転職活動中で、溶接工を候補に考えています。
実際のところ、どのような仕事をするのでしょうか。
また、自分は溶接関連の経験がなく、資格も持っていませんが問題ないでしょうか。
(求人票には「未経験可、経験あれば尚可」とありました。本当に大丈夫でしょうか)
基本的なことですみませんが、教えて下さい。
質問
溶接工への転職について16view
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回答
1件の回答
溶接工の仕事は資格がなくても出来ます。但し、重要保安部品(人命に関わる溶接)についてはJISで定められてる、溶接の資格が必要になってきます。この資格については、溶接経験が無くても取得は可能となっていますが、経験がない方が取得しますと合格する可能性は低くなってきます。溶接工の職に就くには資格取得者の方が有利です。
資格取得後には、3年に1回の更新試験があり、実技のテストが行われます。この更新試験の際に1回目の不合格に関しては再度更新試験可能ですが、2回不合格になってしまいますと資格の剥奪となってしまい再度学科、実技を受けなければならないのです。更新試験には実技のみの試験となります。
溶接の種類には、溶接ワイヤーを使用し組み付けする半自動溶接、溶接棒を使用し組み付けする被覆アーク溶接、鉄と鉄を溶かし合いながら溶接をするプラズマ溶接、ガス溶接、電子機器の基盤に配線を付けるハンダ付け溶接等があります。溶接する材料や、使用する部品の用途によって溶接方法や溶接の種類が変わってくるのです。
溶接する部品は産業用車両や自動車部品や船舶や家電製品といった様々な分野で溶接が使用されています。
実際の溶接工の仕事内容はというと、溶接作業は部品をセットし鉄と鉄を組み付ける作業になります。これは、人が部品をセットし溶接をする作業もありますし、人が部品をセットし産業用ロボットが溶接し組み付ける作業もあります。また溶接するばかりでは無く、溶接の外観品質確認も行います。その他の作業としましては、ロボット溶接にて溶接ズレが発生した場合に、その部分を修正するロボットの教示や、溶接機のメンテナンスやロボットの点検等が行われています。
また、新入社員の溶接技術の教育や、溶接の強度確認としてカットサンプルの作成等が行われています。溶接工では数多くの部品を溶接組み立てしておりますので、それぞれのレベルに合わせて溶接技術の向上や資格取得の為の訓練等も行われています。
溶接作業は組み立て溶接をするのが一般的になっておりますが、溶接後にお客様のご希望に応じて、曲げ加工や絞り加工や穴明加工も追加される場合があります。こういった時には溶接工でもこれらの作業を行い、加工後に溶接の強度確認や外観確認を精密検査を行います。また、溶接作業では材料が溶接による熱で歪みが生じてしまう場合もあり、そういった時には溶接歪みの修正作業も行われます。