30歳・男です。もともと株式会社リロクラブと同じリログループ内にある旅行会社で、契約企業の海外出張の際の航空券・宿泊先・現地での移動手段等を手配する仕事をしていました。私は学生時代から英語が得意で留学経験もあったため、特技である英語を活かし、グローバルな仕事がしたいと思い、その旅行会社に入社しました。仕事はとても楽しく、やりがいを感じていました。
入社から数年後、リログループ内に旅行会社が2つあり、その2つの会社が統合することが、グループのトップの指示で決まりました。私が所属していた会社の社長を含めた上層部はグループ内の別会社に飛ばされ、実質的には平社員のみがもう1つの旅行会社に吸収されるような形でした。
そのまま仕事を続ける選択肢もありましたが、仕事をする環境は大きく変わりますし、私が尊敬していた社長や上司を切り捨てた会社で、仕事を続けていくことにも抵抗がありました。元社長が所属することになった株式会社リロクラブでホテル関係の営業の仕事をしないかと声をかけていただき、悩んだ末に、私も元社長について株式会社リロクラブに転籍することを決めました。
株式会社リロクラブのメイン業務は契約企業の社員が利用する福利厚生サービスの企画・運営・提供です。
私は、宿泊に関する部門に所属し、新規・既存の北海道地域のホテルを訪問し、会員専用の特別料金の設定をお願いしたり、会員専用予約ウェブサイトへの掲載を提案する営業の仕事を担当することとなりました。同じ部署の営業マンは私の他に5〜6名ほどいて、皆この仕事を長くやっている大先輩でした。その先輩の下でしっかりと教育を受け、業務を始めて1ヶ月程が経つと、自分の仕事を完全に一人で決めて動くようになりました。
リロクラブに転籍してからのスケジュールは、週のうち1〜2日のみ出社し、あとは出張で北海道各地のホテルをまわりました。社内で業務する際は、電話で各ホテルに片っ端から電話を掛け、ミーティングのアポイントを取ります。出張では、アポイントの取れたホテルを訪問し、新規ホテルとの契約、既存ホテル担当者との関係づくり、既存販売価格の見直し、新たな集客の提案等を行います。
最初の1〜2ヶ月はとにかくガムシャラに動き回り、新規契約も多く獲得することが出来ました。しかし、仕事の大半が出張であることで、ライフスタイルが大きく変わりました。もともと土日は友人とドライブや旅行に行くのが趣味だったのですが、週の大半を移動や長距離運転で過ごすため、週末に外出することがほとんどなくなりました。一人暮らしだったため、出張が続くと家事も十分に出来ず、もともと毎日自炊して会社でも自分で作ったお弁当を食べていたのが、出張中は外食の連続になり、昼食もコンビニ弁当で済ませることが常になりました。
週末に趣味を楽しむことも出来なくなり、今までのライフスタイルが崩れたことが、精神的にも肉体的にも負担となり、だんだん仕事自体に疑問をいだき、辞めたいという気持ちが生まれるようになりました。自分の語学力を活かし、グローバルな仕事をしたいと思い、この会社に就職したのですが、気づけば希望していたものとは程遠い仕事に忙殺されて、私生活の充実も仕事の影響で諦めざるをえない状況です。何をモチベーションに仕事を続けていけば良いのか分からなくなり、ひたすら自分の体を車に乗せて移動させ、同じセリフをペラペラと口から出すような感覚です。
自分のスケジュールを自分で管理して業務するのは、最初のうちは自由を感じましたが、放置されているのにも関わらず結果のみを求められるようなプレッシャーが常にあります。仕事をする上で生じる様々な悩みを同じ部署の先輩方に相談しようにも、皆が個人個人でスケジュールを決めて動いており、社内で顔を合わせることも少なく、自分のことは自分でやり、他人には関せずという雰囲気があります。辞めたいなどと相談できる空気ではありません。
30歳という年齢もあって、改めて今後の自分の人生を考えたとき、この会社でこの仕事を長く仕事を続けていくビジョンがどうしても見えません。辞めたい気持ちが日に日に高まるばかりです。
しかし、声を掛けてくれた元社長には本当に申し訳ないという思いもあります。
こんな私に、どうかアドバイスをいただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
質問
転籍先のリロクラブの仕事が激務で辞めたいです。124view
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回答
1件の回答
リロクラブのことは分からないのですが、私の実体験が何かの参考になれば。
私は新卒で中小企業に就職し、その閉塞感から、大企業に憧れ、東証一部上場の会社に転職した経験があります。
私も質問者さん同様、英語を使う仕事をしたいと考えており、海外での日本語教育の道に学生時代から興味がありました。でも、目の前の楽な道を選択し、長く動き出せにいました。
結局私は一部上場企業に転職してから毎日仕事を辞めたいと思い悩み、半年ほどで退職することになりました。その後ワーキングホリデービザを取得し、海外で勉強をし、今は海外で日本語教育に関する仕事をしています。
大企業は中小企業と比べて、より自由度が高い上、安定しているという勝手な思い込みがありましたが、実際大企業で勤務すると、中小企業以上に多方向からの締め付けや干渉もありますし、自分の意思とは関係なく会社や組織が絶えず変化していくものだということが分かりました。希望と異なる業務を担当することになったり、望まない部署異動や転勤も多いです。特に独身の男性社員ということで会社は便利に使おうとする節があります。
やりがいのある仕事に出会うことももちろん難しいことですが、たとえ奇跡的に良い仕事に出会うことができても、その仕事をやり続けていくことはとても難しいです。与えられた選択肢の中で、その時の感情や、短期的な展望だけで、進む道を選択するのではなく、自分が今まで生きていて大切にしてきたものは何か、長期的に自分の未来を見たときに、どんな仕事をしてキャリアを積んでいきたいかを、深く考え、自分の未来を自分で決めていくことが必要だと思います。
上司に誘われた恩があるから、大企業だから、辞めたいけれど我慢するというのはもったいないです。
学ぶことは無限にあります。時間を大切に、自分が納得し、成長できる道を選び、進んでください。