アルバイトなど非正規社員が多く働いているイメージがある倉庫会社ですが、正社員として転職すると、正社員はどのような仕事を任されますか?
倉庫会社で正社員として働くメリットとデメリットを教えてください。
質問
倉庫会社の正社員になるメリットとデメリットについて216view
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回答
1件の回答
物流の仕事は大きく分けて二つになります。それは車両などを使って荷物を必要とされる場所に移送する運送と、各所から配送するように依頼のあった荷物をまず一か所に集積し、そこから配送先ごとに分けて車両などに積み込む倉庫業です。
ネットやニュースで労働力不足として大きく報じられているのはこの運送の方ですが、倉庫業も慢性的な人手不足という問題を抱えています。正規雇用の社員はさほど変動はないのですが、その規模に対してあまりに人数が少ないというのが現状です。倉庫業は機械化がしにくい業種であり、その労働力は殆どを人の手に頼っています。正社員が少ないのは正社員の人は指揮命令と確認作業に従事していて、大量に人材がいる現場作業にはあまり就いていないからです。
この現場作業ですが正社員としてやっている人があまりいないので、自然とアルバイトや派遣で対応するようにしています。そのため変動がとても激しく、出勤予定となっていても何の連絡もなく休むという人もざらにいます。しかし人がいないから仕事ができないなど言えません。そのため、通常は従事していない正社員が急遽現場に入って作業をします。それがまずきついです。殆ど経験していない作業を軽くレクチャーを受けただけで実践となり、しかも客先があってそこに個別に配送するものなので間違いがゆるされるはずもありません。更に輪をかけて困るのは荷物の配送には配送先ごとに出荷時間というのがあることです。
大きな物流倉庫で配送先ごとに分けているといっても、それは各地にある配送センターに向けてです。その配送センターから個別の移送先に配達するのですが、荷物というのは相手先がその荷物を受け取る時間の指定があるので、その指定時間から逆算した出荷のための制限時間というものが存在します。人が少ないから間に合わないという理由は通用しないので、間に合わせるために相当な無理をするため肉体的な疲労は凄いです。
この仕事は時間がくればそれで終了とはならず、配送する荷物が一つでもあれば仕事終了にはなりません。これは現場作業者だけでなく、最終確認を行う立場にある者も同様となるので、帰宅時間が深夜となるのは普通になってきます。アルバイトや派遣は時間によって働いているので、残業となる時間帯は本人の判断によってするもしないも自由ですが、正社員にはしなければならないという責務しかありません。誰かがしなければならない仕事で他にする人がいなければ、自分でするしかないのです。
本来の仕事ではない作業をして、深夜残業が当たり前の業種に魅力を感じる人がいるでしょうか。
これから物流は増加することはあっても減少はまず有りえない将来有望な業種です。仕事に求めるものは人それぞれですので、やりがいを求めて進みたいと考えている場合にはこの仕事は魅力的だと言えます。
デメリットばかり書きましたが安定性もあり、年齢が高い人でも受け入れる傾向が強いので物流は無理だと考えず、飛び込んでみるのも悪くないと思います。