食品商社インポーターの仕事内容、やりがいは?706view

食品業界で商品の輸入を担当するインポーター(輸入担当者)の仕事に興味があり、食品商社への転職を検討しています。
食品商社のインポーターは、実際にどんな仕事をするのか、業務内容を教えてください。また、語学力はどの程度必要ですか?やりがいは何でしょうか?
自分でも調べているのですが、リアルな情報を知りたくて投稿しました。
答えられる範囲で構いませんので、教えていただけると助かります!

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回答

1件の回答

  1. zenmoto 2018/10/30 4:53

    私は現在、海外から食品を輸入し、国内の食品加工メーカー様に販売するインポーター(輸入担当者)の仕事をしております。私が担当するエリアは、北米、南米、ヨーロッパとカバーするエリアが広く、大よそ1ヶ月に1回のペースで海外への出張があります。一回の滞在は長くても10日程度ですが、仕入先の工場に赴き、生産指導や生産立会い、お客様のアテンド、また買い付けの時期などには、現地の本社にてサプライヤー側の社長やセールスダイレクターとの価格交渉や数量交渉等の業務も行います。取り扱う商材が野菜の加工品になるため、買い付けの時期や天候次第で価格が変動するため、複数の国にサプライソースを展開し、常に有利な条件で良いものを仕入れ、お客様に満足して頂くことが私の腕の見せ所になります。  

    メインとなるお客様は食品加工メーカー様になります。具体的には、みなさんがスーパーの冷凍食品コーナーで見かける冷凍食品の材料やスナック菓子のメーカー様や業務用の加工品を製造するメーカー様となりますが、大手のお客様から中堅、中小のお客様とその規模やニーズ等は多岐に亘ります。大手のお客様については、そのボリュームも大きなものになりますので、一度の販売ロットはコンテナでの契約になることが多いです。従って、一般的な流れとしては、野菜の加工がスタートする時期に契約を済ませ、一緒に現地に訪問し、契約した商品の生産立会いを実施します。その後、お客様がご指定する港まで船で輸出入しコンテナごとお届けします。一方で、使用ボリュームが小さなお客様も多数いらっしゃいますので、その場合は、私たちで在庫をして販売するか、もしくは在庫展開をされている問屋様に販売し、問屋様から加工メーカー様へ商品が流れるというフローとなります。

    私のキャリアは人事採用担当としてのスタートだったため、今とはまったく違った仕事をしていました。5年間採用担当として、人事戦略に関わっていた中で、様々な職種、業種の方々に出会う機会があり、やはり男は商売で勝負しなければという思いが強くなりました。その折、異動の希望を出せる機会があったため、会社に申告し、2016年3月から今のポジションで仕事をしています。しかしながら、本来の希望は営業所にてお客様を抱え商いをするイメージだったため、インポーターとしてのキャリアは描いておりませんでした。英語も全くといって良いほど出来ず、海外志向も強くなかったため、青天の霹靂といったところでした。
    この仕事で必要なスキルは、やはり英語力を基本とする外国語によるコミュニケーションになります。私の担当するエリアはメイン言語が英語となりますので、英語を聞き取る、話すは日常業務になります。英語でのメールは一日に最低でも20通ほどのやり取りにはなりますし、電話での会話もほぼ毎日必要となります。また、現地にお客様をアテンドする際には、ホテルやレストランでの対応や、場合によっては業務後の観光等での案内も必要となりますので、それなりのレベルの英語力が必要となります。私は、少し自慢にはなってしまいますが、大よそ半年で何とか業務をこなせるレベルの英語力を身につけることができました。英語については、最短ルートでの習得が必要でしたが、主に携帯アプリを使い身に付けました。コンセプトとして、『最短、最安』がありましたので、語学学校等には行かず頑張りました。後は、人間切羽詰まると何とか頑張るものだと思いました。

    この仕事の面白さは、やはりそのダイナミクスにあると思います。米国の田舎の空港に始めて降り立った時、車で先の見えないような広大な土地を運転した時に、『自分は今アメリカで商売しているんだ』と感慨深く感じたことを今でも鮮明に覚えております。これまで、海外に行ったことはほとんどありませんでしたが、今は1年半程度で10カ国ほど出張に行きました。そこで出会う様々な人種の人々、様々な個性は常に新鮮でその人たちと外国語を使ってコニュニケーションを取るのは本当に刺激的です。また、お客様とプロジェクトを組んで、様々な苦難や創造も絶するトラブルを乗り越えてようやく日本に輸入してきた商品がお客様に使用され、店頭に並んでいるのをみるととても、感慨深いものがあります。日本は島国であるため、どうしても内向的になりがちですが、世界は広く、またこれほどグローバルになっていても、まだまだ私たちの知らない食材や文化がひしめいており、それを発掘し商売を作り上げる楽しさが、私たち商社としての使命、やりがいと感じております。

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