不動産業界での仲介業務、もしくは売買業務での転職を考えています。
転職するにあたって、有利な資格を教えてください。
また、実務上どのように役に立つかも教えていただけると助かります。
質問
不動産仲介会社に転職するのに有利な資格は?21view
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回答
2件の回答
不動産仲介会社の転職に有利な資格なら、有名な宅建(宅地建物取引士)がベストだと思います。それとは別に他に有利な資格だと、個人のエンドユーザー相手の仲介や売買を行う会社に転職するのなら、FP(ファイナンシャルプランナー)を取得するといいでしょう。ファイナンシャルプランナーは、不動産関連資格というよりは金融資格に該当しますが、資産運用・設計・管理等のアドバイザー資格のため、個人が住宅を購入する際に住宅ローンの組み方についてアドバイスできる知識を習得することが可能です。特に宅建のように独占業務を行える資格ではありませんが、有資格者であることがお客様から信頼を得られやすいので、必須ではないとしても、転職の際に優遇する会社もあります。不動産業界に限らず、銀行や証券、保険会社などの金融業界では、フィナンシャルプランナーの資格を取得することは奨励されているのと、一般的な認知度も高いので、この資格を取得する価値は十分にあるでしょう。
不動産関連の資格は数多くありますが、質問者様が個人向けの仲介か法人仲介のどちらの業務を希望するかによって、会社が求める資格も変わります。
法人、個人関係なく、不動産業界の中で一番有名で、転職において有利な資格が「宅地建物取引士」です。仲介や繰り返し土地や建物の売買を行うことを業務としている宅建業を営むには、事務所ごとに従業員5人に1人以上の割合で「宅地建物取引士」を設置しなければいけないからです。
宅地建物取引士の試験の難易度は決して簡単なものではなく、小規模の不動産会社だと宅地建物取引士の数が不足しているため、資格者に対して、宅地建物取引士の名義だけ借りて、その対価としてお金を払うという「名義貸し」が未だに横行しています。
そこまでして、宅地建物取引士資格者を求めている不動産会社もいるため、大手中小関係なく、取得しておくと間違いなく、無資格者と比べて、転職に有利に働くことでしょう。
また、質問者様が仲介・売買業務未経験者でしたら、宅地建物取引士の学習をすることで、実務に必要な知識を習得することができます。
不動産取引で仲介の立場として、重要事項説明書を作成、説明する時に、宅地建物取引士の試験範囲である「宅建業法」、「民法」、「法令上の制限」の知識は必要とされます。
もちろん資格取得後の知識だけで実務に対応することは難しいです。しかし、宅地建物取引士学習時の知識が、実務習得を早くするのに役立つ知識だと私自身の経験上思います。