産科の門前薬局薬剤師が注意すべき点は?25view

私は今、産科の門前薬局への転職を検討中の31歳です。
私自身は、既婚ですが子供はいません。
産科に興味があったわけではなく、条件に合った転職先を探していて偶然見つけたのが産科門前だったというだけです。
ちなみに今の勤務先は、調剤併設のドラッグストア(パート)です。

友人が産科の看護師をしているので、産科についての話は時々聞いていましたが、結構大変な面とか…ナイーブな面もあるとか…?
そうなると、産科の門前薬局で薬剤師として働く場合も、やはり注意しなければならない点とかあるんでしょうか?
普通の調剤薬局と違う点などがあれば教えてください。よろしくお願いします。

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回答

1件の回答

  1. mitaki 2019/03/24 16:07

    産科の門前薬局の薬剤師は処方薬の多くに妊婦や授乳婦への注意喚起がなされていることや、様々な状況の患者さんがいることに注意しなくてはなりません。
    産科の患者さんはもちろん皆さん妊婦さんです。

    よく見られる処方は、お腹の張りを抑える切迫早産の薬や、妊娠により必要とされる鉄分が増えるため鉄剤、妊娠により便通が悪くなりやすいため便秘薬などです。
    他にも悪阻や子宮によって胃が圧迫されることによる吐き気や不快感の軽減のために胃薬が処方されることや、妊娠高血圧症の治療のために降圧剤が出ることもあります。
    妊娠高血圧症は妊娠後期に起きやすいとされていますので、病院でも言われているかとは思いますが、中期から後期にかけての妊婦さんには塩分の摂取量に十分に注意するよう伝えましょう。

    ただし、過度な不安は与えないように言葉を選ぶようにしてください。
    気にしすぎることによるストレスは妊娠継続に悪い影響を与える場合があります。
    妊婦さんは薬の服用に大きな不安を抱えます。
    服用できない薬も少なくはありませんので、必ず処方内容に問題がないか入念に確認をした上で、処方監査により妊婦さんの服用が問題ないとなった処方については、不安にならずしっかりと服用するように伝えるようにしてください。
    赤ちゃんに影響が出るのではないかと考えることにより、自己判断で薬を飲まなくなってしまう妊婦さんもいますので注意が必要です。
    特に膀胱炎などで抗生物質が処方になった場合には治療をしないことによる影響の方が圧倒的に大きいため、きっちりと飲みきるように指導をしましょう。

    産科と婦人科が一緒になっている病院は少なくありません。
    妊娠に関わる患者さんでも、不妊治療や異常妊娠の場合は婦人科で治療を行うことになります。
    こころの状態が不安定な方も多いですので安易に「今日はどうしました?」などと訊ねないようにしましょう。
    処方の内容からある程度推測して、必要な情報のみを聞き出す方が無難です。

    また、そういった治療をされている患者さんが妊婦さんを見ることや、赤ちゃんの話を聞くのは辛いものです。
    妊婦さんへの服薬指導の際の声のトーンにも十分に配慮するようにしてください。

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