常勤的非常勤保育士のデメリットって何ですか?3214view

現在認可保育園で「常勤的非常勤保育士」として勤務して3年目になるものです。
契約更新の時期となり、今の園に特にこれといった不満はありませんが、今後も「常勤的非常勤」での契約の継続といわれました。
今後も保育士を続けていきたいと思っていますが、このまま「常勤的非常勤」のままでもいいのか?それとも将来的なことも考慮して「正規職員」への転職をしたほうがいいのか?迷っています。
常勤的非常勤で働き続けることのデメリットって何でしょうか?詳しい方のご意見をお聞きしたいです。

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1件の回答

  1. mzoppata 2018/10/25 12:19

    私も以前に認可保育園での常勤的非常勤保育士から正規職員へと転職した経験者の一人です。
    私が初めて勤務した保育園は全職員が常勤的非常勤というスタイルで(法人の方針です)、正直なところ就職した当時学生だった私は世間知らずで「常勤的非常勤」と「正規職員」の違いを理解しておらず、就職活動をしていくうえでも「保育園に就職がしたい」「自分の保育観と園の保育方針が似ているもしくは目指している内容」「自宅から勤務できる範囲」といった点を優先したい点として考えていましたので、いわゆる「雇用形態」には何のこだわりもありませんでした。
    もちろん採用後に「常勤的非常勤」という立場だからと不便や理不尽な思いをしたことはありませんでしたし、私を含む周りの職員もその形態に不満を感じている職員は、私が把握する限りいませんでした。
    また、保育を行う上でも保育に関すること全般が自分たちの業務でしたので担任も持ちますし、行事の担当分担等も平等にありますし、実習生の受け入れや指導もしていました。

    私が転職を考えるようになったきっかけは、やはり毎年行われる「面談」という名目での「雇用契約」という手続きでした。
    年々そのことに違和感を覚えるようになり、次年度への在籍有無の意思を尋ねられ「在籍」と示せば自動的にその場で「契約更新」、しかも提示された新たな「契約内容」も変化の乏しい内容で

    基本給:前年度より500円昇給させていただきます
    賞与:なし
    退職金:なし
    今後の契約更新の可能性:労働者の当法人の貢献度に応じて
    更新する可能性があります

    このような感じの契約内容でした。
    働き始めた頃は保育士として未熟すぎる自分を雇って下さっていることに感謝の気持ちしかありませんでしたが、年々このような事務手続きも働くものとして冷静に考えることができるようになり、契約内容の一つ一つにしっかり目を通すようになり、そのあまりにも一方的な内容に疑問を抱くようになり、別の保育園で正規職員で勤めている友人などに「雇用形態」や「契約内容」といったことを詳しく教えてもらうと、あまりにも待遇が違いすぎショックを受けたほどでした。

    「常勤的非常勤」と「正規職員」との大きな差としては以下のような5点があげられます。

    1.雇用形態
    「常勤的非常勤」は「1年ごとの契約更新」
    「正規職員」は「雇用の定めなし」
    正規職員は自分が辞めたいあるいは定年まで勤めることができますが、常勤的非常勤は法人が「雇止め」の提示があればたとえ労働者が働く意思表示をしても継続できないということになります。

    2.基本給などの昇給の違い
    「常勤的非常勤」は「法人の定める率」
    「正規職員」は「給与規則に定められた一定年昇給率」
    常勤的非常勤の昇給率の不透明さもうかがえるような表記ですが基本常勤的非常勤とはパートタイマーのような扱いにされていることが多いようで、必ずとも一定額を昇給させなければならない義務はなく、一方の正規職員は終身雇用となるため昇給率を一定額に補償しなければならない義務があります。

    3.退職金の有無
    「常勤的非常勤」の多くが雇用契約を毎年更新といった手続きをしているため、多くの認可保育園の場合は所属する保育協会が定める「退職者」とは「正規職員」と定めているために「退職金の積み立て」の対象者にはなりません。さらに近年では勤続1年や2年といった数年で退職してしまう保育士が増加し、法人によっては「正規職員」であっても「勤続3年以上の職員」といった事柄の記載がある法人もあるので就職活動の際には求人内容をよく確認したほうがいいと思います。

    4.特別休暇の有無
    「正規職員」には「夏季休暇」「慶弔休暇」「育児休業」といった特別休暇が付与される法人が多いですが「常勤的非常勤」にはその制度を取り入れている法人は少ないです。

    5.賞与の有無
    「正規職員」には年2回もしくは年3回の賞与が支給されます。
    基本給に対して何パーセントといった利率で支給されることが補償されています。

    保育士は働く上であるいは保育をする上でなにも条件は変わりません。
    また私たちは保育士である以前に労働者でもあります。
    それが「常勤的非常勤」や「正規職員」といった「雇用形態」の違いによって、同じ働きをしてもここまで大きく昇給や賞与といった給与面や「特別休暇」といった福利厚生面でも違いがあることを知りました。私は今後も保育士を続けていきたいと考えていましたので転職は「自分の人生の選択」でもあると思い、仕事を続けながら正規職員の募集をしている保育園を探し、転職して結婚、育休といった「正規職員」として与えられた制度を十分活用させてもらい現在に至ります。

    一言に「常勤的非常勤のデメリット」というと人それぞれに働き方の考えは違うので一概には言えませんが、もしもご相談者さんが保育士として将来的に長く勤められることをお考えであるならば、「正規職員」での転職は人生において良い選択ではないかと思います。

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