現役で保育士歴5年目です。昨年度に初めて0歳児を担任し、3か月ほどが過ぎた頃に突然の腰痛で仕事中に動けなくなってしまい、「腰痛」と診断されました。それから現在も仕事終わりに整形外科、整体に通う日々です。
園長先生とも話し合って今年度は乳児クラスは外していただいていますが、やはり疲れを感じる夕方ごろや雨の日や冬の寒さは腰が痛くて仕事になりません。
痛みのたびに休むこともできないので痛み止めや湿布などで我慢して日々の保育に努めています。
先日の受診の際には主治医より「このまま痛みが続くようでは保育士としてだけではなく日常生活にも影響が出かねない。最悪のケースは手術が必要。」と言われてしまいました。
今後のことも考えて腰痛が理由で退職をしたいと思っています。上手く退職するにはどうすればいいでしょうか?
質問
腰痛が苦痛で保育士を辞めようと思っています2659view
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回答
1件の回答
お身体の具合はいかがですか?腰痛、本当に辛いですね。
私もご相談者さんと同じく腰痛、加えて膝や手首に腱鞘炎もある元保育士です。
保育士の腰痛は年齢を関係なく発症してしまう「職業病」とも言っても過言ではありません。自分が担任する学年が小さければ小さいほど「腰痛」のリスクは高まります。
私の保育園でも過去に腰痛を理由に園長先生のご配慮で「幼児クラスのみを毎年担任する」といったケースの職員がいました。確かに幼児クラスは乳児クラスに比べると子どもを長時間抱っこをしていたり、かがんだ姿勢のまま作業をすることも少ないですが、やはり幼児クラスでも様々な場面で腰に負担をかけてしまうことは日常茶飯事です。幼児クラスはたいていが一人担任なので「机などの重いものを一人で持つ」「激しく動く」などは幼児クラスではよくあることです。周りに助けられながら頑張っていましたが、結局その職員はその年度を最後に腰痛が原因で退職してしまいました。
私も腰痛の発端は新任で1歳児、2年目0歳児、3年目2歳児と3年間連続して乳児クラスだったことでした。
「腰によくない姿勢」とわかっていてもそうせざるを得ないのが乳児クラスを担任した宿命で、特に進級・入園の春ごろは新入園児が慣れない園生活によって不安を隠せない子どもたちでいっぱいですね。進級児もその泣き声につられて不安定になってしまい泣きだすといった状況は全国の保育園の共通できる姿ではないでしょうか。(幼児クラスにも進級になじめず「抱っこ」する機会が一時的でもあったりすることもあります。)
そのため1日のほとんどを誰かをだっこしている現状は否めずそれが腰痛や腱鞘炎を再発してしまいます。
どの保育士もサポーターやコルセット、運動、姿勢をするなど腰痛予防したり、通院してリハビリを受けたり、園全体でお互いを気遣ったりしますが、それだけでは本来の解決にはほどなく遠いです。さらには、私の園の方針では「おんぶ禁止」(園長先生のご意見としては保育士による「おんぶ」は美観を損ねるそうです)となっているため、追い打ちをかけるように私は腰痛と手首、ひざの腱鞘炎を同時に発症してしまい今でも整形外科と整体は欠かせません。
それからは毎年の春はこの症状が強く出ますし、季節の変わり目や天気によってや寒さなどは注意しても鈍痛に悩まされています。
腰痛を理由に退職をお考えならそのままストレートにお話なさったほうがスッキリされるのではありませんか?
そのためには少し腰痛のアピールが必要だと思います。私はこのような流れで退職に至りました。
1.退勤するときの挨拶で「今から整形外科にいってきます」
2.月曜日の朝に「この前の土曜日に整体に行ってきた」
3.なにげない会話の中に「おすすめのコルセットないですか?」
4.腰のあたりをさする仕草を周囲に知ってもらう
5.どうしても我慢できないような痛みのときは「腰痛」を理由に休む
6.年間行事の担当決めの際に「腰痛」を理由に腰に負担のかかりにくい行事担当にさせてもらう
といった周囲に自分が「腰痛」であることを知ってもらうことで年度末に退職(とはいえ”主張”しすぎるのはよくありませんが)するといった流れは自然と受け入れられ、ご相談者さんの望まれる「円満退職」と」なるのではないでしょうか?
腰痛は「我慢」して完治することは全くありません。むしろ「我慢=悪化」のみです。
ご相談者さんの主治医の先生が言われるように保育のみならず「日常生活」にも影響は出ます。
私の経験上ですが日々の家事や入浴、起床時、車や自転車の運転などにも「腰痛」はつきもので、女性ならヒールなども履く機会がありますが腰痛だとヒール履いて長時間歩くと痛みが出てしまったり、妊娠中・出産時にも大きく腰痛は関連してましたよ。(妊娠中も保育士をしていましたのでおなかが大きくなるにつれて妊婦独自の腰痛も私の場合は出ましたので特に妊娠中は痛み止めは内服できないためつらかったです。)
ご相談者さんは主治医から「最悪のケースは手術」を想定されているくらいの重症とも考えられる「腰痛」であるなら、保育士であるためだけでなく、将来的なことも含めて十分お考えになって腰痛と向かってはいかがでしょうか?
くれぐれもご無理はなさらずに。
私の思うままを率直にお伝えさせていただきました。
ご相談者さんご自身が納得できる方向へ向かわれることを願っていますね。