社労士で転職された方、仕事内容や待遇を教えてください。145view

地元のフリーペーパーに「社会保険労務士になれば転職にひっぱりだこ」「高額な資格手当も」と書いてありました。資格取得講座の紹介なのですが、単なる広告ではなく記事として上記のようなことが書いてありました。

私は就職氷河期に地方都市から出られない家庭事情であったため派遣社員からスタートして何度か転職しています。現在は正社員ですがこのまま一生続けて行くことは考えられず、安定した職場に入ることができるならもう一度勉強して資格を取りたいと思っています。
社労士になって転職された方におききしたいのですが、お仕事の内容や残業、ざっくりでいいので給料と資格手当、お休みや福利厚生などの待遇について教えてください。できれば首都圏ではなく地方の事情についてお願いします。

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回答

2件の回答

  1. kyuuhai 2018/11/05 5:04

    全国展開している企業の本社もない地方ですが、そのためか郊外に大企業の工場やその下請け工場が多くあり、私の勤務先もそのような自動車部品下請け工場です。社員は100人ほどいますが機械オペレーター(工員)が中心で、総務課として事務職が10人います。税理士事務所に依頼していますが、その指示に従って経理事務や労務事務を行っています。総務課は新規採用のときは高校に求人を出し学校推薦で主に女性を採用していますが、経営者の親族が就いていた総務課長を中途採用する計画があります。
    職務内容は総務課全体の統括ですが、経理・決算に関しては税理士からの指示で動くことができるため給与計算や社会保険の得喪に慣れており新卒社員にも指導できること、福利厚生の一環として通勤車両(自家用車やバイク)の団体保険の扱いをしているので民間保険の知識もある長く務めることができる人を想定しています。
    高卒以上を条件としているため、学歴にかかわらず高卒初任給を経験年数で昇給させて基本給を決定します。大卒32歳で170,000円前後です。通勤費は実費支給、扶養家族がいる場合は家族手当や家賃補助もあります。資格手当は社会保険労務士10,000円/月、衛生管理者5,000円/月です。この資格手当の額は同じ工業団地の他社と均衡を保った額です。
    勤務時間は8時~17時の8時間労働で、残業は月10時間程度です。休日は会社カレンダーで1年分が決まっていますが、日曜と祝日は休み、土曜は隔週休み、夏季と年末年始に1週間連続の休みがあります。年次有給休暇は法律通りです。

  2. 42unisada 2018/11/02 6:51

    中核市ですが市街地にも田畑が点在しており県庁から10キロほど離れれば田園風景が広がるような地方です。確かに転職サイトなどでは仕事を見つけにくいですね。隣県が政令市なのでそちらならいくらかあり新幹線通勤している人も多い(平日の朝5時~7時代の新幹線は座れない)らしいですが、在来線やバス、自家用車で通勤できる範囲で仕事を探すのはハローワークの方がいいような地方都市です。

    30代で社労士となり転職しましたが、地元に古くからある総合病院が新築移転し事業規模を拡大したとき『総務人事担当の事務パート、時給800円、通勤費上限15,000円、1日4時間×週5日』という求人に応募しました。面接で社労士であることや資格取得以前から社労士事務所での勤務歴が2年あることを話すとその場で条件が変わり『正社員、月給175,000円、通勤費上限5,000円、1年単位の変形労働時間制で週40時間』で来てもらえませんかと言われました。大学院に行きたいと思っていたので、正社員になっても残業はできないことをこちらの条件として出し、定時でいいとのことだったので決めました。
    入社してすぐの仕事はこの求人(パート)に応募した不採用者に履歴書を返送することでしたが40人以上いたので驚きました。(新築していた病院が1年近く人目に触れていたことを考慮しても、時給800円のパートに40人もの応募があるということが地方であることを物語っていると思います。)

    仕事内容は人事関係全てで、3月に入社しましたが4月からの新卒採用100人と移転拡大に伴うパート採用200人の入社手続き(社保等加入以外に給与振込口座の確認や入社時に提出する書類準備など)、4月1日の入社式準備、入社式当日の会場準備や『総務からのお知らせ』という30分程度の説明、給与口座のない人のために銀行員が会場に2人出張していたのでその手伝いをしました。当然その後に入社時提出書類のチェックとそれに基づく手当等を含めた給与基礎データの作成と給与計算を委託している会計事務所への引継ぎ、社保等加入手続き、毎月の勤怠管理、(会計事務所に委託している給与計算の結果を検査し)給与計算データを銀行に渡すことが定型業務としてありました。
    事業規模が変わったため就業規則等の諸規定の作り直しを定型業務の合間に行っていましたがなかなか手がまわらず5月末頃パートで手伝ってくれる人を2人採用してもらいました。労働保険の年度更新、社保の算定基礎届、定期健康診断の手配や結果整理など季節的な業務、落ち着いた頃から翌年度の新卒採用の試験にも関わりましたが約200人のパート社員が定着せず、退職や求人に続き採用時説明や採用手続きは絶えず繰り返され、年度末には1年単位の変形労働時間制その他労使協定の文書を作成し届け出し、次の年度も同じ繰り返しで流れて行きました。
    勤務時間は基本的に平日8時30分~17時で、会社カレンダーにより土曜日出勤が毎月1~2日ありました。残業はしないという約束でしたのでゼロですが、とにかく勤務時間中は大忙しという感じでした。
    給与は基本給175,000円のほか通勤手当実費、住宅手当20,000円が支給され、入社時には資格手当はなかったのですが2か月経過後に仕事を評価されパートのアシスタントを雇用してもらった際に毎月20,000円支給してもらえるようになりました。賞与は年2回で夏は基本給の1.5倍、冬は2.0倍支給されました。昇給は毎年0.5%ほどで、社会保険の保険料率が上がる一方ですので昇給しているという実感はありませんでした。
    休日は6か月経過後の法定通りの年次有給休暇と夏季休暇3日、年末年始休暇4日で、年末年始休暇以外は自分の希望するときに半日単位で取得できました。
    職場は家族ではないからという会社の方針で、歓送迎会や忘年会などは一切なく、だいたい病院に勤めていると勤務時間中でも無料で診療を受けることができることが多いのですが勤務時間中に受診することは禁止されており休日や休暇に受診しても3割の自己負担は一般の患者様と変わらずありました。ただ社員割引として入院した場合の差額ベッド代が半額になること、コンタクトレンズ購入の割引はありました。

    今はもうないのですが、数年前までハローワークに高度専門職のみの就職支援をする『人材銀行』という部署があり登録していました。自分で求人を閲覧に行かなくてもマッチングをしてくれて求人票を送ってくれるのですが、どの求人も社労士を求めているわけではなく総務や人事の責任者を求めているだけで、給与は250,000~300,000円と提示されているもののかなり時間外労働が必要になりそうなハードな印象を受けました。
    40人以上のパート希望者の中から選ばれた上に正社員で迎えてもらったのは社労士であったためかと思いますが、社労士である前に、こうした仕事がこなせるのか、即戦力になるのかが問われているように思いました。

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